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紙の本
著者の視点で見た同時代史
2023/12/17 22:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大体日本が台湾を断交して大陸と国交を結んで蒋介石から蒋経国に権力の移行と国民党政権の生き残りを賭けた台湾化が進行していた時期から現在に至る著者の視点による同時代史と群像劇だ。台湾を論じる事は「国民党政権に利する事」であり「反中国」だと見なす風潮があったからか?いわゆる「軍事独裁体制下」の韓国より「近くて遠過ぎる」世界が台湾だ。台湾を舞台にした群像劇を書いた本はなかなかないものだ。
「蒋経国伝」の著者の江南が誰にでも情報を売る情報屋だという記述が意外だった。元々江南は国民党の情報系統から脱落した人物なので胡散臭さはあるのかもしれない。
この本を読んでいると筑摩書房は講談社から出ていた一青妙の「私の箱子」を文庫化したようにNHKのBSで放送していた鎌倉千秋アナウンサーの番組で自らの家族と台湾の現代史を重ねた番組があったという(放送してから知ったので見ていない)ので本にしてみませんか?読みたくなった。
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