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キックボクシングの試合で、勝利した後にチャンピオンが倒れ死亡する。
病死と診断されたが、関係者に状況をヒアリング、CT画像を見ることで真実が解き明かされる。
倒れた後の心臓マッサージで殺される。
とても読みやすい。
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本作は二つの短編から構成されたものだった。
どちらのケースも不可思議で、とても興味深かった。
最初のケースは、作者の知念実希人の創作活動や作品にかける思いが乗り移ったような、熱い話だった。
二つ目のケースは、真実を知った時の哀しさが半端ではなかった。
自分が同じ立場に置かれたら、どんな行動をするだろうと考えてしまった。
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「バッカスの病室」
患者への差入。
数値と疑わしき病気に関する説明をしたところで、入院で断絶すべき物を渡すとなると簡単に首を縦には降らなかっただろ。
執筆してもらわなければいけない理由があったとしても、休むべき病室にまで押しかけて締切を言い続けたら病むだろ。
「神のハンマー」
劇的な死に様。
本来ならばリングに立つことすら許可されるはずもなく、映像でしか試合を見ることが出来ないぐらい限界だったのだろう。
医療の知識があったとしても、目の前で起きたことに一瞬でもパニックになってしまったら見えるものも見えないだろ。
「後輩、朝霧明日香」
噂はどこまで。
たった一人の風潮がここまで浸透しているとなると、流石に毎回誤解を解く気苦労の方が大きくて恋人など出来ないだろう。
タイミングの悪い余計な一言がなければ、新たな想い人が出来て幸せな日々を過ごすことが出来ていたかもしれないな。
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今回は中編2編。凡人には想像もつかない医療ミステリーですが、解決を読むと、なるほどしっかり伏線も張られていて(まあ、それが医学に知識がないと素通りしてしまうわけですが)満足。
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中編2本。
安定のミステリー感。安心して読める。
病気のことなど知らない身なので、まさかそんな症状が?そんな対処法が!?という驚きがいっぱい。
さすがお医者さまだ。
とはいえネタが割れても(病気がわかっても)、あーそこに伏線があったのか、という驚きをいただけるのでこの作品はとても好き。
2本目の話はけっこう切なくて、しんみりしてしまった。でも悲しいけど、本人はどうなんだろうなと。人生の1番いいときに…。私なら本望だけど、考えてしまった。