紙の本
3年編はあるのか?
2024/02/27 13:49
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投稿者:わんわん - この投稿者のレビュー一覧を見る
比較的穏やかな流れの中で、南雲会長話とかあるので、あとがき記載のとおり、次巻以降に話が大きく動きそうで期待してます。
3年編はあるのかふと疑問です。
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すまない押し花、また後で…
ここのフレーズに綾小路の本音を感じた。可愛いやつだなーとニヤニヤしてしまう。
本編はゆるーい展開の中にも、次巻に繋がる熾烈さを感じさせる内容でした。
1年前には想像していなかった新たな登場人物が出てきて、綾小路の回りの人間関係が豊かになっていくのが感じられますね。
次巻も楽しみであります!
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休暇期間ならいざ知らず。通常授業期間中にこのように緩やかなテンションの話が展開されると思わなかったなぁ。一応ゲーム形式であるものの勝利の価値がとても低い交流会。それは嵐が来る前の静けさであるようにも、激戦へ向かう最後の休息であるようにも思えたよ
今回の綾小路は普段接点のない人物とばかり接していたね。そもそも同じクラスの者との会話がほぼ発生せず、彼女である軽井沢との会話も最低限だった
代わりに会話の機会が増えたのがAクラスか
前回の特別試験によりAクラスでは坂柳が大切な友人を失い、橋本が離反するに至った。中心軸に動揺が走ったAクラスはこれまでになく不安定
この巻で描かれた様々は特別試験がクラスをどれだけ変えてしまったかを確認する工程でありつつ、同時に学年末試験に向けた準備段階のように思えたよ
最も目立つ動きをしていたのが橋本かな?
これまでは腰巾着もしくは参謀として坂柳に付き従っていたが特別試験では坂柳を裏切った。それによって彼は立場が悪くなったわけだけど、むしろ危うくなった状況をこそ利用して綾小路を勧誘している
終盤に明かされた賭けの内容から察せられるに、破れかぶれに裏切ったのではなく彼も一種の賭けをしているのだろうね。その賭けがAクラスだけでなく学年全体を揺り動かそうとしているのだからとんでもない話だ
もう一つの賭けとして描かれたのは綾小路と南雲の勝負かな
ただ、こちらは賭けとも勝負とも言い難い、本当にただのゲームとしか言い様がないもの。遊びの延長みたいな交流会で3敗したら負けだなんて緊張感が生まれる筈もない
その意味では決着を付けるというよりも南雲が綾小路との因縁にピリオドを付ける為の対決だったのかもしれないね。特に終盤で明かされた彼の心情から察せられるように、別の思惑で勝負をしたかのような印象すら受ける
南雲は傑出した存在に成れなかった。そして綾小路には勝てない、そう己に再認識させる為の賭けだったのかもしれない
ヒロイン面で今回スポットが当たったのはやはり山村になるのかな?
最近株を上げている一之瀬は残念ながらお休み。軽井沢を始めとして堀北クラスの面々とあまり関わりが無かったからそちらの進展も薄く
代わりに目立つ関わり方をしたのが山村になるのかな
一時は坂柳の命令で綾小路を探っていた事も有る山村。けれど、孤独性を象徴するような彼女は同じく孤独性を宿す綾小路と似通った部分があって
それが気配の薄い山村を綾小路だけが平然と認識できる理由にも繋がっていたりするのかな
ただ、山村は孤独に身を染めていても孤独を愛しているという程ではないね。だから知らず知らずの内に坂柳との繋がりを求めていて、それが特別試験で崩れてしまった事で彼女も不安定になった
この事態は他クラスに属する生徒であれば願ってもない付け入る隙。だというのに、彼女らの事情にもアシストしてしまう綾小路は誰よりも大局的に学年を見ているよ
大きなトラブルも無く穏やかに終わった交流会。けれどラストには驚きの展開が待��ていたね
順当に過ごしていけばいずれ勝者も綾小路と戦うべき者も現れる。それでも坂柳と龍園はそれに至る場のセッティングを早急に望んだ形か
どちらに転んでも学年全体が大きく揺れ動く。果たしてどちらが生き残るのか、またこの賭けに含まれない一之瀬や掘北はどう動くのか
唯でさえ波乱含みとなりそうな学年末試験、今から大荒れとなる想像しか出来ないよ
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ようやく綾小路と南雲の対決。とはいってもペナルティのない交流会。もっとバチバチの戦いをして欲しかったけど、学年が違うとなかなか直接対決って難しいのかな。
山村や、坂柳、天沢など、綾小路の行動によって影響を受けた人物が多かった。そうなるとますます綾小路の計画がどういうものなのかが気になる。
次巻は坂柳と龍園の対決。負けた方は退学。教師の立ち会いでの正式な取り決めだから、必ずどちらがいなくなるのか…。
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また、一気読みで気づけばこんな時間になってしまった。(午前2時)
今回は緩い対決の交流会。それに足並みを揃えるように登場人物の人間味がましていく。八雲、坂柳、堀北そして綾小路。みんな最初の頃から随分変わって周りを見、関わりを持つようになった。これこそがこの話のひとつの主題の成長なのかもしれない。