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ハーバー・ボッシュ法=空気からパンを作った男。
かつては硝石が貴重で、尿素から作った。なくなると戦争が終わった。ハーバー・ボッシュ法でアンモニアが作れるようになって、硝酸が簡単に作れるようになった。硝酸カリウムは、爆弾であり化学肥料になった。
ウラン235やプルトニウム239が原子爆弾の材料。プルトニウムは、ウランから作られた人工元素。
臨界量とは、自然爆発する量。
広島に落とされたリトルボーイは、ウラン235を使ったもの。長崎のファットマンはプルトニウム239を使ったもの。
ウランを小分けにしておいて、臨界量を超えれば勝手に爆発する。ファットマンは爆縮型で、核物質を球形に固めることで爆発する。
水爆は、核分裂の力で核融合を起こすもの。レーザーを使えば核分裂を起こさない=きれいな水爆と呼ばれる。
星内部では、核融合で、鉄まで作られる。それ以上の原子は、中性子星のあと超新星爆発によって中性子が鉄原子に降り注ぎ、大きな原子ができる。
原子核分裂は、中性子が原子核にぶつかる現象が連続して起きるもの。枝分かれ連鎖反応。これが自然に起きる量が臨界量。
半減期は年代測定に使われる。14Cは、半減期5730年で14Nに変化する。木材に入っていた14Cの濃度が、空気中濃度の半分だったら、切り倒されてから5730年以上たっていることになる。
地球は原子炉。地球の内部の温度が高いのは、原子核崩壊反応による。地表に現れたものがラドン=ラジウムの原子核崩壊(α崩壊)でできたもの。水に溶けやすい。ラジウムがα崩壊するとポロニウムになる。
ホルミシス効果=有害なモノも少量長期間用いれば有効になる。証明することは難しい。
原子核崩壊には、α崩壊、β崩壊、γ崩壊がある。ウラン系列、トリウム系列、アクチニウム系列、ネプツニウム系列などがある。ウランは最終的には、鉛になる。
現代の錬金術=水銀から軌道電子捕獲によって金をつくる可能性がある。大型商用原子炉で1リットルの水銀から10gの金がとれる。
原子番号93(ウラン)の原子は超ウラン元素で、自然界には存在しない。
自然界に存在する電気、雷は取り出せない。
原子力発電は、核分裂が定常反応を起こしている状態=枝分かれ連鎖反応をおこすと制御できない。制御棒で中性子を遮断してコントロールする。
天然のウランには、ウラン238とウラン235があり、99%以上がウラン238。核燃料にするには遠心分離機でウラン235を濃縮する必要がある。ウラン238は、プルトニウムに変化して高速増殖炉の燃料として使える。ウラン238は劣化ウランとも呼ばれる。密度が鉄の2倍以上あり、弾丸にすると威力がある。
制御材は中性子吸収ができるもの。ウラン235は低速中性子に反応しやすい。中性子を吸収するモノは重水か水=軽水。軽水炉の意味。
使用済み核燃料にはプルトニウム239が含まれている。原子核崩壊すると放射能がでる。中性子は水で遮断できるのでプールに保管する。
酸素分子とオゾン、黒鉛とダイヤモンドが同素体、中性子の数が違うため質量が違うのが同位体。
原子力発電に使う燃料は、ウラン235を4.5%程度に濃縮したモノ。それ以外はウラン238。燃やすと、ウラン238からプルトニウムが1%ほどできる。核分裂生成物が4.6%ほどできる=ストロンチウム、ルビジウム、ヨウ素131、セシウム137など。
原子核崩壊によって熱が出る=水で冷やし続ける理由。
プルトニウムを取り出す作業を再処理という。
使用済み核燃料の半減期は長いもので100億年以上。
そのほか、低レベル汚染物質がある。ドラム缶に埋めて六ヶ所村の地下埋蔵庫にある。高レベルのものは、ガラス固化体にして、六ヶ所村、東海村に一時保存されている。=トイレのない高級マンション。
プルトニウム濃度を4~6%に高めたものをMOX燃料という。高速増殖炉の燃料。現行の原子炉でも使える。これをプルサーマル計画という。
高温冷却水=7度程度高くなって海に戻される。
放射能は、α線やガンマ線(電磁波)。
セシウム、ヨウ素、ストロンチウムはβ崩壊を起こす。体内に蓄積しやすい元素。
放射性ヨウ素を防ぐのがヨウ素剤=あらかじめ甲状腺を普通のヨウ素で満たしておく。内部被曝を防ぐ。
スリーマイル島原発事故はミスが重なって起きた。2号機が事故をおこした。1号機は2019年まで運転、今後60年かけて廃炉する。
チェルノブイリ事故は、実験中に起こった。出力を下げると不安定になる。4号機が事故。周囲30キロは今でも立ち入り禁止。戦車が進行して土が掘り返され、放射線が上がっている。
ビキニ環礁の水爆で、第五福竜丸が被曝。
原子力船「むつ」は、おむすびを投げつけて中性子漏れが収まった。現在は原子炉を下ろし、海洋地球研究船みらいとして稼働。
東海村臨界事故。
もんじゅはナトリウム漏れ。
表面を除染しても、地中には残っている可能性がある。
原発の燃料は、ウラン235が数%の低濃縮ウラン。原爆には、70%以上の高濃縮ウランが必要。20%程度にすることが難しいが、それ以上は困難ではない。現在はプルトニウムのほうが簡単。
原子爆弾を作るのは、濃縮ウランやプルトニウムを手に入れることがネックになる。材料があれば簡単。
高速暴食路は燃料を燃やすとエネルギーが発生し、さらに燃料が作れるもの。高速の意味は、高速中性子の意味。燃料にならないウラン238からプルトニウム239ができる。冷却に水を使えない=中性子を低速にしてしまう。そこでナトリウムを使う。ロシア以外は実用化されていない。
トリウム原子炉も考案されている。
レアメタルとレアアース。
軽水炉から次世代原子炉(ナトリウム冷却炉、トリウム溶解塩炉)など
太陽の核融合は、4個の水素が4個のヘリウムになる。0.7%の質量がエネルギーに変わる。
水素爆弾は、重水素とトリチウムの核融合(DT反応)。
核融合炉あ、重水素と三重水素の核融合。三重水素は核融合で作る。
一億度の燃料になる。容器が問題で、時期封じ込め方式とレーザービーム閉じ込め方式が考案されている。