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表紙の三條さんの写真(美脚!)とタイトルに惹かれて図書館で借りた本
サクサクと楽しく読めたけど 読み応えはやや薄く星2つ
著者の三條さんは1925年生まれ
タイトル通り 今年(令和6年)に99歳を迎える独身の女性だ
6歳の時に父親に連れて行ってもらった劇場で観た芝居に魅せられ 自身も『芝居をやるんだ』と思いが募る
芝居だけで生計を立てるのは難しいと見越し 収入のある医者を目指す
三條さんは見事医者になり 98歳まで耳鼻咽喉科の医師として働き 閉院後は電話での相談にのみ応じるスタイルをとっているそうだ
かくして医師として得た収入は劇団を主宰(自ら脚本を手掛け 演者ともなる)する費用に当てがわれる
三條さんの言うところの「『二足のわらじ』を履い」て夢を叶えた生き方は素晴らしいと思う
◯『私みたいに1世紀近くひとり暮らしをしていると、ひとり暮らしの達人になりますから、孤独を感じることはありません。「いや、自分は孤独だ」という人は、“ひとりの楽しみ方“を知らないだけだと思います。』
(本文より)
◯『でも私は、人の一生は「どれだけ金銭的に豊かだったか」ではなく、「いかに好きなことに夢中になったか」で決まると思っているので、後悔は1ミリもしていません。』
(本文より)
上記2箇所は いい言葉だなあ〜としみじみした部分
あと 時流に乗って生きるのが大事というような内容もあったけど ほんと大事だよね!と思う
『当時、女性のひとり旅は自殺願望者じゃないかと疑われることが多かったので、無理もありません。私が「ひとり旅です。何か問題がありますか?」というと、ようやく納得して旅館を紹介してくれるのです。』
(本文より)
こういう時代だったよなぁ…と思う
今や 女子のひとり旅はリフレッシュに最高だと雑誌やネットで特集が組まれるくらいなのにね
生きている時代で 同じことをしても周囲の目が違うのは ある意味面白いし ある意味損得がある
まあ それも含めて自分らしく好きなようにやるのがいいだろう
三條さんは今現在も元気に日々を楽しんで過ごされているのかなあ?
私は 三條さん著のこの本を読んで 自分の人生をいろいろ見つめなおしてみようと思ったよ
別の著書の本で読み 影響を受けた『人生の100のリスト』もまだ つくれてなかった…のも含め
ちょっといろいろ考えて 自分の今後を見つめてみようと思う
本が 私の生き方にポジティブな影響を与えてくれ、
食事とはまた違う栄養源を与えてくれることに感謝する