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著者の旅の随筆集三部作の最終巻らしい。前二作のアマゾン評価をみると共に★5が7割超え。旅には興味がない僕だが、文章表現に魅力があるっぽいと思えたので読んでみたくなった
#旅の彼方
#若菜晃子
23/12/26出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3vdSWbk
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何にも追われず、のんびり過ごすこと。そのときに自然の景色を眺められていたら、わたしは「幸せだなあ」と感じる。
幸せについて、考えさせられる本だった。
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『仕事をしすぎていると、生きている喜びを享受できない。
仕事イコール生きる では、ぜったいにない。』
仕事が空疎で、わたしは何のために働いているのか本当に分からなくなってしまっているんだけど、「仕事=生きる」では絶対にないという、至極当たり前にも拘わらず忘れていたことをはっきり書いてくれて救われた。
『日本人はいま、生きるために生活しているのではなく、お金を稼ぐために生活している。
物質的な生活の質をあげるために働いていて、しかもその仕事が自分の生活に直結していない。
人々は一様に暗くつまらなさそうな顔をしている。』
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放し飼いのラマがその辺でぼーっと佇む。
人の手によるものではなく、条件が揃えばいつの間にか咲き乱れる自然な形のお花畑。
太陽の方向に向きを変え続け、夕方になれば閉じる花々。
そういう、普通なのに普通に見るということが人類によって失われつつあることごと。
人間は世界を操作することは絶対にできないのに。
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▽いいなと思ったところをつらつらと。
①「好き」の感情は感覚。理屈ではない。だから説明できないし、本人以外誰にも「好き」は理解できない。けれど、それでいいんだ。
②若菜さんのためだけに1時間程度かけて手抜きをせずに作ってくれた、野菜の味と栄養がつまったカトマンズのスープ。
③仏様には、新鮮な生花をたっぷり使った花環を(たまにがよさそう。すぐ枯れるから)。
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にしてもですよ、、、
せっせと巣作りするハタオリドリが可愛すぎないか。
鳥の巣作り見たいなあ。
(うちにいる鳥はティッシュと紙くらいしか持ち込まないし、一番下には人間が前もってタオルを敷いてるし、カイロも用意してあげている過保護な巣なので…)
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若菜さんの旅の三部作の三冊目。
はじめに、「人は生まれたときからずっとこの地上で生きている気がしていて、明日はどうしようかと思いながら、一日一日を過ごし、ある日どこかへ去っていくのではないだろうか。」と書かれていて、過ぎゆく日々を愛おしく、大切に思っている著者の気持ちが伝わった。やはり、この若菜さんの旅の三部作はとても好きだ。色々なところを旅させてくれて、また旅をしたくなるような本だと思う。人生も観点を変えれば楽しいことばかりだよと教えてくれた本だった。
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何故か心地よい文章で物足りないと感じたのは文面に出てくる食べ物や土産など写真を載せて欲しかった。
後、運命かもと思ったのはだいたいにおいて新刊コーナーに置いてある本の続き物は探しても見つからないし、目移りして探すつもりが違う本を手に取り満足してしまうのだが、この本は物色中に偶然に目に留まる。そしてその隣にはこれも探し途中だった角幡氏の本もあるではないか。まずは最初から持っていた本を読んで次に借りようと雨と寒さというテンションが下がる日曜日、思いがけない幸せ、幸運が降ってきた嬉しい1日となる。こういう時護られているなぁと感じる心を意識して育んでいこうと思う。
食欲が全然ないけどお腹が締め付けられている感覚は腹に何もない状態の時に起きる現象なので、おにぎりを一個買いるんるん気分で帰宅。