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特別詳しく掘り下げるわけでもないのに、古代エジプトやピラミッドにワクワクする気持ちはずっと心のどこかにある。そして、そんな古代エジプトを舞台としたミステリー小説となればやはりワクワクする。結果、個人的に大いに楽しめた。ただ正直、ミステリーとして楽しんだというより、第3章以降に描かれる混乱と狂騒を勝手に脳内で世界を膨らませて、歴史と神話を踏まえた冒険譚のように入り込んでいた。それこそ、生と死を超えた人と神による世界の終末を描く物語のように。なので、レビューは他の方のものを参考にしてもらったほうが良いと思います。物語は終盤にかけて、探偵役が謎解きをしていくので安心して(?)ください。
以下はその妄想の一部を残しておこうと思うので、ここでどうぞ閉じてください。物語の内容を踏まえていますので、未読の方も別の方のレビューを読んでください。
魂となって永遠に冥界で生きる死生観を持つエジプトの民と現世でのファラオの絶対的権力。神への信仰心すらファラオの統治により制約される。現世を統治する王(ファラオ)、冥界を統治する神。行き過ぎた支配は世界を分断し、その消滅を招きかねない。全ての魂が安寧を得ることができなくなった現世と冥界では何が起きるのか?人の世を統べるのは王か神か?……なんて、脳内妄想をしつつ読んでしまうとどんどんエスカレートして別の物語になっていきそうです。ちゃんと後半は無事に引き戻されて読み終えました。しかし、途中カリの環境には目を背けたくなるほど辛かったが、救いがあって良かった。
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・壮大なエジプトを舞台に不可思議な謎が発生していく。
宗教による神秘的な世界だからこそ起きる特殊設定ミステリーは自然に受け入れられることが出来て面白く読めた。
著者の描写力に導かれるようにして世界観に没入することが出来た。
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読みやすいファンタジー。
ミステリーとして読むには、少し物足りないかも。
世界観は好みが分かれると思われる。
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古代エジプトの世界に連れて行ってくれるミステリー!なんて斬新!と思い、手に取った本作品。
普段、ミステリーは全く読まない上に古代エジプトには全く知識がないが、『このミステリーがすごい!』大賞を取った古代エジプト舞台のミステリーというのがなんとも興味をそそられ、購入。
いざ、読んでみるとなんと探偵役がミイラで、古代エジプトではミイラが蘇っても『おお!死んだんじゃなかったのか!生き返ったのか!会えてよかった……』とすぐ受け入れちゃう死生観でびっくり!思わず、ツッコミ入れて笑ってしまった。
しかし、そこは別の地からやってきた奴隷の女の子がなかなか頭がキレる子で、ちゃんとエジプトの文化の違いにツッコミを入れてくれるから、日本人の読者もみんなスッキリするだろう。
物語の核は、欠けた心臓を3日の間に見つけて棺に戻らないと現実とあの世を永遠に彷徨うことになるというタイムリミット付きの謎解きだ。これは、本当にドキドキハラハラしながら楽しめた。
謎はエジプトの神話やピラミッドの構造を知らないとまず解けないと思うが、逆に知識が全くないので『そういうものなんだな』と割り切ることが出来る。
最初は古代エジプトの神や考え方や登場人物のカタカナの多さにギャップや戸惑いを感じるものの、今まで触れたことの無い世界観が非常に興味深く、ワクワクしながら読んだ。
読後感はすっきり晴れやかな気持ちになれて、まさかの展開に涙した。
思わず、2人とも再会してくれ……と幸せを思い馳せてしまった。
この作品を日本人が書いたと言う事実に驚嘆せざるを得ない。エジプト全土を統一する王家の威信や、家系を繋いでいくことに対する信念、奴隷の格差社会などが鋭く描かれており、当時の世界に簡単に入り込むことが出来た。古代エジプトを舞台にミステリーを描くという試みの斬新さから分かる作者の『上手さ』。大賞を取ったのも納得で、初作とは思えない。次作もどういったものになるのか楽しみ。
普段ミステリーを読まない人、古代エジプトにあまり知見がない人でも是非読んで欲しい。きっとこの異国情緒溢れるエジプトの世界観を楽しめるはずだ。
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ミステリーというよりもファンタジーのような
残酷な描写が少なくて良かった
ノンストップで読めたけど、没入感、ワクワク、心揺さぶられる感じはあまり無かったかも
ふつうに面白かったなという印象
するする読みすぎた?怖かったのもあって
もっと考えながら、味わいながら読むべき?
ちょい読み違えてた
登場人物が皆自分の意思を持ってて気持ちがいい、それぞれのエピソードに感動した
構想面白かったと思う
読後感が爽やかでとっても良かった
また思い返すことはないかな?そういうもの?
でも確かに他の人の感想を見てると、きれいに纏まっているんだなあと思った
読書!に期待をしすぎてたかも
3.3
カリちゃんの飲み込み◎、頭の良い子なんだろうな〜
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古代エジプトを舞台としたミステリー。以前、テレビ番組「博士ちゃん」でエジプトのことをやっていた時のことを思い出しました。いまだ明かされていない不思議なこととか、どうやってこんな大きなもの作ったの?とか想像を絶するところが好きだったので、この作品も楽しめました!
しかも自分の欠けた心臓を取り戻しに甦るという設定も新しくて面白かったです。ラストも爽やか〜。そうだったんだ!なるほどね〜と納得!
あと、表紙が好き。
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どんでん返しが好きなのですが、このミスがすごい大賞になっているしと勝手にハードルを上げすぎたので、こんなもんかと言う印象でした。
読みやすいとは思いますし、エジプトのことをよく勉強されたんだなという印象があります。
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ミステリー感は薄いけれど、ミステリーがすごい?エジプト舞台はなかなかない設定だけれど、名前が覚えにくいのと分かりにくい。最初の登場人物のページを何回もめくりながら読みました。表紙が明らかに女の人なのに主人公のセティが男の人となっていて、ん??となりましたが、最後でそこはスッキリ。
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2.4
「このミステリーがすごい!」大賞受賞作ということで迷わず購入。
古代エジプトというテーマ自体あまりハマることができず不完全燃焼…期待しすぎた感がある
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神官書紀の主人公が死から甦ってエジプトを救うために、自身の死の真相を追う。
失われた心臓の欠片にはまさかの意味が…
異国から攫われてきた少女とともに真実に迫るミステリー
古代エジプトの時代設定もしかっり物語を支えていてとても面白かった。
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古代エジプトが舞台のミステリー!
うるっとしました( ߹꒳߹ )
ピラミッドの見取図を見て、心躍る♡
いかにも仕掛けがありそうなピラミッド内部だが、密室と言うからには、密室なのだろう。
古代エジプト、死後ミイラにされたセティは、真実を司る神、マアトの前で審判を待つ。
ところが、セティの心臓は欠けていて、秤にかけられないという。
現世に戻り、心臓の欠落部分を探す事に。
期限は3日。
現世では、アテン神を信仰していた王の葬送の儀が行われようとしていた——。
太陽神と聞くと良い神のような印象があるのだが、過酷な熱帯の砂漠地帯では死活問題。
元々多神教であったが、先代の王アクエンアテンは、主神をアテン(太陽神)と決め、それ以外の神への信仰を認めなかった。
セティは、限られた時間で、自分が死んだ原因を突き止め、心臓のかけらを手に入れなければならない。
『死後の世界がある』という前提で進むので、ファンタジーっぽい印象もある。
推理する上での材料に組み入れられてしまうので、ミスリードを狙うため?と読み手は勘繰る。
この作品は『このミステリーがすごい』大賞作。
ミステリーと言うからには謎を解いていくのだが、古代の奴隷社会や信仰などが、抵抗ない程度に描かれていて、歴史小説のように楽しめる。
上乗せして愛や友情が胸に響く作品だった。
トリックに関しては若干想像し難いところもあるな(^▽^;)
ごまかしの効かない描き方をしているので、疑問点にはすぐに気付いてしまう。
それを差し引いても、心に響く、印象深いフレーズが多々あった。
面白かったです(*´˘`*)♡
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とんでも設定のミステリー。
古代エジプトが舞台との事でめちゃくちゃ期待して読んだが…。
時代設定もめちゃくちゃで、まぁファンタジーミステリーになるのかな?
中盤までは不満もあれど、そこそこ楽しく読めました。
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この世界観が好き。
セティとタレク。
タレクとカリ。
カリとセティ。
それぞれの関わり方が好き。
カリ、賢い!
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このミス大賞作品。
ファンタジーでありミステリであり冒険小説でもある。
舞台は古代エジプトだが時代設定、世界観は滅茶苦茶で、迷宮だの死後の世界だのよみがえりだの何でもあり。しかしそれを受け入れて読めばなかなか面白い本である。
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「このミステリーがすごい!」大賞と知って手に取り読み始めたら、普段読まない、古代エジプトを舞台にしたファンタジー小説でした。
現実離れした世界で進む話に、ただただ没頭し、気付けば読後の爽やかな気持ちで満たされてました。
この爽やかさに⭐5を付けます!