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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
箱根駅伝が始まるので、テンション上げていこうと思って読み舞いs多。今からとっても楽しみになってきました。
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待ちに待った箱根駅伝。直前に衝動買いした1冊。以前にも原さんの本は読んだが、この方、目立つのでいろいろと言われやすいけど、陸上界の古い体質を変えて、もっとメジャースポーツにしたいという主張は一貫している。もう体育会的な組織が幅を利かす時代は終わった。2024年もどんどん発言していただきたい。もちろん、箱根駅伝も頑張ってください!
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箱根駅伝第100回記念大会前に読みました。原さんは目立ちたがり屋の方と思い込んで、読み進めましたが、それは表向きのことで、優勝に導くには何をどうしなければならないのか、よく熟知された方ということがよくわかりました。問題提起もされていますし。
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初めて原さんの本を読んだ。なんか福岡の高島市長を思い出すなと、共通するのはセンスある想像と破壊だと思う。
マネジメント力についてはもうお墨付きだし、この本で述べられている陸上競技への改革案はすごくワクワクさせられるし、全て実行できる環境になったらいいなと思う。
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第100回箱根駅伝も優勝の青学の原監督。大会直前に出版された一冊。原メソッドほか箱根駅伝、陸上界への提言など監督の熱い思いが伝わってくる。
さすがにあれだけ実績を残す方の本だけあって説得力がある。大学の陸上は教育の場という前提からの話。関東学連の密室的な体質の指摘や、日大アメフト部に対する私見など実に面白い。
痛快な内容だけに、青学が勝つことで切歯扼腕する人も多いことだろう。
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今年正月の箱根駅伝で優勝したことで書いた本だと思っていたが、発売は11月になっていて、駅伝大会前によくこんな本を書いたと思う。説得力がありすぎ。
あの駒沢に勝っての優勝だから価値があるし、この本も重みが違ってくる。
原監督でも陸連の幹部に対する不満が山のようにあるなんて、思ってもいなかった。
いい本だった。
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今や押しも押されぬ、箱根駅伝の常勝軍団、青山学院大学の原監督による著書。過去9年で6度の優勝は他を寄せ付けない。いわゆる体育会系の旧い指導者とは一線を画する今を代表する指導者だろう。
原監督曰く、彼の仕事は選手をスタートさせるところまでだという。走り出してからは監督が出来る采配はほぼ無いのが駅伝。そうすると大事なのは、どの選手をどの区間で走らせるかという起用、更にはそこに至るまでの選手の能力や個性の把握が最も重要な要素になるという。それらは、記録だけではなく、個々の選手の練習のプロセスや取り組む姿勢、普段の生活など細部に対して観察する。
箱根駅伝は年間で最大のイベントであり、1月2日のスタートに向けて全てが逆算されて準備されるという。その際に大事なのが、選手のコンディションを大会に合わせてピークに持って行くピーキングという考えである。
試合になると監督が出来る事は、伴走車からの声掛けくらいしか無いというが、これも原監督ならではのアイディアが詰まっている。最初はゆっくりとしたトーンで話しかけながら、後半になるにつれてハッピーホルモンを出させる言葉をリズムよく短く投げかけるという。実際に中継でみていても、他校の監督が体育会系の厳しい言い回しをする横で、寄り添う兄貴のような声掛けを聞いた事がある。ハッピーホルモンという言葉もまた彼らしい。調子が悪い選手にはプライドを取り戻させる言葉を掛けるなど、らしさにあふれている。
本書の後半には、陸上界を取り巻く課題について語られている。多くは関東学連や日本陸連などの組織の話で、関係者や幹部の保身からくる旧態依然とした体質、改革への無関心など、日本の多くの組織が抱える問題点が指摘されている。学生本位のイベント運営や、収益の分配など様々な提言をしているというが全く聞き入れられないという。これほどの実績を上げている原監督でさえも変えられない組織。相手は既得権を身にまとったような大人たちである、しかも箱根駅伝は天下のナベツネ率いる読売新聞が仕切っているイベント。たかが監督風情の小者がギャーギャー喚いている程度の認識しかされていないであろう。原監督もこうした組織で上手く泳いでいくタイプではない。
書中では他校である日大問題にも苦言を呈している。言っている事は尤もである事ばかりで読者としては共感しかないが、ある意味他校の問題に具体名を出してクビを突っ込んだりするやり方は日本の社会では完全に嫌われるスタイル。同じく、箱根駅伝の全国化についても持論を語っているが、その中で例えば自分が同志社大学の陸上部の監督だったらという切り口で話をしている。これも同じく、他校の話を具体名を出して言っており、ある意味相手に失礼でさえある。日本では根回しなしに行えば反発もある、全く好まれないアプローチである。監督本人は建設的な意見をいっているつもりだと思うしその通りだと思う。一方で相手は批判されていると捉え、遺恨も生じる。体制を批判している分にはまだ大丈夫だろうが、書中でも触れられていた、今や国民的行事となった箱根駅伝の収益分配の再考に対する提言について、既得権益を犯すような事態が起こった、場合、社会を牛耳る人達が黙っていないだろう。日本は出る杭は打たれる社会である。やるすぎると必ずはしごを外され、社会的に抹殺される。いつか原さんが、そうならないか心配である。これだけの才能を持った人であり、これからの日本に必要なリーダーなのだから、大事にしてほしいと思う。
また、本書で初めて知ったのだが、監督は過去に関東学生霊合の選抜チームを率いた事があったという。寄せ集めのチームで、いつも成績が振るわないが、その時は過去最高の4位となっている。このチームの最大の弱点である一体感を作るために合宿もして連絡網を作ったり、選手同士の話し合いの機会を作ったりと工夫をしたという。本気で取り組めば結果を出せるのである。
マインドリセット。指導した学生達はやがて社会に出ていくが、サラリーマになって苦労する学生もいる。そこで必要なのがマインド・リセットだという。直近で読んだ成田修造氏の本にアンラーニングとあったが、むしろこの言葉の方がより直感的に理解できるかもしれない。
そして原監督といえば、毎年の箱根駅伝で話題になるキャッチフレーズ。初めて優勝した時のワクワク大作戦などのキャッチーなスローガンは学生達をノセるためにやっているという。これまでの体育会系指導者は、全てを監視下に置き、学生たちを支配して自分の言うことを聞かせてきた。場合によっては暴力も使って服従させ、辛い練習を強いる事で強さを創り出していたが、原監督は明らかに違う。学生に寄り添い、学生を信頼し、学生自ら考えさせるリーダーである。侍ジャパンでWBCを制した栗山監督とも対談した話が書中にも触れられていたが、原監督は栗山監督をサーバント型リーダーだと評していた。二人のようなリーダーがこれからのン本を切り開いていくのだろう。
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