悪役令息の七日間 みんなのレビュー

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投稿者：さばみそ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルに「七日間」とありますが、7日の話はページの半分ほどです。
後半は、その後のお話になります。

主人公ユリシーズは記憶を思い出してもほとんど性格が変わらず悪役のままです。
後悔したり改心したりもせず、今までの行動を元に理由付けを行って、いかに断罪を逃れるか・罪を軽くするかに振り切っています。

誘拐されたときに攻め役トリスタン以外との性的接触（最後まではしていない）描写があるので、そこはちょっとあらすじにでも入れておいて欲しかった。
あと、ふつうに悪役令息なので、平民や他人に対する行動で驚くというか「そのために出てきたのか…」と使い捨て感がすごいかわいそうなキャラがいます。

最終的にはユリシーズとトリスタンのふたりの世界になるので、ハッピーエンドと言えばハッピーエンドになるのかな。
その他の周辺キャラは、ハッピーにはハッピーだけど、ハッピーとも言い難い感じで終わるので少しだけ読後のスッキリ感は弱いです。