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答えが書いてあるようで書いていない。色々挫折とか失敗を繰り返して心の余裕のなさを思い知って沢山悩んだ人ほど、これを読んだらふと気づいて立ち戻る?省みることがある内容な気がする。
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仕事とか老人の孤独とか、身近なカテゴリーは興味深く読みました
勉強とかも準備に時間を浪費して勉強した気になった失敗談とかは、記憶にある人も多いかと思います
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そもそも人間は社会的な動物であり、他者と生きる存在である。それと同時に人間は理性的な動物であり、現在だけでなく、過去と未来の概念を持つ。それゆえに人間は自己の幸福を他者に左右され、他者を不幸にする刹那的で利己的な行動をとった過去は未来において罰せられる。他者と自己を同時に幸せにする価値創造でしか、個人にも集団にも恒久的な幸せは訪れない。人間とは、価値創造によって共同体全体の幸せを実現する経営人なのである。価値は無限に創造できる。
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経営とは、価値創造という究極の目的に向かい、豊かな共同体を創り上げること。
短期的な利益ばかり囚われていると、価値や資源は有限だと錯覚し奪い合い、長期的な目的はなにかを考える事で価値は無限に生まれる。
堅苦しいビジネス本かと思って読み始めたが、とてもわかりやすい。
どの世代でもこの本で書かれている「経営」の考え方は役に立つと思う。
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とても読み進めるのが辛かった一冊…くどく感じてしまいました。最後の終わりに…の章を読めば十分だったかな…私の読解力の限界かもしれませんが。
・奪い合いから創造社会への転換。創造は無限であって、有限で奪うものではない。有限と思うからこそ、本来の幸せと言う目的を忘れ手段に走ってしまう。
・人間の本質が価値創造である。それによって、共同体全体の幸せを実現するこそが経営人である。
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エッセイ感覚で面白く読めた。新たな視点があったというより、視野を広げてもらえたかなと思える一冊。
今まで経営=会社経営と思い込んでいたのかなあと思う。
仕事においてもですが、人生のあらゆる関係において、目的と手段の転倒、価値がすべて有限だと思うから短期志向、部分最適志向、現状維持志向になることはよくあること。そういう意味では新たな気づきになった一冊です。
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経営とは
物事の本質はなにか
シュールな言い回しがあるものの、文章を読んでて、気が付かなかった視点を教えてもらいました
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筆者が読んだ書籍のエッセンス部分を、経営という概念で再定義して、テーマ別に整理した本という印象。
読みやすさを意識したせいか、なんか、文体が濃ゆい(嫌いではない)。筆者の芸風(?)である自虐ネタが内容以上にやけに記憶に残る。
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新聞の広告と題名が響いたので読んでみました。
「経営」という題名から、インプットとアウトプットを数値化して世界の出来事、仕組みを説明した本かと思いましたが、そうではありませんでした。生き方について何らかの工夫のヒントを与えてくれるような自己啓発本、というよりも軽く読めるエッセイに近い本でした。
著者の岩尾俊兵さんは経営学者で『13歳からの経営の教科書』、『日本“式”経営の逆襲』などの著書があります。お父さんが事業に失敗し、高校進学を断念して自衛官になり、退職後はアルバイトをしながら認定試験に合格して大学に入学。東大大学院では初めて経営学の博士を取ったという経歴を持っています。鉄板の経営学者ですね。
著者は「本来の経営は『価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)』という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること」とした上で、以下の主張を提示します。
①本当は誰もが人生を経営しているのにそれに気付く人は少ない。
②誤った経営概念によって人生に不条理と不合理がもたらされ続けている。
③誰もが本来の経営概念に立ち返らないと個人も社会も豊かになれない。
こう書くと説教がましい固い本のように見えますが、内容は痛快とも言えるエッセイです。
著者がケーススタディとして挙げるのは15の事例。事例は貧乏、家庭、恋愛、勉強、虚栄などですべて「○○は経営でできている」という題名になっています。
そして各ケースで上記の①〜③を以下に反映させるかを説明します。
例えば「仕事は経営でできている」という項では、
1)世の中の9割9分9厘の人は仕事をしていない(例えばエクセル操作は作業であり仕事ではない)
2) 本当の仕事は(消費者だけではなく、取引先や上司、社内の別部署など広義の)顧客を生み出し顧客を満足に/幸せにして、その対価として顧客が喜んで報酬を支払ってくれるようにすること
3) だとすれば「仕事という名前がついているだけの何か」を減らし「真の意味での創造的な仕事」の割合を増やせば(中略)世の中に提供できる付加価値が増加しつつ仕事も楽しくなる
「言うは易く行うは難し」と言われそうですが、我々が本来の意味での「経営」を意識するだけで、様々な不条理や不合理を少しは回避できそうな気がします。
若干の自虐ギャグもありますが、文章は明快でストレスフリーで読めます。何よりも面白い「経営論的エッセイ」。お勧めの新書です。
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経営的な視点から人生の様々な場面を分析する。目からウロコの部分も多いが独特の回りくどい冷笑スタイルは好みが別れそう。
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タイトルから想像するより遥かに読みやすく、面白い。
そして、より多くの人に読んで欲しい一冊です。
みんなが(キレイゴトだと拒絶せず、巫山戯ていると怒らずに)読んでくれたら、もう少し過ごしやすい国になるはず。
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最後の章がまともに書かれており、その章に至るまでにダジャレを交えた章が続きます。
最後に向かうにつれて読み応えありますが、それまでは記憶にすら残らない内容で残念です。
文学が好きで頻繁に名作のパロディが出て来ますが、なかなか評価に厳しい内容でした。
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「経営」は「価値創造を通じて対立を解消しながら人間の共同体を作り上げる知恵と実践」
「究極の目的は何か」
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この本を知ったのは、講談社現代新書のPodcast。
言葉で、冒頭部分を聴くと物凄く笑えたので即Amazonクリック。
届いてみて、読んでみると、冒頭ちょっと重かった。
このブクログの評価が低いのはそこにある。
『読む』よりも『聴く』感触の方が絶対良い本である(笑)
しかし、読み進めていくと、文学作品のパロディが散りばめられていて、本読みには楽しい限り。
経済や文学についてちょっとした造詣がある方は、「あ、あの本読み直したい」そう思う瞬間がたくさんあるはず。
私は大した本読みではないが、良著は、別の本を読みたくさせると思ってやまない。
その意味では、この本は良著であり、著者の主張は多くの日本のリーダーに響いて欲しい鋭い指摘である。
経営とは何か?そんな疑問を持つ方にこそ、手に取って欲しい一冊である。
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テンポの良く、テーマごとに軽いタッチで導入を始め、日常生活の疑問を経営と関連で解き明かすエッセイ風の本。高校生に是非読んでほしい。