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第1幕 スタートアップ
果てしなきフロンティア/黄金の州/月を目指せ/ネットワー/金がらみの連中/バブルとその崩壊
第2幕 製品ローンチ
資本主義のオリンピック/パワー・ツー・ザ・ピープル/パーソナルマシン/ホームブリュー/忘れがたいもの/リスクまみれのビジネス
第3幕 目指せ公開
ストーリーテラー/夢のカリフォルニア/メイド・イン・ジャパン/ビッグブラザー/ウォー・ゲーム/砂上の楼閣
第4幕 CHANGE THE WORLD
情報こそがエンパワーメント/スーツ・イン・ザ・バレー/マグナカルタ/ドント・ビー・イーブル/「あなた」のインターネット/ソフトウェアが世界を喰う/マスターズ・オブ・ザ・ユニバース
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シリコンバーを取り巻く75年の産業と政治の歴史。全編588頁のボリュームに圧倒されながら、読み終える頃には一つの旅を終えた気分になる。
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タイトルの通りシリコンバレーの歴史を語る本なのだけれど、久しぶりちこれくらい分厚い本を読んだ。
ただ、分量が多く読むのに時間がかかったが、文章自体はストーリー的で読みやすかった。
読んでみての感想としては、シリコンバレーのように世界のイノベーションの中心となるような場所を計画的に作ることはほぼ不可能なのでは、と思った。
様々な要因があってシリコンバレーは、エコシステムとして成立してきたのであって、単純な要因に成立条件を見出すことはできないと思った。
元はと言えば、冷戦に伴う軍需、政府需要があったり、スタンフォード大学が立地していたりといったこともあり、
あるいは、文化的な要素や企業の立地もあるのだろう。
形だけ真似てもうまくはいかないのだろう。
個人的に、政府の計画によってイノベーションは起こせるような感じはしないが、政府がどの分野に支出を多くしているか、それが需要の傾向に与える影響や法律等による規制の影響は大きいような印象は受けた。
ただ、本書では扱われていない内容として、詳細な技術発展の歴史や大学の立地、教育の与える影響の検討、また、アメリカや他国との詳しい比較など、他の本などから勉強してみて見えてくるものもあるのかなと思う。
何はともあれ、時間はかかるものの、読みやすくシリコンバレーや情報技術の発展の歴史を知ることのできるいい本だと思う。
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シリコンバレーの歴史を詳細に記述している。膨大な内容とやや羅列気味な記載で読み進めることができなかった。最初のところしか読めていないが、ほぼ何もなかった西海岸が、世界の中心になっていくところに、何か地方でも役に立つヒントがあればなあと思った。