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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんだかキュッとして切ない様な気持ちになりました。
猫なのか人なのか判らなくなってしまう様な…
でも作者の後書きの様なものでホッと、ホッコリしました。
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私が世界で一番好きな生き物は猫です。子供の頃、実家に猫が6匹いて、生まれ変わったら猫になりたいと思うぐらい、猫が大好きです。猫が出てくる小説が好きなので、タイトルと表紙のイラストに惹かれて購入しました。
猫が酷い目に遭う場面は心が痛みますが、猫同士の会話にとても癒されます。登場する猫達を想像するだけで、とても癒されます。さらに猫が好きになりました。
あとがきの「崖下の猫」も面白くて、「急性猫欠乏症候群」の症状は、猫好きさんならヘッドバンキングする勢いで頷き、共感できるのではないかと思います。
あとがきも含めすごく面白かったので、大山淳子さんの猫弁シリーズも読んでみようと思います。
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これは良作。図書館で借りたけど、買おうかなと思うほど。
実は私は猫好きであるからこそ、動物をモチーフにした物語はかなり苦手。何故なら、8割がた猫に寿命が来るか、若しくは猫が交通事故にあって死んでしまうお涙頂戴エンディングが多いから。だから、この本を読み始める前もどーせそんな話かな?とハードル低めに読み始めてしまったけど、そういうテンプレートにはまらない素敵な話だった。こういう話を良いと思えるのは、人生の苦楽を少し味わった後なのではないかなと思う。一言一言が身に染みてきて、本当にそうだな…と遠い目をしてしまう時もあるし、純粋にほっこり幸せな気持ちになる時もある。もしこの本がつまらないと感じる人がいるのであれば、それはその人の人生が満ち足りすぎて苦楽の苦が足りない時なのではと思う。
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猫と人とのつながり。猫が繋ぐ人と人の縁。自由としがらみ、生き方を選ぶということ。猫と人の幸せを巡る物語。心が震えました。優しくて、切なくて、とても美しい物語でした。