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紙の本

以前出ていた「古代文字の世界」と被るが

2024/02/14 23:29

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この本は岩波書店から移籍した本だが以前に新潮社から「古代文字解読の物語」として刊行されてから講談社学術文庫に移籍して「古代文字の世界」として刊行されていたポープの本と内容が被る。ポープの本はヒエログリフについてギリシャ・ローマからキリスト教文化に移行する中で残された記憶から解読されるまでの長い過程が細かく紹介されているが、この本は解読についてだけに絞っていたり、この本では評価して書かれているグローテフェントがディレッタントのように辛辣だという具合に異同もある。
 親本が出た時点では線文字Bが解読されて間もない頃だ。
 親本は箱入りだが結構薄い本なので一般向けの入門書といったところだ。
 アンクティル・デュペロンがヨーロッパにもたらしたアヴェスターが古代ペルシャ語の解読に重要な役割を果たすのにポープの本は素っ気ない。アヴェスター文字について「恐らくインド起源の一種のアルファベットを古代イラン語の表記に適合させたもの」というのはどうだろう?この章を書いた関根正雄は旧約学者であってゾロアスター教研究者ではないとしても講談社学術文庫にはメアリー・ボイスの「ゾロアスター教」が筑摩書房から移籍しているし講談社は青木健の本を何冊か出しているのに。アヴェスター文字がキリスト教徒がシリア語で聖書などを記す時に使っていた文字を参照してアヴェスターの写本を記す時に生み出されたのだから。
 「古代文字解読の物語」の邦訳者と担当編集者はペルセポリスで楔形文字を実見した「ケンプファー」がケンペルと知らなかったらしくドイツ語の原音表記にしている。この「古代文字の解読」や「古代文字解読の物語」が刊行された時点では出たばかりだった矢島文夫の「解読」を参照すれば「ケンプファー」がケンペルと分かって記せたのに。

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紙の本

古さは感じない

2024/04/01 19:34

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マルクス・アウレリウス - この投稿者のレビュー一覧を見る

元の岩波本が出たのは、線文字Bが解読されて間もなくの頃で、その分特に臨場感が感じられる筆致で、学術的には今では古いところもあるのだろうが、それを感じさせない。細かいところはやや苦痛に感じるところもあるが、ずいぶん丁寧。解読の経緯に絞った記述で、歴史的背景などの記述がもう少しあればなお良いが、著者の方針であり止むを得ない。解読に挑む人々の人間模様は淡々とではあるがダイナミックに感じられて楽しい。

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