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女子だってやれば出来る
2024/02/21 22:16
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
警部補朝比奈由宇を見ていると、なんだか女子でも男社会の警察でここまで出来るんだと良いお手本です。今回は特殊事件対策班へ復帰し、詐欺犯の捜査スタート。だが、銀座爆発事件に巻き込まれ……。
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シリーズだけど、主役はグループ内で交代してる感じ。今回の主役は紅一点(古い)の朝比奈。女でも警察内で出世していきたいと声に出してる。それが警察内から見たら良いか悪いかはわからないけど、有言実行という感じで好きです。
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このシリーズはやっぱり面白い。
今回の主役は朝比奈さん。リーダーになるには、って言う自分の中の固定概念と戦ってる感じで、読むのがちょっとしんどかった。
次はマル暴の人で、最後がキャップだろうな。どうなるのか楽しみ。
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シリーズ3作目
3作中1番SCUメンバーのことが描かれていたように思う
過去の事件で関わっていたと思われていたが、
逮捕しきれなかった男の行動を追う中で
爆破事件に巻き込まれ負傷
男には逃げられ、殺されてみつかる
失敗からのスタートで空回りが目立った
最後まで空回ってた印象だったが
SCUという各分野に秀でた人間の集まりというだけあって、各々がパズルのピースのように
綺麗にハマるのが爽快
マカロン
イタリア語で『砕く』を語源に持つそう
『女性部長』を目指すための一般的な道を砕き、彼女なりの道の一つに気付いた
そんな結末だったと思う
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このシリーズでは一番好き。単に女性刑事主役が好きなのかも知れないが。朝比奈さんの同期、柿谷さんも登場!他シリーズの主役達とのコラボが増えて嬉しい。
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警部補に昇任した女性刑事。
女性初の部長を目指している。
振り込め詐欺を追っている時、爆弾を使った宝石強奪事件に巻き込まれる。
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他シリーズの主役たちだチョイと出演しつつも主役はあくまでもSCUメンバーというバランスが心地よい。交代制の主役だとすると自作は彼かかな?
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ボーダーズシリーズの三作目
本作の主人公は、唯一の女性の朝比奈由有
特殊詐欺事件を追いかける中で爆発に巻き込まれてという展開に
女性が上を目指すのは大変なことかもと思うのは、男の人のエゴかもしれない。
リーダーが後方でドンと構えるというのは、どことなくステレオタイプな気もしますが、率先して前を走るリーダーかどうかは、その人の適性もあると思う。
プレイングマネージャーの様な立場で仕事ができるのは、現実の社会でも難しい。
最後の方の結城とのハンバーガー談義は面白かった。
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シリーズになっている小説の新しい作品に出会うと、遠くの友人や知人の消息を聞くというような感で、作品を愉しく素早く読むことになる。
そういう感じで、愉しく素早く読了に至った一冊である。シリーズ3冊目となっている。このシリーズは「SCU」(=Special Case Unit)こと「特殊事件対策班」の面々を主要視点人物としている。5人のメンバーが在り、各作品で主要視点人物が毎回交替となっている。
「SCU」(=Special Case Unit)こと「特殊事件対策班」というのは、警視庁の中の機構で、言わば「特命班」である。新橋に在るビルにオフィスを構えている。担当すべき部署が曖昧な事案等、随意の事案を取扱う。結城警視がキャップで、以下は綿谷、八神、朝比奈、最上と様々な部署の出身である各員が在る。過去の作品では八神、最上が主要視点人物を務めた。今回は女性刑事の朝比奈が主要視点人物となっている。
朝比奈は昇任試験に合格して警部補となった。警部補昇任後の研修に参加し、所属している「SCU」のオフィスに暫く振りに戻った。こういう辺りから物語は起る。
八神の同期である捜査二課の宮原が相談に訪れた。5年前の特殊詐欺事件の捜査で、犯行グループのリーダーと目されながら逮捕を免れたという人物が在る。この秋山という男が、特殊詐欺事件に関わった者達、または捜査で浮かんだ関係者と目される者達と接触しているような様子が伺えるのだという。警戒し、監視するような活動が必要と考える宮原だが、捜査二課では取上げられない。そこで随意の事案を取扱うSCUに話しを持込んだということだった。
SCUではこの宮原が持ち込んだ事案に着手する。所謂“デイトレーダー”ということで、ネット取引による株式投資等を自宅で行っているということになっていて、自宅マンションに在る場合が多い秋山を朝から夕方迄の時間帯に監視しようとしていた。
或る日の夕方、秋山が外出し、監視をしていた朝比奈と八神は彼を追った。そして辿り着いた銀座の商業施設で、煙が充満して火災らしい状況が発生する。朝比奈は居合わせた人達を避難誘導しようとするのだが、倒れ込んでいた女子高生を見付けて援けようとした。と、その時に爆発が発生した。朝比奈が気付いた時には病院に在った。吹き飛ばされた衝撃で、左の鎖骨を折る怪我を負ってしまって、現場では気を失っていたのだった。
病院に朝比奈から事情を聴こうという捜査員達が現れた。朝比奈は驚いた。煙と爆発の騒動の最中、施設のテナントの宝石店から高額な宝石等が多量に盗まれる事件が起こってしまっていたというのだ。そんなことも在って、朝比奈の現場での行動に関して部内で問題視しようという動きも起こり、監察が動くことになる。
こういうようなことで、様々な出来事が続々と起こる中、SCUの面々が可能なように動き回り、そして「如何なって行く?」という物語なのだ。「こう来る??」という展開の続出で、頁を繰る手が停められなくなってしまう。
朝比奈は「女性で初めての“部長”を目指す」と公言している。警視庁部内での上昇志向を強く有している。本作では、そういうことを言いながら警察で勤務するようになった個人的な背景に関する内容も出て来る。
更に、事件現場で負傷���てしまった朝比奈だが、「事件の被害者」ということなので、同じ作者の別シリーズである<支援課>が登場する。<支援課>の柿谷晶は、朝比奈由宇とは警視庁の同期入庁で、友人同士であったのだった。こういう内容も出て来て、少し面白い。
題名の「野心」は、朝比奈が抱く上昇志向の事であるというようにも思えるのだが、それに止まらない意味が込められている。それに行き当たるのが本作の物語の肝かもしれない。
警視庁で勤務する警察官には異動が在る。作中、朝比奈に関しても、昇任の際の慣行で所轄に係長として異動するという話しが出ている。この辺りも「今後は?」と少し気になる面は在る。シリーズ各作品で、毎回のように視点人物を替えているのだが、「異動」が関連すれば現在在る5名に留まらず、無制限に色々な作中人物が登場し得る。
更に別シリーズの主要人物の出演というのも、この作者はよくやるのだが、本作でもそういう例が見受けられ、多少頬が緩む。
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このシリーズは色んなエキスパートが集まったスペシャルチームっぽい感じ。
女性視点での話しになると堂場さんは余り面白くないんだよな。何故か。
次はリーダー視点の話しになるのだろうか。
一番気になるな。
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3作目は由宇が主人公。2作目でちょっと評価を下げたが、これは盛り返した。ただ、ちょっとめんどくさがあるのは同じかな・・・
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シリーズ3作目。
今回は警視庁初の女性部長を目指す朝比奈由宇がメイン。
八神の知り合いの捜査二課から相談された案件で、監視していた最中に朝比奈は爆弾事件に巻き込まれて、怪我をしてしまう。
爆弾事件を囮に、強盗事件も起きており、その強盗事件を防げなかったことで、観察対象となってしまう。
自分の出世に傷つくことを、極端に恐れる朝比奈だが、そんな中、監視対象だった人物が射殺される。
巨大な詐欺事件が裏にあると思われるが、なかなかしっぽが掴めない警察。
果たして、由宇が巻き込まれた爆弾事件と殺人事件に関連性があるのか?
いつもの作品以上に、これまでのシリーズの登場人物に頼っている感じが否めない。
特に大友鉄、柿谷晶に頼り過ぎではないか。
そして、事あるごとに朝比奈の「リーダーにならなければ」と言う意識の表れが、何だか鼻につく。
そして、堂場瞬一あるあるなのだが、彼の描く女性主人公像が偏見の塊に思える。
物語がだらけて来ると、食事シーンでつなぐのも、今作では多く見られた気がする。
このシリーズも残り二人。
複合捜査シリーズの時も中だるみがあったので、次作に期待したい。
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特殊事件対策班シリーズで今回は、朝比奈の視点からの一作。女性が上を目指すという点が過度に強調されすぎているとも思うが、ここのメンバーたちや他作のキャラも登場した展開はスピーディで良かった。
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朝比奈有宇、少しはっきり言い過ぎのような気もする。確かに試験に合格したかもしれないが、少し控える所が無いような気がする。出世する事が大事かもしれないが、もう少し控えめなしっかり物なのではどうなんだろうと思う。警察と言う所はそうなのかもしれないが、少し読むのが辛い。
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警視庁SCU(特殊事件対策班)は、架空の部署。
その班員が交代で主人公となるシリーズ第3作。
今回は、警視庁初の女性部長を目指す朝比奈由宇。特殊詐欺事件の情報が入り、彼女は捜査を開始した途端、爆破に巻き込まれ肩を骨折する。
しかもその場の対応で監察官の聴取を受けることになる。満身創痍とも言える彼女だが、SCUのメンバーに協力されながら、事件は解決へと。
その過程で、他のシリーズの人物たちが顔を出すのは、数多のシリーズを手掛ける著者の小説の特徴とも言える。
本作では、由宇の盟友ともいえる総合支援課の柿谷晶。由宇の愚痴を聞きながら、相談役をもこなしている。
さらに、10年ぶりに捜査一課に復帰したという大友鉄。彼は容疑者の取り調べでその力を発揮する。
また、事件に関して異常なまでの記憶力を持つ岩倉剛も、彼女の手助けをする。
著者の小説では、食事場面も頻繁に登場する。由宇が班員の最上と訪れるビヤホール兼洋食屋。ここで彼女たちが注文するスパピザの記述がいかにも美味そうで、もしこの店が実際にありこのメニューがあるのなら、是非食べてみたい衝動に駆られる(笑)。
いつか、著者の小説に登場する店とメニューのガイドブックが出版されたら、買ってみようか。