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事件の酷さに言葉も出ない。佐賀県警、鳥栖署の対応には憎しみすら覚える。ご遺族の辛さを思うと涙が止まらなかった。
精神的にもとても読み進めるのが辛いけれど、読むこと、知ることが自分にもできることの一つだと思って読了した。事件を取材され、ご遺族と共に戦われた著者に敬意を表します。
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ご家族や瑠美さんのことを思うとほんとにたまらない。そしてよくぞここまで調べて寄り添って戦ってくれたTNSに頭が下がります。
主犯メンバーはただただ鬼畜の所業で、なんでそんな生き方をできるのか全く理解が出来なかった。そして何より許せなかった佐賀県警、組織を守るため、自分自身の立場を守るため、人ひとりの命をこうも軽く扱えるのかと軽蔑しました。守るほどの価値なんて何もないくせに。
被害者家族に寄り添ったTNSと共産党、逆に市民に見向きもせず自分たちを守る警察と自民党。今の世の中を見ると、何も反省してないし、何も変わっていない。
一般企業のように、第三者機関からしっかり監査を受けてはどうでしょうか。ほんとに腹立たしい。
この本を読む前に、母という呪縛 娘という牢獄を読んで、誰かに相談できていれば!と思ったのに、警察に相談した上でこんな二次被害三次被害に遭うならどうすれば良いのだ!と悔しく悲しくなりました。
ないとは思いますが自分がこの先警察に何か相談するようなことあれば全て録音するように徹底したいと思います。
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以前から、公務員は間違いを認めない、そして変わろうとしないという偏見を持っていた。この本を読んでその思いが強くなった。全体の奉仕者である公務員が、なぜ、腐った組織になってしまうのか?なんのために政治家はいるのか?凄惨な暴行の事実が書かれていることもあり、読み進めるにつれて震えるくらいの怒りを感じた。そうした腐敗した組織や政治家らに迎合するマスコミもある中、被害者家族に寄り添い、彼らの思いを真摯に受け止め最後まで伴走した著者とその仲間たちに敬意を表したい。彼らのように正義を信じ、おかしいものはおかしいと立ち向かえる人間でありたいと思った。一人でも多くの人がこの本を手に取り、事件から得られる教訓を忘れない世の中になれば、きっともっと一般市民のことを思って職務を全うする警察と政治家が出てくるだろう。そんな世の中にならなければ、同じような事件が起こってしまうだろう。
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亡くなられた被害者の苦痛や、ご家族が悲しみの中で戦うつらさや、著者の苦悩を思うと涙なくしては読めませんでした。
複雑な事件の内容でしたがわかりやすくまとめてありました。またTNCさんのYouTubeもあわせて拝見しより理解することができました。
佐賀県警には憤りしか感じません。
誰かの気持ちに「寄り添う」とは何かを考えさせられました。
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まずこの事件で思い浮かんだのは北九州一家連続監禁殺人事件だった。加害者が被害者を洗脳し、金を奪い取り、酷い暴行を加え死に至らしめる。首謀者が女性ということで、角田美代子の事件を浮かべる人もいるだろう。また鳥栖署、および佐賀県警の対応の杜撰さは作中でも言及されていたが、桶川ストーカー事件を彷彿とさせた。
私はノンフィクションで取材側が表に出てくるタイプの作風があまり好きではないのだが、この件に関しては遺族に寄り添い共に闘う取材側の姿勢は、取材側という第三者ではなくもはや事件の一部であるようにも感じられた。
結局、佐賀県警も鳥栖署も非を認めることなく山本受刑者の獄中死というなんとも後味の悪い最後で幕を閉じる。過去何度「被害者は以前に警察に相談していた」と事件後に語られたことだろうか。警察が忙しいのも分かる。しょうもないことで110番してくる人がいるというのもニュースで見た。しかしどうか、警察は事件の起こる前に相談者に寄り添い、事件を未然に防ぐことに尽力して欲しい。
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佐賀県民のため、他人事でなかった。
また、裁判で提示された暴行の証拠の部分は読みすすめるのが辛かった。
警察が市民を守ってくれないのならどうしたらいいのか、考えさせられた。