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34巻にして、驚きの予告。小学校卒業するんだって。サザエ時空が終わって、彼ら彼女たちの時間が動き出すということは、この「らいか・デイズ」の終わりも始まったということです。作者コメントも予告してますしね。
なんというか、小学生の日常を綴った漫画として、もっと世に知れていいと思うんですよね「らいか・デイズ」。それこそ「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」のような国民的アニメになってもいいのではないか、と思います。偽悪というか冷笑癖というか、ニヒル?いやシニカルか。そういう部分があるから難しいのかな。でも、まる子もだいぶ世の中を斜めに見る子ではあるのだけどな。
作者が関わらないと、絶妙な匙加減が生まれないのかもしれない。メディアミックスされてないよね。作者が断っていたのかなぁ。
なんというか、登場人部よりも読者の自分が、最後の一年ということをかみしめてしまっている。二度と来ない小学生最後の一年。
どんな経験をして、どんな思い出を作って、新たなステージへそれぞれが進んでゆくのか。
自分の卒業式では涙なんて一欠片もでたことないのですが、こみ上げてくるものがあるかもしれない。なんだろう、親の気持ちか?登場人物に大なり小なり共感できる部分があるから、花丸小の中にいる気持ちになれるのだけど、卒業式というと旅立つでなく見送る、になるのが不思議な気分です。
終わっちゃうのかぁ。