投稿元:
レビューを見る
先入観か…西に比べ、東は厳めしい印象を受けた。主君から家臣、親から子、はたまた好敵手に捧げる優しさ。余裕が無い戦乱の世で人を思い遣る23人の武将たちを仰ぐ。真田絡みの長野業正で始まり、真田信幸で締める。今村先生、心憎いです。
投稿元:
レビューを見る
誰もが知る有名な武将から、マイナーな武将まで四十七都道府県の戦国武将を切り取った短編集。
東日本編と西日本編でついになる話もある。
例えば武田信玄「暮天の正将」と上杉謙信「蒼天の代将」、竹中半兵衛「完璧なり」と黒田官兵衛「未完なり」。
生きるか死ぬかの狭間で見せる武将の凄み、はたまた時折見せる人臭さ。
毛利元就の三本の矢、石田三成の三杯の茶の有名なエピソードをもとにさらに捻られた話や、桶狭間で討ち取られる今川義元の違う話など、それぞれの武将が生き生きと活躍する。
投稿元:
レビューを見る
短い原文から物語を膨らませる。
本当にこうだったら、面白いなというストーリーでした。
1つのエピソードが短すぎるので、少し読み応えがない印象です。読みやすいので、あまり歴史に詳しくない人は逆にいいかもしれないですね。
投稿元:
レビューを見る
各都道府県に付き1人ずつ戦国武将の話が載っている。どれもこれも誰も彼も面白い。全て一冊の本が書けるんじゃないかと思わせる。凄い才能だ!
投稿元:
レビューを見る
各都道府県に所縁のある戦国武将を題材にしたショートショート小説。
誰もが知る武将だけでなく、初めてその存在を知る人物を主軸においた作品もありいろんなテイストで楽しめます。
ただ、短すぎて頭のなかでいろいろなイメージを膨らますことは難しく「呼んで終わり」な部分もあります。
ともあれ、都道府県所縁の武将のチョイス、創作の大変さが読み手にも伝わりました。
著者には賛辞を送りたいです。
投稿元:
レビューを見る
誰もが知ってる戦国武将のそれぞれの有名なエピソードを膨らませて一捻り
上手いなぁ と思わせてくれる
まあ全国48都道府県毎に一人だから何人か苦しい武将がいて
そこはほぼ関係ない人物を持ってきてるのは御愛嬌
投稿元:
レビューを見る
東国の武将たち23人。
短いエピソードに武将の人となりが凝縮していて、思わずにやりとしたりそうだったのかと思ったり。知らない武将も多く勉強になりました。
武田信玄と上杉謙信の友情とも呼べる信頼が小気味良かった。
投稿元:
レビューを見る
戦国武将伝、東日本編。武田信玄、上杉謙信を始めビッグネームが溢れているが、竹千代時代の家康と信長の場面は大河ドラマより見せ場だった。また著名な武将の隠された人間性も初めて知り、僅かのページなのに膨らませて描かれた今村氏の力量に今更ながら感服。個人的には武州太田資正の項がほのぼのとして好きだった。
投稿元:
レビューを見る
各都道府県1人ずつの戦国武将のエピソードを描く短編集。その東日本編なので20編以上の話。
それぞれの話は非常に面白い。
ただ、面白いだけにひとつひとつの話が短く感じる。編にもよるが、もう少し長いページ数でじっくり読みたい。
近県の話は微妙につながってることがありますね。
投稿元:
レビューを見る
都道府県の武将を描く掌編集の東日本編(23編)。
西→東の順で読みましたが、各編独立しているので、どこからでも大丈夫な構成です。
ケレン味たっぷりの上杉謙信と武田信玄の話がよかったです(この2人はできれば近いタイミングで読むのをオススメします)。
知らない武将もたくさん出てくるのですが、だんだん慣れてきてスルスル読めるようになりました。