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紅茶専門のキッキンカー店主の汐里とスープ専門のキッチンカー店主の要。
探し猫をきっかけにふたりの仕事と恋の話が始まっていく。
年齢も離れてるし性格も正反対なふたりの距離が徐々に縮まっていく過程が微笑ましかったな。
自分の事だけで精一杯で、周りを見る余裕のなかった要が周りの人達の支えに気付き成長していく。
最後のみんなで作り上げるフードイベントがすごく良かった。キッチンカーと地域に根付くお店が協力して、フードイベントで食べられるコース料理を考えるなんてほんとにいいアイディアだと思う( ᐢ˙꒳˙ᐢ )
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主人公はキッチンカーで紅茶専門店「シュシュ」を営む汐里さん。
まっすぐで穏やかで、でも芯のある優しいひと。
対してオニオングラタンスープが人気のキッチンカー「グラタ」を営む美野要はぶっきらぼうというか、若さゆえの怖いもの知らず。
猫みたいな要を受け入れた汐里さんの心の大きさがすごいと思う。
猫のグラタが愛おしくて切なくて、でもグラタとの出会いがミントやスフレにも繋がっていて、その出会いがなければ汐里と要の不思議な関係が生まれることもなくて…。
個人的に麗華さんと松本さんがとても好き。
麗華さん、姐さん…!と崇めたくなる頼れるお姉さま。
松本さんは要に厳しいけどイケオジ(想像)で奥様に頭が上がらないところがとてもイイ。
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タイトルに要素全て入ってる。
若い人達は進む道の選択肢がたくさんあるようで、実は狭いって思っているかも知れない。そして、何かに特化しないと際立たないけどしすぎるとつぶしが効かないとも。その悩みが人との関わりで安らぐと言うことを伝えてくれる一冊。
どのキッチンカーのメニューも美味しそうで、ワクワクしながら読み終えた。