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ドラマみたいな実話、泣ける
そして著者、天才すぎる!!
綾瀬はるかさんとかに演じてもらいたい!!
現在の日本の医療に纏わる課題についても考えさせられました
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『@空飛ぶドクター』
ほぼ日書評 Day775
タイトルは、飛行機を使って全国(特にいわゆる僻地)を飛び回る、フリーのドクター(お医者さん)の意味である。年間のフライト数は200を超え、ある年の源泉徴収票は年に48枚、ほぼ週に1件、異なる病院で医療に携わった計算だ。
そんな中、常人には想像すらできないエピソードが多数語られる。
一例を引こう。
ある冬の日、北海道内で函館の次の仕事地が稚内にだった。が、函館〜新千歳は飛行機が飛べたものの、新千歳から稚内の便が雪で欠航に。さらに新千歳から札幌への移動も電車・パスともに全滅。どうする私?
普通のサラリーマンなら、雪で飛行機が飛ばないのでアポをリスケにて"よろおね"である。が、僻地医療に携わる身、稚内に辿り着かないと現地には患者さんが自分を待っているのだ。
そこで著者の取ったチョイスは、新千歳から羽田へ戻り、旭川空港まで折り返し"国内で最も雪に強い"とされるJR宗谷線で稚内入りするというもの。実際、その日走ったのは「特急宗谷」だけだったという。まさに、凄まじきかな…である。
"フリー"であるが故の身分の不安定さ等にも時折言及されるが、医師としての使命感と、何よりこの環境を楽しんでいることが、ひしひしと伝わってくる文章は爽快である!
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僻地医療は、僻地に移住して医療を行う先生もいますが、
都市部から僻地に飛んで行く先生もいるのだと知りました。
他の方のレビューにもありましたが、
飛行機が飛ばなかったり、電車が運休したら、会社員ならお休みやリスケできても、
医師は、そこで待つ患者さんのために、必ずそこに向かう。
その姿に感動しました。
固いお話だけでなく、各地を飛び回ることを楽しんでいる姿や、
源泉徴収票が48枚!のビックリなお話など、
バラエティーに富んでいて楽しく読み進められました。
私の実家も過疎化していて、高齢の両親の病院問題、
弟が緊急救命士をしていて、話を聞くこともあり、
日頃の健康管理や、タクシー代わりに救急車を呼ばない、など、
みんなが気を付けることで、医師の過重労働問題や夜間の緊急医療対応などに、
直接貢献できずとも、間接的に貢献することの大事さを感じていたので、
たくさんの人に読んでほしいと思います!
私自身はあまり病院にもかからないし、お医者さんへの苦手意識もありましたが、
この本を読んで、熱い想いで医療に従事しているお医者さんへ感謝の気持ちを抱き、
また、自分自身にできることも、考えるきっかけにもなりました。
僻地医療や、今後の医療問題についても、現状を知ることから始まると思うので、
たくさんの人に知ってもらいたいと思いました。