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日本で言えば明治中期に生まれ戦後まで生きた
長い人生。
いくら野心や才能があっても
階級社会イギリスならではの
そのクラスに合った考え方や暮らし方が先。
ある人種への差別感情とか
自分は専業主婦だという自覚とか、
使用人への変わらないスタンスとかを
持ち続けたのもなるほどと思いました。
あの旅情あふれる作品設定も
夫の赴任先に付いていった様々な土地で
生まれたものが多かったと思われ、
自分の稼ぎで夫を支え、
家庭と仕事を両立させたウルトラな女性。
アガサさま、天晴れです!
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日本経済新聞の土曜版で紹介されていたので手に取ってみた。これまでのアガサ・クリスティー本とは大きく違い、彼女の実際の生活や家族を詳細に調べている。
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アガサ•クリスティーがどういう人物だったのか?
後世に資料から読み解いた作業の記録。
いつも文庫本でみていた著者紹介が、厚みとリアリティをもって伝わってくる。(本自体厚く、資料写真も充実している)
そのときどきで対外的な自分像を作り変え、「演じてきた」という評価が印象的。
世間と戦いながらも、自分の気持ちには正直に生きた人だったのかなと想像した。
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とても興味深く読めた。
最初の20ページほどの写真が素晴らしく、これだけでも元が取れそう。
アガサの作品はもちろん読んだことがあるが、彼女のことは何も知らずによんだのでとても楽しめた。
2つの州を騒がせた失踪事件は小説のように面白かったし、女性が今ほど自由ではなかった時代に、傷心旅行で、それも単身で、イスタンブールやバグダッドを巡ったエピソードが気に入った。