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隣の国なのに、僕は嫌悪感を持っている。日本をライバルにしすぎ。なんでも、金、最終的には金、お金だ。
朴大統領、ぼくぼく。暗殺された。光州事件。詩人の拘束。
この本が評判になっている。本屋で見かけて、買った。読みたい時が読む時。
出だしはとてもスムーズ。面白そうだ。
小説も、何も、本は何が、何かが書かれているだけで、読む人がどう捉えるか、だろう。こういうことですとは言えない。違うかもしれない。自分の理解を超えることはできない。満足しなくちゃ。人が面白いと言っても自分は違うかもしれないし、逆かもしれない。読む時、年齢、場所で、同じ本でも違うんだもん。
p35まで読んだ。
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この物語には、韓国の歴史的背景が盛り込まれているうえに、著者がモデル?と思われるような作家のいる現在と大仏ホテルを切り盛りする1950年代が行き来し、内容な未読の『嵐が丘』が関係するなど仕掛けが盛りだくさんだった。
これらの仕掛けには、ほとんど無知だったので、調べつつ読み進めたものの、物語と背景をつなぐ想像が追いつかず、最後まで楽しむことができなかった。登場人物の名前と関係性も何度か見失ったことも良くなかった。
楽しめた方の感想を参考を知りたい。
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実在したホテルを舞台にしたホラー系(?)。 韓国の作家を読むのは初めてで、しかも日本の戦争前の統治時代の設定なのが良かった。当時の韓国の様子や韓国人の日本や日本人への感情が出ていたのが興味深かった。引き込まれるほどの物語の強さはなかったなあ。
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当然と言えば当然なのだが、海外作品に触れる際には、ある程度その国の背景等を知っている方が作品への理解はより深まる。
その意味で私は彼の国について歴史を含め明るくない為、思いのほか物語に入っていけなかった。
またロシアのマトリョシカよろしく、メインの話に内包された別の物語にスポットが当たったかと思えば、更にそこに含まれる話に話題が移行するというギミックが施されており、そこに特段不自然さは感じないのだが、日本人からすると似たような名前の人たちが複数人現れ、各々時代も入れ替わるのでポスト高齢者の私にはいささか複雑な構造だった…。
という訳で、私個人の意見としては
韓国を含む大陸の歴史に疎く、記憶力にあまり自信のない高齢者以上の方には没入感は希薄となる為、お薦めしかねる作品かと思われる。
単にオカルトとして、ないしは韓国の作品に触れたいと思われる方には一読されても良い作品。