0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:餅太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この続きが一年後か。素晴らしい作品だからできればもっと早く続きが読みたいと思ってしまう。次回にも期待したい
投稿元:
レビューを見る
2023年最後の読了。天皇杯決勝後半、沖、一ノ瀬の幼少期をフラッシュバックさせながら、本気のサッカーの楽しさを描く。現実世界では中田英寿や小野伸二のパスを、当時のA代表は受けられず「キラーパス」にもなっていなかった。しかし、海外では彼らのパスを受ける天賦の才を持った競技者がいるのだ。本集は久しぶりにウンチクがなく、東クルが延長後半で同点に追いついて……というところで次集へ続くのだ。作者と権田選手との対談も興味深い。やはりGKは面白い!
投稿元:
レビューを見る
一ノ瀬迅、ミャーコらの過去に触れながら、いよいよ最終盤となってきた天皇杯決勝を描く18巻である。
延長後半、ビハインド(2-3)で焦る東クルを描いた今巻は全編を通して試合の内容を描いたもの。
蘊蓄多めのこの作品には珍しくストイックなほどサッカー漫画的であり、ゲーム展開も劇的に動いている。
一方で惜しいのが、場面場面の切り抜きが多く、サッカー全体の動きが見えづらい点だろうか。
打ち手でゲームが変化するような展開でもないため、ある意味でリアルな
「なんとなく時間が流れていく中で、驚くような瞬間が生まれてくる」
みたいな、リアルサッカーの呆気なさのようなものが見えなくもない。
興味深いのは巻末の権田選手との特別対談。
この作品らしくかなりマニアックな話題なども為されていて(キックのフォームを修正した話だとか)、今となっては懐かしいカタールW杯のプレイバック的な内容もサッカーファンへの訴求力が高い。
この対談なども加味しつつ、今巻は星四つ半相当と評価している。
おそらく次巻で天皇杯も終わりを迎えるだろうし、この作品としても終わりは近いのかもしれない。
どのような物語が紡がれるか、楽しみにしたい。