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早川書房から出ている毎年恒例の年間ベスト企画本。ザッとランキングを見渡してみたところ、上位10作のうち1/3くらいしか読めておらず、ぜんぜんチェックしてなかった作品が多くランクインしておりました。さあて、ここからまた適当に選んで読んで行きますか。
一作ごとに書評が書かれているので参考になりますし、投票した方のアンケート結果も掲載。『バーナード嬢曰く。』の新作が掲載されていたり、映画やゲームの注目作の紹介もあったりと、SF好きにはありがたい本です。
んが、この本を20年分は読んでるのであえて言いたいのですが、ここ5年くらいは企画らしい企画がなくて残念。むかしはSF好きによるSF映画ランキングとか、新しいスタンダードSF小説を決めるとか、マニアに喜ばれそうな、古い作品からマイナーな作品までSFを紹介し広める企画があったように思います。
小説、映画、ゲーム、漫画、アート、音楽などを一緒くたにしたオールジャンルの「SFオールタイムベスト」企画をやったり、神林長平と伴名練の対談を企画したり、なんかそういう冒険心や遊び心のある企画をやってもいいのでは?
無茶苦茶なこと言ってるかもしれませんが、ただ投票結果を出すだけならWEB上で確認する手段がいまやたくさんありますし、この本を買った人にしか得られない独自の部分をもっと展開してほしいなと、うるさ方のSFファンは思うのでした。
あ、でも恒例の作家たちが今年の展望を語る「〜年のわたし」は真面目に本の宣伝をする人がいれば、大喜利してる人がいたりと、その作家の性格や仕事のモチベーションなんかが見えてあれはあれで好きなので残してほしいです(贅沢な読者)
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読みたい本を増やす
魔性の本です。
実際すぐに数冊購入、積読してます。
早く読みたいです。
ちなみに、みんさんはKindleお持ちですか?
今すごく悩んでます。
まあ、購入した本をすべて置いておくことでもないし
お風呂でも読まない
価格差もそれほど大きいわけでもない
いいのは
暗いところで読めるとか
重たい本を持ちあるかないでいい
くらいかなーと思うと、
持ち運ぶほんと、家読みで本を分けるとかでいいかー
とおもったり。
結局、今回もKindle買い物かごから一度出して、
紙の本をぽちったんですが、、、
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SFというジャンルは好きなのですが、その一方でファンだと名乗るのには敷居の高いジャンルだとも感じていました
難しくて読み通せない、中断したままになっている作品が多くあるジャンルだし、読みたいな、読まなきゃな、と思ってる作品もまたたくさんあるために、それを可視化されてしまうように感じ、ずっと手をつけられてなかったムック本シリーズです
この度はじめて読んだのですが、そんなに怖くなかった
いやー、読めてないのたくさんあるなー…と思ったは思ったのですが、それは日々、Twitter(X)やnoteなどで読書家の方の文章を読む生活をしていたら自然に感じる事なので、この本で特別怖い、ということは無かったです、良かった
あと、裏表紙の過去20年のベストSFは、いくつか読めてるからそれが功を奏したのかも知れない(別に多く読めてるわけではない)
2023年のベストSFは、ぜんぜん読めてないのですが、読みたいと思ってるものはめじろ押しでしたので、またやっていこうと思います
作家、評論家の方などのマイ・ベスト5のコーナーでは、それをSFと捉えていらっしゃるのか…という意外なチョイスをされてる方がいらっしゃるのが面白いです
アニメや舞台作品、展覧会の図録などを上げてらっしゃる方もいて、心惹かれます
推しの漫画『バーナード嬢曰く。』の出張掲載がされているのも良いです メインの2人だけの登場でしたが、内容がいつもとちょっと違う“よそいき”っぽさがあっていい
【SF者ごっこ】をしてるところかも知れない
気になった事としては、海外作品のベストSF10位の紹介文が、これはネタバレなのでは? と感じたこと
いい紹介だし、読みたくもなるし、いいんですが…
「この小説、叙述トリックが凄いから読んで!」って言っているに等しい文章のように自分は感じてしまったので、叙述トリックは好きだし読みたいけど、直に勧められるのは違うんですよ、自分で見つけたいんですよ、と思っちまったのでした