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<目次>
第1章 はじまり
第2章 M-1起動する
第3章 猛者たち
第4章 漫才、漫才、漫才
第5章 頂点へ
第6章 新たな挑戦
<内容>
今や漫才師の登竜門、M-1グランプリ。それを立ち上げた吉本のプロデューサーの内幕もの。20世紀最後の「漫才ブーム」が終焉し、新たなる漫才ムーブメントを起こすべく、2001年に立ち上がったM-1グランプリ。その立ち上げまでの苦労をまとめている。著者の熱さが伝わる本である。
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一気読み
Y氏のくだり、これ紳助さんにでもコメント聞かないと事実はわからないなと思ったらきちんと後書き
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衝撃的に面白かった。今では当たり前になっているM-1始動まですべての回顧録。忘れられてしまった漫才という文化を呼び起こすための政治・広報・営業活動、スポンサー探し、テレビ局への折衝など、事実は小説より奇なりという言葉では形容しきれないリアリティある物語が最高であった。最初から最後まで飽きさせない展開で、これ面白くないという人がいるんだろうか。名作!
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今となってはクリスマスのビッグイベントになっているM-1.その創設した方の話.
正直、今このタイミングでの出版は遅いがなぜ?と感じるが、個人的にはこのタイミングでなければ読んでいなかったので良かった.
お笑いが好きであるが、M-1を観たのが2020年と2023年のみ.他の年は観ていない.また、今となっては、お笑い賞レースとは以下があるほどになった(他にも小さいものが数多く存在する).
M-1グランプリ・キングオブコント・R-1グランプリ・ABCお笑いグランプリ・THE W・NHK上方漫才コンテスト・上方漫才大賞・THE SECOND ~漫才トーナメント~
これらの創設は、M-1の成功なくてい語れないと思う.その初陣を切った話のため、かなり面白く読めた.
全6章の構成であり、
・~第3章は参加する漫才師集め
・第4章~が審査員集めから予選以降
の話となっている.第3章までは、著者ならではの苦労話、雲をつかむような話が展開され、これこそが本邦初公開といえる誰もが知らなかった内容であり面白すぎた.そのため、第3章までは★5つだった.第4章以降は、開催はされるだろうな、という雰囲気が強くなり、また、なんとなく想像できる部分が増えていったため、★3つの評価とした.
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どこの業界も同じだが、新しいものを作るのは本当に骨が折れる仕事であることが身に染みる内容。筆者の意志強く、諦めない姿に感動を覚える。
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そうそう、たしかに漫才はあまり流行ってなかった!
それをこんなに復活させて…。
まさかこんなに大ヒットするとは思わなかったです。
それは初代チャンピオンの中川家だったり、これに関わった方々が着実に活躍していったからでしょうね。
そして、こんな大きな大会を半年で仕上げたことに驚きです。
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話が面白くてスイスイ読める。
M-1は吉本が作ったからどこかでは吉本優位なんだと思っていたが、生みの親の熱意から察するにそんなことはないんだと感じた。
今年のM-1も楽しみ。裏方さんもメンバーチェンジがあるようだが、熱意やM-1の成り立ちを知ったからこそ、いつも以上に楽しみだ。
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読了
めちゃくちゃ面白い
予選動画を見ながら、毎年楽しみにしてるM-1グランプリ
自分が物心ついた時には当たり前のようにあった番組だったから、まず漫才というコンテンツ自体に閑散期があったことを知らなかったし、そこから年末の風物詩を作り上げる谷さんと周りの方々の情熱と漫才への純度の高い愛が文章の節々から伝わってきて本当に読み応えがある作品だった
紳助さんのあとがきも良かったし、コントを強いられて歌を出したりアイドルのような偶像化を求められていた若手たちが実は漫才に対して熱いのも良かったなあ
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・M-1をやることになったきっかけ
・当時の漫才師たちの気持ち
・スポンサーが決まるまでの話
第1回(2001年)のM-1には
こんな芸人が出ていたとか。
第2回から始まった敗者復活戦は
当初反対意見が多かったとか。
M-1ファンにはたまらない本でした。
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面白かった。第一回からずっとリアルタイムで見ている大ファンの1人としては凄く良かった。
巻末に書かれていた10年に戻すって案は凄く賛成です。
俺は子供の頃からずっと変わらず漫才が好きだったけど確かにあの頃は漫才番組無かったなぁ。ってこの本を読んで思い出した。
谷さんが俺と同じ滋賀県民であることも嬉しかった。そして、多分湖東地区w親近感!!尊敬!
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ただ漫才、お笑いが好きな27歳男です。
でも、お恥ずかしながらこの本を読むまでM-1についてあまり知っておりませんでした。毎年M-1は食いつくようにリアルタイムで予選から追いかけ、情熱を注ぐ芸人さんたちの熱いお笑いへの魂に心打たれています。そんな気持ちを一番最初に形にして作り上げようとした谷良一という男のお話。最後の2001年の様子はAmazonプライムでも同時並行的に観ながら、ひとりで泣きそうになりました。
そうはいっても最終的にM-1はドラマであってはならず、ただひたすらに面白くて観客を笑わせるものでもあってほしいなとも一般人ながらに思います。12月24日(日)にまたお会いしましょう。
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まだ「漫才プロジェクト」という社内通称だったM-1を島田紳助のもとに持ち込み開催にこぎつけた吉本興業の元社員によるノンフィクション。紳助が帯とあとがきを提供している正真正銘の“本物”である。日本のお笑い史、いや芸能史に残すべき功績の舞台裏だけにめちゃくちゃ面白い。やはりこういう歴史はちゃんと残しておかなければ大きな損失だ。一部の匿名関係者(正確には関係者になり損ねた登場人物か)への恨み節もご愛嬌wフジのTHE MANZAI復活特番がコケたから朝日放送に話が行ったとか日テレ土屋Pの価値観とか、月並みだが歴史とは数奇なものである。松本人志が審査員を引き受けた瞬間のエピソードは鳥肌ものだし、「トップバッターは基準点」は著者が自ら審査員に説明したというのも貴重な証言。あと中川家とやすともがたまに話している「M-1出ないと言ってたのに」のエピソードが会社側の目線で語られており、でもほぼ齟齬が無いことに笑ってしまったw
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M-1誕生に至るまでのドキュメンタリー。M-1の前にも漫才のコンテストは数多あったが、なぜM-1がここまで成功できたか。1000万円の賞金だとか、その場で得点が開示されるガチンコさであるとか、幾つかの要素はあれど、やはり企画の中心にいた筆者の熱量が最大の要因だろう。それが確かな熱量を持って伝わってくる。プロジェクションマネジメントの事例としても良書だと思う。オススメ。
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塩野誠さんがビジネス書としてオススメしてたので興味を持ちました。中川家が好きなので中川家のことが触れられていると書評で読みすぐに買いました。
関西出身でもちろん子供の頃はテレビで漫才を見ていたし、大学のサークルで漫研といえばマンガ研究会ではなく漫才研究会だと当然のように思う学生生活を送りましたがM-1は見ていなかったです。礼二さんが審査員だったので今年はみました。ハマりました。
この本と同じぐらい熱くて感動しました。
良い本に出会えました。
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231214
p.66
金の力で漫才師の面をはたくんや!
名より実を取れ。
カラオケ大会同様にアマチュアを参加資格に含めることで認知度も同時に上げようとした。
1215
p.74- 松本裕嗣という元国会議員秘書
こまめに上司に報告する。上司は安心する。
p.82
サンパチマイクの由来
ソニーc-38
p.115
ドキュメンタリー作家とのやりとり
1221
読了。
あとがきがよかった。
p.283
漫才に正統派も邪道もないのだ。