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ほんとにヤバいのばかり
2023/12/02 17:11
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
まぁ、考えてみればヤバいのばかりだね。
六条御息所の物の怪騒動といい
物の怪の舞台が そんじょそこらの幽霊屋敷といい
大半が洛北洛中。
宇治だけは洛外だけど、紫式部は洛北洛中洛外だけではなく、九州 明石 奈良に舞台を選んだのが
まるでパワースポットみたいな格好だね。
そういう意味では、高評価だよ。
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紫式部ってすごーい人だったんだなって改めて思った。外国人にも認められているからなぁ。
そこで思ったんだけど、紫式部と清少納言はセットでよく出てくるけど、よく考えたら、紫式部の方が客観的にすごいって言えるんじゃないのかな。
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今まで何気なく読んでた源氏物語
実はかなり異端の作品だった
言われてみれば当然だよなあ
当時の貴族社会のことが赤裸々に書いてある
こんなことまで書いていいのか?
と読んでみて改めて思った
ヤバいのはむしろ光源氏の孫子の代になってから
源氏物語はマンガでも小説でもいろいろと取っ付きやすい作品が山ほどあるので
読んでみると大河ドラマがより楽しめるかもしれませんね
個人的には源氏物語の舞台が
今で言う心霊スポットと言える場所ばかり
という事実に驚きました
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源氏物語を読んでる人も読んでない人も気楽に読めて奥深い。内容を整理するのにも役立ち、そんな見方もあったのかと新たな気づきもある。
光源氏が若紫を見染める場面と中将と呼ばれる男が尼になった浮舟を盗み見する場面の若紫と浮舟の相似などは面白い指摘だと感じた。
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「やばい」という言葉が使われている本は、何となく信用がおけないと思ってしまいますが、ご安心ください、内容はしっかりしています。読者の敷居を低くするための、戦略です。
第一章 設定がやばい
第二章 ブスがやばい
第三章 モデルがやばい
…
と、次々と「やばい」であおってきますが、「源氏物語」の異端性と革命性は伝わってきます。
源氏物語が書かれた時代を正確に知ることはできませんが、現代人が思う源氏物語より、当時の人が思う源氏物語の方がずっと価値があったのだろう、ということに改めて気づかされました。
大河ドラマ「光る君へ」と重ねて読んでみることをお勧めします。
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「やばい」という言葉で表現されているのだけれど、『源氏物語』がいかに特異なものなのかがよく分かる。内容が面白いというだけでなく、特異な作品だという点も、長く読みつがれてきた理由の一つかもしれない。「()」の中に書かれているのが、原文か訳文か統一されていないのが少し読みにくかった。