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自分は今年の6月から断酒をしています。
こちらはXでアル中ワンダーランドの著者のまんきつさんがオススメしていたので購入しました。
年末年始の酒の誘惑を断ち切るため、断酒関連の本を読みたいと思っていたのでちょうどいいタイミング。
内容は著者のヘポラさんの断酒に至るまでの生涯について。
酒との出会い、酒と共に生きて本当の自分がどこにいるのかわからない事に気がつくまでの過程にはとても共感した。まるで自分のことを読んでいるようで、胸が苦しくなった。
特に、著者のヘポラさんは”酒を大量に飲めてしまう体質”という点が自分と重なった。
自分もかなり飲める方で、ガバガバと飲んでるうちにブラックアウトしてしまう事が多かった。
こんな事なら飲めない体に生まれたかったと思うことも沢山あった。
あくまで、酒を悪者にせずにそれを制御できない自分について書かれている。
断酒編では、断酒後の友人関係やセックスについても赤裸々に書かれている。
特に、断酒あとは友人関係が整理されるというのには納得した。
自分も飲み仲間が沢山いたが、飲まずに会いたいと思える人はほんの数人。
歳を重ねたら”ほどほど”を覚えなければならない。
それが無理なら0か100か。
私はそれができなかったから飲むか飲まないかで飲まないを選択した。
是非、断酒にチャレンジしている人には読んでほしい一冊。