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出版社(金剛出版)ページ
https://www.kongoshuppan.co.jp/book/b640854.html
内容・目次
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横道氏の書をはさみ、斎藤環氏とケア倫理を絡めた小川公代氏の対談を中心に当事者研究とオープンダイアログ、そしてケア倫理の関係を対談なので、わかりやすく、縦横無尽に語り尽くす。最後に頭木弘樹氏、村上靖彦氏の対談でしめるなんとも贅沢な対話集であった。印象に残った言葉を二、三。倫理的であることが治療的である。人間の尊厳、自由や権利を尊重していくことで結果的に回復が起こる。知は権力で、権力が生まれると上下関係が生まれる。ケアラーが弱さを共有していないとケアはせいりあしない。中井久夫氏とケアの倫理の親和性についての論考も面白かった。
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P149「創造行為自体が症状の等価物であって、発症する代わりに作品を創った」
P178「天才は病んでいると言うよりは、常人以上にタフなレジリエンスを有しているのではないか」
P187「当事者研究は見かけ上はサイエンスという形式で文学をやっていこうという新しいムーブメント」
なるほど…。