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(これは2023/11に出る新版らしいが、ブクログに旧版の情報登録がないのでこちらに感想を記載)
本にまつわるエッセイ。
本屋に行くのが大好きなので気になっていた一冊。
笑ってしまうような話や本屋や本好きなら共感する話の数々。お風呂で読書のエピソードが好き。
著者は本当に本が好きなんだなと和んで、読み終えたら本屋に行きたくなった。
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本が大好きな著者が、本にまつわるあれこれについて綴ったエッセイ。
これ、私?と思うほどシンクロする部分が多く、わかるわかる、の連続。ゆるくシュールな語り口も好みで、とても面白く読んだ。
“本屋に行くと気分が落ち着き、そして同時に高揚します。この世界でいちばん好きな場所は、もしかしたら本屋かもしれない。”
ものすごく同感。本屋さんに足を踏み入れるときのワクワク感、あの独特な空気や匂いは、他の何にも代えがたい。
書店がどんどん減っていっていく世の中だけれど、紙の本は永遠になくならないでほしいと願う。
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本が多少なりとも好きなのであれば、どこかしらで共感できる部分があるのではないか。読みながら、だいたいみんなこんなこと考えているんだなと要所要所で頷いていた。個人的には旅行前に鞄に詰め込む本の話が完全に自分と同じ思考だったので、納得感が強い。どうせ持って行っても全部読むことなどないにも関わらず、なぜ毎度繰り返してしまうのだろうか。
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人はいろんなところで本を読む。
一歩おもてに出たら十分に注意しないといけない。いつだれがどこで本を読んでいるかわからない。(p.27)
何より本棚を作ってよかったと実感するのは、自分がこれまでに読んだ本を、ひとつの風景として一望できるというところにある。
本棚を見つめることは、自分を見つめることだ。
たとえ内容は記憶から失われていたとしても、目の前の本の一冊一冊、その一段落、一行、一句が、きっと自分という人間の成分となって、今の自分を作っている。眺めていると、改めて鏡を見ているような、それも目に見えない部分を覗ける鏡を見ているような、そんな気になる。(pp.98-99)
車窓と本。このふたつさえあれば、目的地がどこかなんて関係なく、ただ移動するだけで僕はその旅に満足できる。(p.153)
ところが出発前夜、スーツケースのパッキングをしているうちに、だんだん、文庫本一冊では足りないような気がしてくるから不思議だ。
(夜、寝るときに読む本も用意しておいたほうがいいな)
(時差ボケで眠れないこともある。もう一冊か二冊持っていこう)
(「上巻」を持っていくなら「下巻」も必要だろう)
(小説ばっかりだと飽きるかもしれない。ノンフィクションも)
(スーツケース、少し余裕があるな……)
どんどん本が増えていく。(p.158)
旅から帰るということは、非日常から日常に戻るということだ。
旅をしているときのテンションと日常のテンションは違う。
旅から帰っていつもの布団で眠り、翌朝いつもの部屋で起きていつも通りの寝癖で鏡の前に立ち、いつもの食卓でいつもと同じ食事をしているうちに、あっというまに旅行気分は失われる。(p.163)
仕事場でやるよりもスタバのほうがいいのは、そこが自分ひとりの「内側の世界」と自分以外のたくさんの人が生活する「外側の世界」の、ちょうど中間にある感じがして、「頭の中で作られたもの」と「不特定多数の誰かに読まれるもの」のバランスを整える作業にふさわしい場所のような気がするからだ。(p.188)
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<BOOKSELLERS CLOTHING issue>という書店限定(らしい)アパレルブランドのウェブ連載コラムをまとめた書籍。寝る前に軽く目を通すつもりが、結局一気に読み切ってしまった。風呂場の読書作法の件、旅行に本を大量に持参する件、海外モノは登場人物の名前が覚えられない件…等々、本好きの人間なら思わず『わかる、わかる』と頷きたくなる内容があり、想定よりも楽しめた。しかしながら、運転中に本を読む輩を茶化す件や、待ち合わせにしか使わない本屋の件など(あくまで個人的に)モヤっとする内容もそれなりにある。
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本や本屋さんにまつわる、あるあるが言葉となって思い出されてほっこりさせてもらった。学生時代に通っていた本屋さんが待ち合わせ場所になっていた、なども共感。出会えて良かった一冊。
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シンプルにめっちゃ面白いです!本好きの人ならきっと共感できるエピソードが満載で、ついつい独り言を発しながら爆笑するやばい人になってしまった。
今すぐ著者の藤田さんと飲みに行きたい!
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本と本屋にまつわるエッセイ。
自分も学生時代は携帯電話がない時代だったから、待ち合わせはいつも本屋にしてた。
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風呂で本を読むとは、けしからん!
井上ひさしの娘さんなんかも、風呂で本で読んでいたらしく、
本の紙が水気でしわしわになっている。
と井上ひさしが本に書いていたなぁ。
かく言う私なんざぁ、
ヤングアダルトな分野になるのではないか!?
と言う
サリンジャーのライ麦畑でつかまえて を
最初から最後まで風呂の中で読んだと
言う輝かしい経歴がある。
ちょっと本屋に行ってくる。
私の場合は、
ちょっと本屋に寄ってくる。
だけど、、、。
旭屋書店、ジュンク堂、有隣堂、紀伊國屋、丸善、
ブックファースト、クマザワ書店、大垣書店、宣文堂、
生協書籍部、アシーネ、未来堂書店、蓄本社、
南天荘書店、海文堂、コーベブックス、明屋書店(はるや書店)、虎谷誠々堂書店、宮脇書店、うつのみや、北国書林、ダイハン書房、三省堂、豊文堂、耕文堂、市う書店、
上山書店、ファーストブック
といっぱい本屋さんに寄ってきたけど、
最近ご無沙汰している。
ちょっと本屋に寄ってくる。
という習慣を復活させたい。
本書を読んでそう思った。
もちろん寄ってくるとは、言った記念に書籍を購入することを意味する。
本書を読んでいて、それ程インテリとか教養人の書いた文章に思えなかったのは何故だろう?
それでも、最後までは読んだけどね。
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いっぱいあったから買ってみた
人の日記読んでるみたい
だらーんとしながら読める
本にまつわる日常エッセイだった
特別、心惹かれるとこもなく
開眼させられるようなこともなく
名言とかよき一文があるわけでもなく
ほんとに誰かの日記みたいな
だからこそ
心穏やかに読めたし
同じ本好きとして
それあるあるだよな〜とか
それはわかんないけどおもしろいなとか
ほんとにリラックスして読めた
いろいろ考えたくない時には
なかなかにオススメな本だと思う
星は3つ
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本屋さんが好きなので、読んでてとても共感した。
本の並べ方に悩む話が1番好きです。
本棚に空きがなくなってから平積みし続けているので、本棚に好きな本を入れていく感覚ってこんな感じだった!!となれてとてもよかった。本棚ほしいな。
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藤田さんの生活は本と共にあり。濡れた本を救出し、栞がわりの映画の半券から妄想する。駐車代払うなら本を買う!書き手としても読み手としても本への愛情がたっぷり。読んでると楽しくなってきてあっという間に読み終えてしまった。
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もう共感しかない!本が好きで本屋が好きで読書が好きな全人類におすすめできる。本をお風呂で読んだことはないけどお風呂で読みたいと思ったし、本棚を作って持っている本をじっくり並べたいし、何より今すぐ本屋に行きたい。ふらふらと何気なく入って新刊コーナーをまず見て、次に…と地元のよく行く本屋を思い浮かべながらうずうずしている。
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本屋に平積みされていて気になったので立ち読み…
前書きと2篇ほど読んでそのままレジへ。
わかる〜!!となる部分もあれば、そういう楽しみ方もあるのね!って思ったり、その発想はなかった…!と思ったり。
ライブのレポを読んでいるような感覚に近いおもしろさがありました。
"本棚に本を並べる順番"、悩みますよね…!
"念のため!と旅行に持って行った本は意外に読まない"、あるあるw
"本を探すために本屋をはしごして気づいたら交通費だけが膨れ上がる"、わかるーー!!!!w
"ネットで買えば一発で買えるけど自分の足で探す楽しみ"…わかる!!!
ずっとこんな感じでした笑
自分は本屋が好きだ!と思う人にはぜひ読んでみてほしいです。
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まえがきの「書店の検索機で、前の人が検索した本のタイトルを見て妄想する」エピソードが面白くて、「あ、この人の文章好きかも」と思った。
その第一印象は正しかった!
・一番嬉しいプレゼントは図書カード
・図書券時代のあの分厚さにテンションが上がった子ども時代
・ホラーものは怖くて読めない
・自分の子どもが本好きになってくれて嬉しい
などなど、共感ポイント多数で、何だか嬉しい。
「お風呂で読書」、「海外の書店に行く」、「自分専用の読書部屋を作る」のはまだ経験していないけど、いつかやってみたい夢である。
ワクワクが止まらない、読書のモチベーションが上がるエッセイでした。
文体が軽くてユーモアがあって、サクッと読める気軽さも良かった。
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感想
本屋は何を提供しているのか。読書好きに心の安定をもたらしている。足を運んでもらって空気を吸ってもらう。ネット書店では実現できない。