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いつものようにスルスルと。
川内有緒さんの書く文章はとても丁寧で軽やかだ。
楽しく読み進み、そして大きく共振してしまう言葉に出会える。
次も楽しみ。
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小屋なんて本当に作れるのか。
疑問を抱きながら6年間の記録を読んだ。
自分の無力さ、何も生み出すことができず、消費者としての生き方しかしらない。
私も何かを作るのは苦手なので、気持ちはよくわかる。小屋もそうだが服を縫ったり、棚を作ったり、野菜を作ったり出来る人はすごい。
小屋作りに携わった人たちも、それぞれ出来ることがあり上手く作業に活かせている。
皆での作業の様子が楽しそうで羨ましい。
一つの事を協力してやり遂げる体験は、なかなか機会がない。
私も何か小さなものでも作ってみたいと思った。
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●なぜ気になったか
現実的にはやらないが、家を自分でつくってみたい願望はある。自分でやらないなら他人の経験を仮想体験するのもひとつの方法。小屋つくりで何を考えたのか知りたい
●読了感想
想定した小屋作り技術でなく、家族や協力してくれた人たちとの関係を深く考えた内容で、そのほうが深みがあり楽しめた。共感する考えが多かったので、他の著作も読んでみようと決めた
#自由の丘に、小屋をつくる
#川内有緒
23/10/18出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
https://amzn.to/3Q2mf7v
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有緒さんからナナさんへ、小屋を通した壮大なラブレターだった。関わっているいろんな人たちや登場する人たち全てがキラキラしていて素敵で、大人ってこんなに楽しいんだなって思わせてくれるような一冊。
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川内有緒さんの最新刊。「目の見えない白鳥さんと…」で読み始めた著者だが、「パリの国連で夢を食う」の時からの時代をつなぐ内容。「空を行く巨人」も大好きです。なんだろう、読み物としておもしろいというよりも、川内有緒さんの、すごーく興味深い生き方を知ることができる本。コロナの時代はみんな、ほんとに大変だった。自由ってなんだろう?
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40歳を過ぎて出産した作家が、娘のために小屋を建てよう、
と決意し、友人らの協力を得ながら、6年の月日をかけて、
完成、とはいわないまでも普通に住める小屋をつくりあげた、
というお話。
さてこの著者、誰だろう、結構投稿しては賞をもらっている、
と思いながら読み進めたら、なんだ、先日読んだ
「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」を書いた人だった。読みやすい文章。
フリーで活動している年下の夫と山梨の土地を見つけ、
そこに基礎から始まって徐々にツーバイフォーの小屋ができていく
様子が描かれている。
と同時に、生まれたばかりのお子さんが保育所に行き、
小学生になるまでの成長記録も。
悪い人が一人も出てこない、ほのぼのしたドキュメンタリーになっている。
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小屋づくりを中心に、家族や子育て、自分自身について多くのことを感じ、学ばれた筆者の経験がわかりやすく書かれていた。
自分で自分の住居や生活をつくることで、たくましく地に足をつけて生きることができるんだろうなと思った。
そのようなことを思い立ち、実行されていることに羨ましさも感じた。自分もいつか挑戦してみたい。
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本書は、経済的に余裕のある人が小屋づくりに挑戦した単なる趣味的なDIYエッセイではなく、困難な時代を生き抜く力があふれる6年間の軌跡です。
不器用な著者が、なぜ小屋造りへと突き動かされたのか? そのきっかけ、経緯、完成までが詳細に記録されています。
しかし本書の肝は、その小屋が出来上がっていく物理的な変化以上に、娘の成長の記録であり、周囲を巻き込んで一つ一つ困難をクリアし、行きつ戻りつしながら親も成長していく記録、まさに人生の縮図を著している点にあると思います。
シンプルに「娘に心の原風景を与えたい」という想いから、よくぞ頑張ったなと感心します。
これこそ「生きる力」ですね。変化の激しい今の時代に、生活をより豊かにしていくためにどうするかという課題へ、自ら考え、判断し、行動を起こして学んでいく‥、思い描く幸せの実現こそが、導き出した答なんですね。
ダンナさんとの関係性や娘さんへの接し方も素晴らしいですし、周囲に気心許せる仲間が多くいるのも魅力的で羨ましいです。
あやかりたいなと思いながら、一歩踏み出せない自分がいます。悲しい‥。
それでも、DIY(自分でやろう!Do It Yourself)をさらに進め、D(どうなっても) I(いいから) Y(やろう)という前向きな姿勢が、私たちに大きなヒントを与えてくれる一冊でした。
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それまで全く経験のない作者が、山梨にセルフビルドで小屋を建てた体験談。少しずつ建物が建っていく工程は楽しかったが、ノンフィクションなだけに気になったことが。
作者は素人なので、知り合いが建築を手伝ってくれるのだが、中にはプロもいて、実際は危険な仕事や重労働のほぼ全てを彼らが行なってくれている。相手はプロなんだから、これは対価をお支払いすべきなんじゃない?1日2日ではないのだ。
多分、そうやって手伝うよって言ってくれる人がいるのが人脈で、私が言ってる事は人脈がない人間の僻みだと言われるのかもしれない。
人それぞれだと思いつつも、私にとって読後感はいまいちだった。
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著者の子どものために小屋を作る過程を描いたノンフィクション。想像力を働かせるためなのか、最後どんな小屋ができたのか写真がなかったのが小屋好きとしては少し残念でした。
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ある日思い立って小屋を作る。
いざ始まってみれば、予期せぬことばかり。
想像してたよりかなり大変。ちゃんとやらなきゃいけない事がたくさんある。
自分の店を作った時にも思ったが、DIYは想像以上に人を成長させる。
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自分の家族を追ったノンフィクション。
行き当たりばったりな暮らしをしてきた著者が我が子の未来に何をしてあげたいかと考えた結果、小屋を作る事に。この発想も自分の不器用さや計画性の無さとかを笑って肯定するのも川内さんらしい。彼女を取り巻く人々の協力や温かさがとても良く描けてた。
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『自由の丘に、小屋をつくる』。ノンフィクション作家が山梨県塩山の山麓(おそらく大菩薩の麓)の土地で小屋づくりに励むドキュメンタリー。著者は特にDIYが得意というわけではなく、逆に苦手な分野。「ひとつ何かが作れるようになるたびに、自由になれるように感じた。己の力で何かを変えることができる。その実感の先に広がるのは、新しい風景だった」。小屋をつくる苦難を乗り越えた者しか実感できない言葉である。田舎に小屋が欲しいとは思っているが、さすがに一から自分でつくってしまうとは、天晴である。
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生まれたばかりの子のために自分たちだけで小屋を作ろうと思い立つ。究極のDIY。4年かけて完成するまで、多くの友の助けを借りる。小屋の建築の進捗と子供の成長。クライマックスに向けて積み上がる感動。
ただ小屋を作るだけの話ではあるが、試行錯誤の繰り返し、困った時に助けてくれる友人たち。笑いつつ涙のペーソスに富んだ作品。
ジブリの「熱風」の不定期連載だったとか。確かあの落合博満の映画エッセイもこの社内報の連載だったかと。そっちのクオリティの高さも非常に気になる。