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プロンプト作成の5つのコツ
①文脈や前提条件を与える
(対象は誰でなど)
②回答の品質を指定する
(興味を持つよう、小学生にわかりやすく、説明してなど)
③ ChatGPTに役割や立場を与える。
(あなたはプロの編集者です。以下の文章をブラッシュアップしてなど)
④定型文を使用する
⑤英語で質問する
・教材作成や授業計画作成もできる。
授業計画に制約条件を入れる
小学校何年生、教科、授業時間、最後の5分でまとめと振り返りを行うなど
授業のテーマもプロンプトに入れる)
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1 教師のためのChatGPT入門はじめの一歩
2 教師のためのChatGPT入門使い方ガイド編
3 教師のためのChatGPT入門授業づくり活用・働き方改革編
4 教師のためのChatGPT入門AI×教育の未来編
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ChatGPTを全く使ったことがなくても分かります。
入門書として、おさえておきたい基礎知識から授業づくり、日常業務への活用法まで、とても分かりやすいです。
参考になります。
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教育・ICTコンサルタントの著者が、Chat GPTを全く使ったことがない教員に向けて、Chat GPTの使い方(Chat GPTとは何か、登録手順)から、実際の使い方(プロンプト作成の方法、注意点)、使い方の例(教案作成、問題作成、ルーブリック作成、スピーチ原稿の作成、学習ツールとしての使い方)を述べたもの。
はじめはおれもChat GPTを使うとか毛嫌いしていた。友人の教員が「今回試験問題をChat GPTに作らせてみた」とか、試験問題くらい自分で作れよ、とか内心思っていたが、実際ちょっとした英文の添削とか、アイデア出しとかやらせてみたら便利だし面白いし、それなりに使えると思うこともある上に、プロンプトを色々工夫することでどんな結果が出てくるのか、とかやってみる楽しかったりするので、やっぱり食わず嫌いは良くない、と思った。
ただ使う以上は、何となく習うより慣れろで使える、ということにならないよう、注意すべき点はたくさんある訳なので、一通りの基礎知識や基本的な使い方の例、可能性を知ることは必要だと思って、読んでみた。
いくつか基本的なこととしては、「Chat GPTの5つの弱点」(pp.52-3)にまとめてあるが、これくらいは使う人はみんな知っておくべき内容だと思った。数学が苦手、っていうのが意外。あとは何回かこの本で出てくる “Garbage in, Garbage out” というのも、分かりやすい。適当な質問を入れたら適当な答えしか返って来ない、という、Chat GPTを使いこなすだけの基本的なスキルや知性みたいなものが求められるということが分かった。「優秀な秘書」(p.53)として使う、というのは分かりやすいと思う。実際の使い方としては、「深津式プロンプト」が役に立つ。というかこんなの知らなければ自分ではこんなプロンプト考えられないと思うので、これをいつでも使えるように、テンプレートを用意しておくと良さそう。
ただ実際の使用例として、例えば「スピーチ原稿作成の例」では高2の保護者へ、「文理選択で不安を感じている保護者に対して話す内容」なんかが回答例で挙がっていたり、「保護者対応相談、生徒対応相談の例」では例えば「ペーパーテストで点が取れないと進級できない生徒への対応例」があるが、何とも味気ない、というかはっきり言って内容がない回答が生成されているのが分かる。まるでドラマの学校のシーンに使われるBGMみたいな、当たり障りのないことがツラツラ回答されて、おれが保護者か同僚の教員だったらこんなスピーチをする教員に対しては不信感しか持てない。あるいは形式だけの書類作成で使えそうな内容。最近、「体育祭の様子を英字新聞の記事みたいにして作れ」っていう課題を生徒に出したら、「生徒はみんな興奮していて、たとえ負けてもお互いの功績を讃えあっていました、充実した1日でした」みたいな内容を延々と記事にした生徒がいて、「こういうChat GPTで書けるようなことを人間が書くな」って言った気がする。まさに、最大公約数的なそれっぽいけど何も伝えてないし、書き手も読み手も何の感情の変化ももたらさない、みたいな回答が出てきてしまうのが難点だと思う。もちろんこれもプロンプトによっていくらでも変わってくるのだろうけど、問題は使用者がこの難点に気付かない、けど一応見た目の形��けはできているからこれで良しということにしてしまう(優良可で行けば可、不可じゃないからいいや、みたいな)ということにならないよう、結局は使用者が頭と感性を動かさない限り、それこそGarbageが生成される、ということだと思った。この点を活かして、例えば「人工知能が書いた作文を探せ」(p.127)とか「人工知能の作文コンテスト」、「人工知能の嘘を見つける授業」(pp.128-9)、で使用者がしっかりしないとダメだということを教える授業は必要だと思い、英語の授業で活かせないかなあと考えた。最後に付録として、「各大学の生成系AIに対する見解・対応についてのリンク集」というのがあって、参考になりそう。ただ、この本にも書いてあるが、日々アップデートされる世界なので、いったんこの本で知識を身につけても、またアップデートしていかないといけない(それに対応するための「サポートページ」もちゃんとこの本には用意されているのだけれど)、というのは忙しい教員にとっては、正直こういうIT系好きな人でもなければ辛いところだなあと思った。(24/02)