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しっかりまとめればこの半分以下の分量で済んだのではないかと思われるくらい、繰り返しの内容が多い。
ざっくり軍事ロジスティクスの歴史とこれからについて知り、考えるには良い。
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戦争における兵站の話。
単に「後方支援」と言うより幅広い話なんだが、いわゆる、輜重輸卒が兵隊ならば蝶も蜻蛉も鳥の内、と言うやつだな。
実際には古来より、戦場を規定するのも、勝敗を決定するのも、その、チョウとトンボだったと言う話。
そうだろうなと思う。
のだが、この本、著者のこれまでの論考をそのまままとめてる体裁で、同じ話が、何度も出てくる。その上、なんとかの戦いではとか、なんとか将軍のこれはと言う話が普通に出てくるので、戦史にある程度造形がなければ、何を評価してるのかもわからない。
ロジスティクスが勝敗を決した事例を重ねてるのであって、本来はこう言う事例から、ロジスティクスが大事だと言う研究が進んだはずなので、そこはどうなんだろうと言う気がした。その結果から、何かを導いているわけではない。最終章で、未来のロジティクスについて語っているようなのだが、そこは薄い。
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戦争の歴史をロジスティックスという切り口で説いた本。戦争形態の変化から軍事ロジスティクスの重要性が上がってきた。現代の戦争では物流網を確保してから戦略を立てることが生命線だということを学んだ。ビジネスにおいても、消費者にどのように商品、サービスを届けるのかを考えてから拡販戦略を立てるという考え方には整合性を感じた。