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「つくづくわたしの人生は、行ったり来たり交差をしたりしながらも、どの線を選んでも全部当たりのあみだくじだと思う」
自分の人生こう思えるのすげー、こうなれるように生きたい
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岩手出身なので、同郷の作家さんというだけで、くどうれいんさんはずっと気になる存在だった。
いつか作品を読もうと思っていて、なかなかタイミングを逃していたのだけれど、書店で文庫になった「うたうおばけ」を発見して、今がその時!!とばかりに手に取った。
初めて触れるれいんさんの文章は、何だか生々しくて、ちょっとドキドキするところもあったけれど、毒っ気やユーモアに溢れていて、するするっと読んでしまった。
自分が子どもの頃から知っている場所が出てくるのも何だかやっぱり面白い。
一番好きだったのは、あとがきがの一文。
「でも、気がつかないだけで、わざわざ額に入れて飾ろうとしないだけで、どんな人の周りにもたくさんのシーンはあるのだと思います。」
あっけなくぽろぽろ取りこぼしてしまうような日常の、奇跡みたいなシーンの数々が、この本には詰まっていた。
おいしいものが食べたくなる一冊でもあった。
(久々に吉浜食堂に行きたいなぁ)
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著者をとりまくリアルな人間模様が描かれていて、それぞれの表情や温度や声色まで感じられるようで
叙情的でとにかく言葉の一つひとつが愛おしかった
笑えたし(本当に声に出して笑った)、泣けたし、
心臓がギュッとなった
きっと多くの人がくだらないと思ってしまうような出来事も
こんなにも愛おしいものに変換できる
著者の人となりが分かるようなエッセイだった
何冊も持ち歩いて会う人に配りたいくらいにだいすきな作品
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私は絶望してしまった。
教え子が薦めてくれた「桃を煮るひと」でくどうさんの言葉に出会った。すぐに「虎のたましい人魚の涙」「わたしを空腹にしないほうがいい」を自分で買って読んで、とうとう「うたうおばけ」。くどうさんのエッセイ集を読み終わってしまった。どれもとても好き。次のエッセイ集がまだないのが悲しい。
小説は、一夜漬けや、数日でわーっと書き切ることがもしかしたらできるのかもしれない。でも、エッセイは毎日を味わうことなしには生まれないのだ。私は、待つしかできない。
もし、文庫版か単行本か悩むのなら、(私は比べていないからずるいんだけど)文庫版を薦めたい。なぜなら、文庫版のあとがきがとてもいい。
次のエッセイ集を待つあいだに、くどうさんを見習って、私は私の毎日を豊かに見つめ、切り取りたいと思う。
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ほっこりする楽しいエッセイでしたが、個人的には実話だとしても創作として発表してほしかった感じがします。掲載は許可してくれたとしてもここに書かれているお友達や彼や元彼は筆者の方との付き合いを今後どう考えるんだろうと思うとハラハラしますし…「ミドリ」関係の文章は誰かの匿名おのろけブログを読んでいるような共感性羞恥がちょっとつらいです。
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本棚に置いておきたい1冊になりました。
弟「あ!甘えびの、甘抜きひとつ!」エリマキトカゲ→勇ましく駆け抜けていくかんじが友人にそっくりです。「送ってくれんのさあ、馬とかなら、乗りたいけどね」ビニニもブヌヌもボノノも、たしかにバナナよりバナナなのだった。(笑)→蟹の裏側の顔文字だと思えばよくない?ふきちゃん「野生の売り上げ目標ですよ」。「本を読んでる人」でいることで、文庫本はわたしの盾となってくれた。
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くどうれいんさんの魅力がつまった一冊。
私も何気ない日常を楽しく、おかしく描ける人になりたいと思った。
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エッセイが好きじゃないってことをこの本で学んだ!すごく高評価で楽しみにしていたけど、これは、私の問題。途中まで頑張ったけど、ダメだった。
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なんだろう、なんでかあまり好きじゃなかった。
くどうれいんさんは自分のことを「へんな人」だと思っており、「普通な人」を少しバカにするというか、わたしは普通じゃないので…と言いたいのを文章から感じた。
別に「へんな人」であってくれていいのだけど(そのような人の方がエッセイ読んでて面白い)、自分で自分のことを「へんな人」と言って「普通の人」をちょっと下げるように書かれているのは嫌な感じがした。(人工天然女が自分のことを天然だからぁと言うのと似た匂いを感じた)
良い意味でも悪い意味でも最近の若い人だなぁって感じだった!
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ハードカバーで売ってた時からめちゃくちゃ気になってた本!
すっと自然に入ってきて、心がほわほわとあたたかくなる言葉たち。
私の何気ない日常も、表現次第で特別な1日になるのかも。言葉って、表現っていいな。と、より一層言葉や表現に憧れが募ります。
疲れた1日の終わりに優しく寄り添ってくれる、少しずつ大切に読んでいきたい、そんな本でした。
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書店で著書をいくつか見かけていたけど、初めて手に取ったくどうれいん。
魅力的なお友だちに囲まれていてこの人はなんて幸せなんだろう、と思うけど、きっとそうじゃない。
お友だちの魅力的なところを見つけるのがとんでもなく上手いから、幸せな人間関係を築けるのだよね。ひい、とか言いたくなっちゃう。
人と人を繋げるのも天性のものがあるんだろうな。素敵なエッセイ。
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くどうれいんさんの周りには素敵な人がたくさん
読んでいて微笑ましい
日々の辛い出来事も人との繋がりで
柔らかな風にのって飛んでいきそう
言葉選びもとても素敵
昔大学で短歌の制作を選択
短歌を始めると何でもない風景に足を止める
と先生がおっしゃっていた
くどうれいんさんの日々の豊かさを感じた
言葉の選択を少しかえただけで
私達は楽しく豊かに過ごせるのかもしれない
表紙のイラストにもほっこり
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図書館で借りて読んだが、購入して手元に置いておきたい一冊になった。無限に思えたあの自由な学生時代が懐かしくなった。
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個性豊かな登場人物たちとれいんさんの言葉によって過ぎていく日々がドラマに変わる。雪を美味しいと食べていた少女はいないけど、いたずらな気持ちは今も変わらないのだ。れいんさんの他の作品も読みたいな。
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体に、浸透する。
今目の前にいて一緒に過ごしてる人、過去一緒に隣で過ごしてた人とのシーンを大切にするのはやっぱり1番健やかで気持ちが良いなと改めて思った。
声が大きい人が目立つ、みたいに、
ネットで流れてくる人、割とネガティブな景色がこの世界に多くなっているような気がする時が多々あるけど、そういう情報ではなく自分の周りに起こった現実や会話の積み重ねを記憶して感じて暮らしていきたいと思う。