0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いのは面白いです。
でもいつもの貫井さんほどの重厚感、衝撃はなかったかな。
どちらかというと本編よりゲーム内の謎解きの方が、
私的には興味深かったです笑
投稿元:
レビューを見る
2024.2.5読了。
期待値が高い作家だけに、少し厳しめの評価。
中盤以降の展開がやや肩透かしな印象でした。
投稿元:
レビューを見る
著者のイメージからかなり離れたミステリであった。
町田署で発見された焼死体は連続殺人の発端だったが、これがファンタジー系オンラインゲーム内の脇道イベントにおける殺人事件に見立ててある。で、このゲームの本筋のストーリーもイメージ出来るようになっているのだが、それかまぁまぁの長さで書かれているので、最近はゲームを全くやらなくなってしまった自分としては少々冗長に感じてしまう。
さて、事件は町田署の保田真萩と本庁捜査一課の南条がメインだが、このゲームをやり込み解決に導くキーマンが、真萩の同期で既に警視庁を退官し引きこもりゲームオタとなった瀧川となっている。
ゲームの世界に現実が引っ張られてしまうと…という警鐘かな。
投稿元:
レビューを見る
帯のあおり文句で期待値を上げすぎた感がある
ゲームとリンクした特殊設定は
面白いと思うけど、これを活かしきれている?
ちょっと弱い
速水のパートが
この物語全体にはあまり効いてない
太字は何か意味があったのだろうか
俺が気づいていない何かがある?
面白かったけど
ちょっと物足りなかったかな
投稿元:
レビューを見る
※
この先、然程遠くない未来に間違いなく
やってきそうな社会が絶妙に現実感がありました。
ストッパーがなくなった“正義の暴走“は、
人の視野を恐ろしいぐらいに狭くして
正と悪の境目を忘れさせてしまう。
警察小説と仮想空間ミステリーが
混じり合った物語でした。
投稿元:
レビューを見る
読みやすいのだが、話に重みがない。近未来の世界の話で現実とゲームの世界が時折場面変換されるが、その世界観に慣れるのに苦労する。
読後の余韻もあまりなく、暇つぶしになるかなという程度。
投稿元:
レビューを見る
VRゲームの世界で起こる殺人事件が現実の世界で起こる。
この設定は凄く面白い。ミステリもゲームも好きな私としてはこの設定だけで絶対読みたい!って思いました(っ ॑꒳ ॑c)
ファンタジー世界のオープンワールド。ある屋敷で起こる殺人事件を解決しなければならない。しかも本格ミステリで読者への挑戦状もある。
瀧川と共に推理するのが楽しかった
投稿元:
レビューを見る
Amazonの紹介より
貫井徳郎の新境地!
緻密にして大胆な仕掛け!
連続殺人の真相に驚愕する衝撃の傑作本格ミステリー!
業火に焼かれた骸、凶器なき刺殺体、密室殺人――
VRゲームの連続殺人を模して、犯人はなぜ殺人を繰り返すのか!?
東京都町田市郊外で発見された身許不明の焼死体。町田署の女刑事・保田真萩は、警視庁捜査一課の南条とコンビを組んで聞き込みを開始するが、事件解決に繋がる有力な手がかりを掴めずにいた。
そんな中、荒川区内で女性の変死体が発見される。その殺害状況が公表されるや、ネット上である噂が囁かれはじめた。〈町田と荒川の殺人は、人気VRゲーム《ドラゴンズ・グレイブ》の中で発生する連続殺人の見立てではないのか?〉一見、何の繋がりもないように思えた二つの事件だったが、やがてその噂を看過できなくなるような事態へと発展していく――。
VRツールが日常に浸透した〈すぐ先の未来〉を舞台に描く、怒濤のノンストップ・エンターテインメント!
貫井さんの作品というと、「大どんでん返し」や「暗い過去を背負った人の心理描写が素晴らしい」といった印象が強く残っていて、好きな作家さんの一人です。
ただ、今回はどんでん返しはあるのですが、比較的弱く、むしろVR内での殺人事件というミステリーの面白さが前面に出ていた印象でした。
交互に、現在起きている殺人事件とVR内で起きるRPGによる殺人事件が登場するのですが、最初はいかにして繋がれていくのか想像がつきませんでした。
紐解いていくと、VRで起きたことが現在と同様な手口で起きるという何とも摩訶不思議な展開に度肝を抜きました。
今までにない発想でしたので、どう解決していくのか興味津々でした。
それだけでなく、貫井さんの得意技といいましょうか、「暗い過去を持った人達の心理描写」も読み応えがありました。
過去に起きた冤罪事件を機に警察官を辞めた登場人物。
その描写は、もう胸が痛いばかりで、なんでこうなってしまったんだろうと思うばかりでした。
ゲーム漬けになっていた人が、殺人事件を機に警察に協力することになります。
VRと現在、2つが上手く絡んでいくのですが、解決編では、ちょっと強引かなと思う場面がありました。
膨大な情報量の中で、これ!と思うアカウントが、結局正解へと導くことに「嘘っ!」と驚いてしまいました。
捜査を進めるうち、どんでん返しで、この人が犯人ということで、驚きはありましたが、そんなに衝撃的ではないなと思いました。
個人的に、あれだけ辞めた警察官の過去が丁寧に描かれていたので、その背景も上手く絡むのかなと期待していたのですが、特になかったので、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
また、ネットにおける問題にも切り込んでいて、発信することの恐ろしさを感じました。誹謗中傷やそれによって起きる影響など、今に通じる要素もあって、発信することがいかに重要なことか考えさせられました。
今までの貫井作品から思うと、斬新さと面白さが際立って、大どんでん返しを期待していた自分にとっては、ちょっと物���りなさがありました。
投稿元:
レビューを見る
VRが主流の世の中になりスマホも廃れている近未来の日本のお話。VRゲーム中の殺人事件の見立てと思われる連続殺人事件が発生する。VRゲームと並行して捜査していく感じは映像で見たらエンタメ感良さげ。なぜゲームの見立てにしたのか、なるほどと思った。ただ最後けっこう説明でいろいろ疑問を回収していった感じ。
投稿元:
レビューを見る
設定も面白いし キャラクターのまだ語られていない背景がありそうで シリーズ化もアリかな
ゲーム中の様子なんて 映像化したら映えそうだし
今作だけで 完結しちゃうのはもったいないかも
投稿元:
レビューを見る
スマホからVRに覇権が移った近未来(本当にそうなるかは眉唾だが)を舞台にした貫井氏としては新境地の作品。ゲームと実際の事件がシンクロするところは面白いが、動機が稚拙過ぎて少し残念。ただ貫井氏の表現世界は健在で、人物描写は流石。望んでいるレベルが高いのでそこまで傑作というほどでもないが、水準は大きく超える楽しめる一冊。
投稿元:
レビューを見る
スマホも過去の物となり、VRが主流となった世界の話。
VRゲームが軸になるのでゲーム好きな人ははまるかも?
南条さんが何ともいえない味を出していてよかった。
投稿元:
レビューを見る
近未来の警察ミステリー小説。
スマホから眼鏡型ゴーグルにネット機器主流が変わっている時代設定は面白いが、眼鏡型ゴーグルが洗練され切っていないので、本当に使い勝手がいいのかよくわからなかったです。
登場人物として警察を退職した瀧川はいいキャラだと思いますし、同期の真萩や警視庁の南条もいい味が出ています。
しかし、連続殺人の動機はともかく、ネットゲームに見立てた理由や犯人確定がちょっと強引な感じかと思いました。
やっぱり著者はエンタメ的ミステリーよりも犯罪者の心理に寄り添ったクライム小説や被害者の心情を描くような事件小説の方が骨太でよいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
このところ社会派作品が続いていた貫井徳郎さんだが、新刊は毛色が異なるらしい。帯にあるあらすじを読んで、少々不安になったことを告白しておこう。
時代は近未来。眼鏡型のVR端末が普及し、スマホは時代遅れ。ゲームにおけるVR技術も大きく進歩しており、中でも《ドラゴンズ・グレイブ》というゲームが人気を博していた。ある理由で警察官を辞め、VRの世界に耽溺する青年・瀧川。
一方の現実世界。東京都町田市の郊外で焼死体が発見される。町田署の女性刑事・真萩は、本庁捜査一課の南条と組んで捜査を開始する。手がかりがない中、やがて荒川区内で女性の変死体が発見されると、ネット上である噂が囁かれ始めた…。
その噂というのが、これらの事件は、《ドラゴンズ・グレイブ》の中で発生する連続殺人の見立てなのではないか? というもの。警察も最初は本気にしない。見立て殺人は本格ミステリのお約束の1つだが、新刊で見かける機会はなかなかない。
現実の事件と《ドラゴンズ・グレイブ》内の謎解きが並行して進む趣向だが、VRというのは目新しいネタではない。手練れの貫井さんがこれほどパズラーに徹した作品を出すとは。おいおい、残りページ数は少ないぞ。どうまとめるのだ?
ところがなるほど、これは素直にやられました。多くの場合、見立て殺人なんて趣向でしかない。では、合理性がある見立て殺人はあり得るのか? その1つの答えが本作にある。このコロンブスの卵的な意外性はどうだ。
《ドラゴンズ・グレイブ》内の連続殺人は、作中作としてもよくできているし、現実の事件に示唆を与える演出もうまい。これをきっかけに、ネトゲ廃人状態の瀧川は立ち直れるか。パズラーと言いつつ、社会的側面も見逃せない。
京極夏彦さんから、日本推理作家協会の代表理事を引き継いだ貫井さん。本作を読んで、多くの作家の中から選ばれる理由があるのだと納得した。
投稿元:
レビューを見る
仮想現実のゲームと現実の事件が交錯するような設定は面白かったが、RPG分からない人は難しいだろうし、帯の宣伝文句はハードル上げ過ぎかな