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フランスでのユダヤ人迫害で犠牲となった姉妹を、現代に生きるゆかりの姉妹が、
その跡をたどる。
現代に生きる姉妹は今見えている景色やモノから、過去の世界を見る。
そのきらめく美しさは散文詩のよう。
ただ・・・進まない。
語弊を恐れずに言えば、わたしは第二世界大戦下におけるユダヤ人迫害を
テーマにした作品はフィクション、ノンフィクションを問わず大好きだ。
オシフェンチウムことアウシュヴィッツにも出かけている。
でも・・・ガザの戦争が起きてから、ユダヤ人迫害をテーマにした本が
読めなくなった。
あんなにホロコーストで苦しんだ民族が、なぜ、こんなにむごいことをできる!?
あまりにも単細胞の考えとわかっているけれど、理性ではどうにもならない。
それが、今の正直な気持ち。