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間違いなく誰が読んでも楽しめるミステリー
読書するか迷っているかたは是非とも読んで欲しい
面白さは保証します
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ガチで勝ちに来てる。究極の頭脳戦。
高校一年生の射守矢真兎(いもりやまと)が頭脳戦で相手を制す!
6章で構成されていて、毎度行うゲームが違います。
倒した相手が次々と仲間になっていってポケモンみたい(したことないけど)。
登場人物の構成などもすごく良かったです。
アニメや漫画の実写版を観た気分。(全然観たことないけど)
高校生がギャンブルをするお話なので「賭ケグルイ」という映画に似ている様な。
実写版とかアニメならいいんだけど、
その類のものを小説で文字に起こすと大袈裟すぎる表現が多くてかなり苦手なんです。
登場人物の名前も複雑すぎてきつい。
しかも頭脳戦なのでめちゃくちゃ難しくて何言っとるか分からん。
深読みしちゃうタイプなのでストレス大きめでしたが、ストーリーの構成自体はとても上手だから読み進めてしまった(°_°)
この系統は本当に苦手ですが、
飽きずに読めたしギャンブルをするにしても高校生らしさもあって何もかもキレイにまとまってる感じ。
これは実写版を観てみたいです◎
というか、実写のほうが絶対に分かりやすいと思われる。
地雷グリコ、坊主衰弱、自由律ジャンケン、だるまさんがかぞえた、フォールーム・ポーカー
ゲーム名を聞いただけでは何がなんだかでしょ。。
ほんっとに頭が疲れた。単純な小説を読みにいってきます( ´Д`)y━・~~
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いやー面白かった。おもしろかったー。
誰もが今までにやったことあるような遊びを、よくぞ誰もやったことがないゲームにしてくれたなとワクワクする。そしてどれも面白い。瞬時に理解してどう進めたらいいかなんてもちろん浮かばないけれど、ゲームの状況や対戦の状況を読み進めるほどに驚きが待っている。主人公の射守矢真兎(いもりや まと)の戦略には両手を挙げて降参するしかない。頭脳戦や心理戦が好きな方は、前情報なしで読むのが一番楽しめると思います。
帯には「5つの勝負」が書かれているのでゲーム名だけ挙げてみる。元の遊びは想像できても、軽く想像を超えていく勝負内容が待ってます。
「地雷グリコ」
「坊主衰弱」
「自由律ジャンケン」
「だるまさんがかぞえた」
「フォールーム・ポーカー」
どれかひとつでも気になるゲーム名があったら一読してみるとハマり込むこと請け合い。全て読み終えてからカバーイラスト見ると良いイラストだなとも思う。《収穫祭》期待していいですよね?しかし塗辺は超優秀だな。
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都下の高校1年·鉱田は友人の真兎(まと)と奇妙なゲームに巻き込まれる。相手は生徒会のキレ者、ゲームは地雷グリコ…
有名なゲームにちょっとルールを加えただけ…に見える数々の頭脳戦に高校生達が挑む。青春頭脳ゲーム小説。ワクワクして脳が沸く!凄い1冊だ。
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初めての青崎有吾さん!
ポーカー、すり替えるの3枚である必要あったかな。1枚の方が手間もリスクもないような。Jは絶対なかったし。もしかしたらインパクトなのかな?まあバレなくてラッキーだった話のような。自分だったら何が仕掛けてあるかわかんないゲームだから普通に確認しちゃうや。
鉱田が落ちたのは努力不足だし竹宮が受かったのは努力のおかげじゃんね。素で勝負してんのに。竹宮いわく「油そ断出来んよ」って言ってるんだから元から竹宮の方が有力だったんじゃないかな。
そもそもこんなゲームで大金かけて勝って謝罪させるように真兎が戦いを望んだ理由もわからなくて。会う理由がほしかったってだけ?なら会った時点で勝負は必要ないような。普通に絵空に言ったら謝りそうだよね。そこらへんの話のロジックが全然腑に落ちなかった。
最後、校外への流出に対してすごく震え上がってた気がするのに別人になっちゃったの?笑
ただのグリコ勝負になったら勝ち確な意味もあまりわからなくて全然負ける可能性あるだろうし、ジャンケンも左右で違いつけるのは納得できないわってなったけど、坊主めくりは捨て札にしたらこっち向きになりそうだけどまあそうなのかなあと思い、何よりスカッとおもしろかったです。
だるまさん10000の必要性。49を読んで勝った方が強くない?4以内で負けてた可能性あるのがなんか脆弱。
来年のこのミス15位以内くらいには入るかも。
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星3.5くらい。青春✕ギャンブルエンタメ要素で楽しく読めました。登場人物のキャラも王道的な配置で好印象。各短編で扱われるゲームはそれぞれ一捻あって面白いが、縦軸に対するアンサーは、私がカタルシスを得るにはもう半歩でした。漫画の嘘喰い、賭ケグルイ等と同系統の面白さがあるので好きな人にはオススメ。
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鬼★5 愛嬌MAXの高校生が頭脳バトル、誰もが経験している遊びが超難解知的ゲームに! #地雷グリコ
■きっと読みたくなるレビュー
早くも来年度2024年度のミステリー注目作が出た、もはや年間トップレベル。
カイジやライアーゲームのような、既存にあるゲームを改良して勝負する頭脳バトルものです。誰しもが幼い頃にやったことがある遊びを基にしているところが興味深いですね~。でも勝負の内容や攻略は、想像していた以上に緻密でロジカルで、しかも公平公正なんです。
ほんとシンプルに面白い頭脳バトルで、どう攻略するかが気になる気になる。読書が止まらねぇよ。攻略法を見つけてみようなんて思う方は、細部の細部まで考慮しないと解明できませんので、覚悟して挑んでくださいね。
また例によって心情描写、セリフ回しが超絶カッコ良く、エグすぎレベちですよ。以下あまりにクールで、ぶっ倒れそうになったシーンの数々です。
・第一話:最後の心情描写
・第二話:最後の一行
・第三話:勝負が決まった瞬間のセリフ
・第四話:最後の物体描写
・第五話:勝負がついた後、主人公が敵に言ったセリフ。そしてラスト五行(奇麗!)
愛嬌MAXのキャラクターたちが可愛くて尊いんです。主人公はもちろん、敵キャラ、学園の仲間や審判など、行動やセリフひとつひとつが洗練されてる。とろけるほど彼女らに心奪われちゃって、読み始めてすぐに、いちごオレを買ってきちゃったくらい(読めばわかる)。
本作は青崎先生の強みが思いっきり出てる一冊です。まぁ控え目に言って「必読」ですので、ミステリー好きは秒で本屋に行きましょう。
■各短編ひとことレビュー
〇地雷グリコ【おすすめ】
おもろい…この発想力はエグイ。
子ども時代に誰しもやったことのある遊びなのに、改良ひとつでここまで奥が深くなるとは恐ろしすぎる。勝負の内容はもちろん、勝負で得られる権利もセンス抜群だし、後半からの展開はドギモを抜くし、一話目からもう100点満点です。
〇坊主衰弱
主人公の機転と狡猾具合が爆発、カッコ良すぎ。そして登場人物みんなの仲間意識が高くて、もう泣いちゃう。
〇自由律じゃんけん【鬼おすすめ】
正直、もうこれ今年の短編1位。凄い。
楽しみを奪っちゃうので何も語りたくないのですが少しだけ。勝負の経過による情報や、その他様々な手がかりが提示されているんですが、おそらくは真相は見抜けない。シンプルかつ巧妙で、真相はリアルに膝を打つほど納得性が高い。ミステリーファンが嗚咽して悦ぶ短編です。
※完全に惚れたイチ推しシーン
勝負が決まった瞬間に主人公が言い放つセリフは、同作者の短編『恋澤姉妹』の最後の一文レベルに強烈でした。
〇だるまさんがかぞえた【おすすめ】
わなわなわな…主人公の強さに打ち震えました。
私もキラー側でどうするのがベストか考えてみたのですが、自分の発想力ではまったく太刀打ちできませんでした。あと主人公が憎たらしいくらい可愛い。
〇フォールーム・ポーカー【超おすすめ】
ラストは強���ドエンタメ頭脳バトルですね。審判の塗辺くんの段取り力に惚れた、忘年会の幹事やって欲しい。勝負の内容も想像の斜め上を行く展開で、アゴが外れそうになりましたよ。
決着後からの会話、エピローグも大好きです。ぜひ皆さんに大切な何かを感じて欲しいエンディングでした。
■ぜっさん推しポイント
エンタメ度抜群の頭脳バトルが素晴らしいのですが、実は私が本書で一番推したいのはそこではありません。
彼女はなぜ戦っているのか、そして背景にある想いとは何か…
青崎先生は若い世代の絆を描くのが、すっごく上手なんです。そこには様々な関係性や熱い想いがあるのですが、読む作品ごとにアプローチも味わいも感動も違います。
派手な二人に挟まれて目立たない友人… 実は彼女が最も光りを放っている。張り詰めた緊張感の中、弱弱しさと素直さと安堵が見え隠れする… この距離感と胸のうちが素晴らしく絶妙で、あぁもう感嘆の声を上げるしかない。
人生は難しいゲームのようなものですが、きっと彼女たちならどんな困難な課題でも乗り越えられるに違いない。若者たちに明るい未来が見えたようで、優しい気持ちになれたのでした。
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なかなか面白かった
出てくるゲームはどれもなるほどと思う、良くできたもので、展開はハラハラする
なのに主人公はフワフワしていて、最終目的もこの年代らしいものとなっていた
何だかアンバランスな感じがまた年代特有感もあって好感が持てた。
映像化されると人気になるかもしれない
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頬白(ほおじろ)高校一年四組
射守矢真兎(いもりやまと)
この娘は凄い!この娘は負けない!
究極の頭脳戦を挑発、誘導、駆け引き、イカサマ、イカサマつぶしetc.
亜麻色のロングヘアーにみじかめのプリーツスカート。ぶかぶかのカーディガンはいまにも肩からずり落ちそう・・・
ちゃらんぽらん系?のいでたちも、もはや作戦ではないのか?
ゲーム名は、『地雷グリコ』『坊主衰弱』『だるまさんがかぞえた』『自由律ジャンケン』etc.ちょっぴり懐かしいゲームの改良版。
真兎は、クラスの為?かるた部の為?生徒会の為?飄々と戦う。
でも本当の目的は何なのか?
読み始めたら、終わらない、ノンストップムービーを見ているような気分で楽しく読み進める事が出来ました。
この物語の根底にあるものは、作家さんに人生は、ゲームとは違ってリセットは出来ない。だけど間違った事をしたら、素直に謝ってそこからやり直していこう!
償えないかもしれないけど、そこから再出発していこうよ!
って言われてる様な気がしました。
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これはめちゃくちゃ面白かったですね〜。
楽しく読む小説としてはトップクラスのクオリティかなと思います。
構成としては、1つ1つのゲームごとに章が分かれており、短編集のような形式で非常に読みやすくなっています。
各章全て、ゲームをして勝者を決めるという構造は同じなので、見ようによっては同じ展開が続くだけで退屈に感じる方もいると思いますが、私はその単純明快さが好きでした。
分かりやすい展開かつ分かりやすいルールのゲームであるからこそ、想像もしない方法で勝ち筋を見出す真兎にとてもワクワクします。
オススメです。
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あぁ
ついに読み終わってしまった!
もっと読んでたかったな!
お馴染みの遊びに特殊ルールを加えることでこんなにハラハラドキドキわくわくの頭脳心理バトルになるとは!
お気に入りは4話の戦略
やってみたいのは地雷グリコ
キャラも魅力的で面白かった!
続編希望!
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いやぁ、面白かった!これは完全に映像化確定ですね!
それにしても、もの凄く魅力的なヒロインが現れた。射守矢真兎。だらしがない風貌をした彼女はどんなゲームでも見事な方法で勝利してしまう。
真兎に用意されたゲームは全部で5つ。最後の6000万円を賭けた旧友との勝負は読んでいるこちらもヒリヒリとさせられた。
ゲームの面白さはもちろんのこと、最後には不覚にも涙が出てしまった。面白くて感動させるんだから本当にズルい。これから読む人は頭を空っぽしにてゲームを楽しんでください。
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一度はやったことのあるゲーム。グリコ、神経衰弱、じゃんけん、だるまさんがころんだ、ポーカー。それらに独自のルールを加えた心理戦。そのルールの面白さ、ゲーム中の駆け引きと勝敗がつく瞬間の驚きと高揚感。相手を読み、騙し、勝利へ向かっていくその過程がとても面白い。ゲームの面白さと登場人物たちのキャラクターも良いからよりそのゲームを楽しく感じられる。その場で一緒に参加しているような臨場感を感じられる一冊。2023年のベスト。
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グリコやポーカ、じゃんけんやだるまさんがころんだ等、定番のゲームに少しの追加ルールと、厳格な審判をおくことで、考えを絶するような知的なゲームに変貌する。頭が悪いので、何回も何回も読み直し、あ~なるほど、これはこういうことか、じゃあこれをこうするとこうなるのではとか真剣に考えてしまった。そうしたらルールと審判を欺くいかさままで入ってくるじゃありませんか。連作短編の形を取っているので読みやすく、こういうジャンルの小説あまり読んだことがなかったので新鮮でした。なんかこの後、続きそうなエピローグでした。
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子どもの頃に何度もやったグリコが、ルール一つでこんなにも熾烈で面白いゲームになるなんてびっくりしました。他にも、ジャンケンやだるまさんがころんだなども、特殊設定ルールを付け加え、既存のゲームを難しいゲームにグレードアップさせた作者の発想はすごいですね!
でも、難しすぎて、自分には絶対に無理なゲームだなと思いました。