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余韻が残る。すっとずっと残る作品。本当に欲しいものは素直になって、手放さないと手に入らないのかもしれない。
自分の立ち位置、自分の人生で本当に欲しいもの、それすら分かっているようで分からない。ちっぽけさと弱さを認めることの怖さ、必要性を感じた。自分の事を考えた。
同世代の女性にはぜひ一読して欲しい作品。
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3人の女性、立場は違うけど皆それぞれに悩みを抱えながら生きている。
大人になると友達と集まっても、本当の本音は話せなかったりするところがわかるなーと共感。
特に女性は既婚、未婚、子あり、子なしとか嫌でも分類しがち。
そうするとこの話はできないかな、とか無意識に話題を選んだりして。
最後の終わり方好き。
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何者かになれなかったとしても、手に入れたと思ったものがそのそばから溢れていくものだとしても、人生は愛おしい。
そんなものなのだ。じたばたしながら、カッコ悪さを晒しながら、怖がらずに自分の人生を抱きしめよう。
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35になる直前に読んだ本
何者でもない自分に不安を感じる気持ちとか、過去の何者かになろうとしていた自分と比べて今はどうだろうと考えてしまう自分、共感できる部分が多かった。不安を抱えても自分の人生を生きていく楽しさに気がつく瞬間を描いているて、希望を見出せる作品だった
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26歳の今、35歳になった自分を想像することが出来ない。想像できないからこそ、ワクワクできるといえばそうなんだけど、仕事、恋愛、家族、生活、健康とか、心配しだしたら止まらないくらい、不安が渦巻いているのも事実なんだよなあ。
過去のある一点がすごくキラキラ輝いてたように思えるのも分かる。実はその時だって判然としない色んなことに悩んだりしてたんだけど。
ちょっと物語の趣旨とズレてる気もするけど、読みながらそんなことを感じました。
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複雑?わがまま?ないものねだり?3人の女性のどことなく不安定な心理描写、満たされていない悶々とした空気感、それらを上手く表現している角田光代さんのセンスはさすがだと思う。この本のような思いを抱いている人って意外と沢山いるのかな?