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今から遥か先のお話。
地球が住める環境じゃなくなって、月などに移住した時代。
ネコビト、イヌビトなど色んな種族がいてファンタジー要素があり面白かったです。
クリスマスにちなんだ昔のお話が収録されています。
どれも暖かく、ほんわかするお話でした。
特に魔法の船が好きです。
ただ、主人公の話とお話のバランスが個人的に良くなくて…どっちか重点的に置けば読みやすいのになと思いました。
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地球が住めなくなり、人々が月や太陽系その他の惑星に住むようになり、犬や猫も人のように進化し、イヌビト、ネコビトとなった未来で、本を作るため、太陽系に散らばる暖かなクリスマス話を集めていく。
一人の少女を守った異星人と、犬猫の話。
トランクに宿った劇作家の幽霊と、築き上げた劇場宇宙船の話。人類がいなくなった地球で、人々の帰還を待つ、カーネルサンダース人形とロボットの話。
戦争中の焼夷弾からこっそり街を守り、息絶えた異星人。
皆が極限の中で祈り、幸せになる、あたたかな話がたくさん。
心が暖かくなる。
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「守護天使」
新たな人類たち。
核を持つ国同士が本気でやりあってしまったら、こんな風に普通が変わっていくのかもしれないよな。
「☆守護天使」
神様が見守って。
どれだけ幼い子であったとしても、死が傍にある暮らしであるのなら残酷であろうが教えるべきだろ。
「虹色の翼」
特別な種族たち。
必要なものを願って行動していったからこそ、不必要だと判断された部分は衰えてしまったのだろう。
「☆魔法の船」
目が覚めた時代。
不運だったとしか言えない出来事ではあったが、それと強い想いがあったからこそ今があるのかもな。
「White Christmas」
数少ない人類は。
元より種族が違うと分かっていたとしても、大切な家族と違う部分があるとなると寂しかったのだろ。
「☆White Christmas」
少しずつ衰弱し。
あれだけの怪我を負った状態で、むしろ今まで休み休みだとしても動き続けていたことが凄いだろう。
「星から来た魔女」
宇宙に住む生命。
祖先である人間が終わらせた場所とはいえ、それが美しかった時代の話なんて昔話のようだったろう。
「☆ある魔女の物語」
友人たちを護り。
薄々と自分の限界には気付いていただろうが、それを超えたとしても助けた命が沢山あったのだろう。
「さやかに星はきらめき」
出版された本は。
原稿の段階から評価をしてもらえた作品であったのならば、少し多めに刷っておいても良かっただろ。
「☆幽霊船」
一人助かった命。
嘘か本当か分からない物語だとしても、それだけ思い入れのある仲間たちだから忘れずに語るのだろ。
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遠い未来、地球に人が住めなくなってしまってしまい、人々は月や宇宙ステーションに移住する。
そこは人類だけではなく、ネコビトやイヌビト、トリビトなど、多種多様な人種が暮らしていた。そこで紡がれる、全ての人たちに贈る物語は…
優しい美しい話だとは思うが、設定が、説明が多いわりに頭に入ってきづく、また説明が多い分、物語の世界にものめり込みづらい。
雰囲気は伝わるのだが、結局何が言いたかったのかなぁ…という消化不良感が残った。
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地球での人類滅亡後、宇宙に逃避。月でクリスマスらしいファンタジーを集める出版人。心温まる作品群である。