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名古屋短期大学の大学祭で頒布されていた同人冊子が書籍化されたものという前提で見ればSNSで散見する指摘点は目を瞑れるんじゃないかなと思いつつ、辞典と銘打っている以上は気になるよなとも思ったり。辞典風とか、なんかもっと逃げ道のあるタイトルがあったのでは…
収集語彙の偏りは前述の理由で無視出来なくはないんだけど、用例がめっちゃXで見た覚えがある文章で、しかもかなり局地的な界隈でのみバズった内容そのままだったりしてコピペしてないか心配。
用例に関西弁が目立つのも少し気になった。
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10年後、20年後にどれぐらい変わったか比較するために買った。
こういう用語辞典はwikiの方が即時性があっていいのだが、wikiは「変化しやすい」(いちいち履歴を辿るのも骨が折れる)ので、各年代で比較することを考えると、このようにまとまった形になっているのはありがたい。
FEの「けだもの」の項を読んで「マリーシアとエーディンが出てこない! やり直し!」と思ったのは秘密。
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ネットニュースなどでも、そこそこ目にしたので、話題になっているのかな? 面白そうと手に取ってみた。
販売初日は近所の本屋には未着、翌々日の職場近くの新聞社の入るビル横の本屋にはちゃんと3冊入荷があった。でも、書店員さんも、どこの棚に置いたか右往左往。ひとりの店員さんが「あれ、私、辞書のところに置くつもりだったんですけど」と言えば、もうひとりが、「あ、こっちの棚に面陳しました」と、サブカルコーナーに案内してくれたり(笑)
内容としては、まぁお手軽?
というか、オタクも軽くなったもの、というのが第一印象。昔ながらの鉄ヲタやミリタリーヲタ、といった「界隈」の言葉はなく、基本、アイドル、アニメ、ゲームなどの昨今の、比較的、軽いノリ(当社比)のオタクの文化が語られている印象。
第1章の「オタク共通」の項も、いわゆる「推し活」にまつわる昨今の用語、用法の解説が大半という感じで、そもそも「推しごと」している人に、いわゆる当時(1990年代以前)の根暗なオタクほどの根深さや執念、アングラなイメージがないからか、その用語、用法も人口に膾炙されやすいというか、馴染みが悪くない気もする。
となると、それって、オタク用語か?というのもある。
まぁ、この辞書を引いて、オタク語を理解する機会もそうそうないと思うが、今、オタクも、これくらいの世間的認知度があるのだと、むしろオタク文化の表層化を見て取れるような気がした。
でも、そうなっちゃうと、もうそれって「オタク」じゃないよね、と昔を知る者としては思ってしまうのだけど・・・。
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現代のオタク用語について記してはいるけど、「辞典」と銘打つのは過分な本
元々は短大のゼミで作成した同人誌を学際で頒布したのがきっかけで
それが三省堂の目に止まり、辞典として出版するために加筆修正されたのが今作のようだ
出版の前情報の用語の意味や用例で批判が殺到
結果、ゼミの准教授が声明を出す事になる
必要以上に注目を集めてしまったのが原因ですね
まぁ、三省堂から辞典と名の付く書籍が出るわけなので、それなりの意味が生まれてしまうのも仕方がないかな
先生のみが名前を出して、学生はゼミ一同となっているのはよい形でしょうね
個人的な不満としては、辞典なのに網羅性がないところ
一応オタク共通の言葉も載っているけど、大部分がゲーム、しかも特定タイトルだったり、ジャニーズ(日本の男性アイドルとなっているけど、ほぼこれでしょ)、K-POPにページが割かれている
言葉の意味や用例にしても、間違ってはいないけど限定的な意味や使い方なので、物申したくなるなる人がいるのも納得
ゼミ生達の「好き」を詰め込んだ同人誌ならいいけど、三省堂から辞典として出版されるには色々と足りない
足りないのは配慮とかもですかね
今更ですけど、他に逃げ道はあったようにも思える
古のオタクであれば、「現代オタク用語辞典(仮)」とでもしたかもね
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面白い。オタク用語が無限に読める。ただもっと沢山項目が欲しい気もしたが、それをやるとエンドレスエイトになってしまう。
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現代の若者たちを理解する上で必読の書かも⁈電車などで耳に入ってくる「若者同士の会話」、何を言っているかわからない時あるしなぁ…。言葉は進化していくから、こちらもあきらめずに「若者文化」をお勉強しなくては。
『推し燃ゆ』を読んだ後、「自分にとって今まで『推し』を作ってこなかったなあ」と思ったけど、この「辞書」で「推し」を引くと、「応援する対象。その対象の夢や目標を達成するために、こちらも努力を惜しまず協力したいと思わせる人物。存在してくれるだけで今日も幸せと思わせるような、もはや崇拝対象に近い場合もある。」とあり、やっぱり「いなかったな」と納得。(これから現れるのか?)「壁になりたい」という心境も、今現在は理解できない…。「オタク文化」に敬意を持ちつつ、楽しく読ませていただいた。(声に出して笑った。)小出ゼミの方々、ありがとうございました。
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閉じられたオタク世界でしか語られない独自の日本語を収集し語句の意味を定めた画期的辞書です。「共通用語」は分かりみが深いのですが拙者の知らないジャンルはいみふですね。オタク世界に精通した人だけでなく辞書が好きな人はぜひ。
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内容がまんべんなさを求めたものではなく偏った状態のままになっているのと、説明がどうしても一面的なもののため作者グループの個人的な内容に感じた、辞典ではないと思う
後から編集できない媒体では扱うのが難しい内容だと感じた