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一文が短くわかりやすい為、サクサクと読める。SMAPの解散の事件は話題になっていたが生々しく知ることができる。SMAP立ち上げ時の苦悩の部分も興味深く、色々とアイドルの境地を開拓した素晴らしいグループだったのだということを再認識。
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小説という体裁ではあるものの誰がどう読んでもSMAPの実話。やはりあのスマスマ生放送の舞台裏を記した『20160118』がハイライト。あれからもう8年が経った。国民は2023年のジャニーズ激動も目の当たりにしたが、別にスマスマの映像をテレビで見ることは無い。本書の中にも出てくる東日本大震災の支援に関する27時間テレビの映像も。再結成はおろかSMAPという確かに存在していた輝きをアーカイブ映像という形で見ることさえ叶わなくなった。悲しいかな記憶が風化されていくことは歴史が証明している。だからこそ放送作家として近くで見てきた著者が紙で遺せた時点で本書の意義は十二分に達成である。
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SMAPについて裏方の放送作家である著者の想いや考えを疑似体験することができる貴重な本である。
SMAP×SMAP世代の私としては、月曜日10時にロート製薬のCMから始まる番組が大好きだった。
マドンナが出た会もマイケルジャクソンが出た会も観ていた。
それらの裏話を知れて、単純に興味深かった。
もう解散してSMAP×SMAPのアーカイブ映像を観ることができず、段々とその歴史が風化していく中でこの小説は貴重な記録になるだろう。
ぜひSMAP×SMAPを観たことがないZ世代にこそ読んで欲しい
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以前読了した「僕の種がない」に続き本作もとても良かった。
本文中に"この物語は「小説」である”の一文があったがほぼ実話に近いと想像する。
読み終えて真っ先に沸き起こった感情は切なさ。
デビューから決して順風満帆だったわけではなく、メンバー、マネージャー、スタッフ、皆の努力が実を結び花開いていったであろうに。
公開処刑とも言われた番組中の謝罪をリアル視聴していた時の心のざわつきを思い出す。
事務所の圧力に屈するしかなかった彼等の無念を思うと胸が締め付けられる。
作者の悔恨の情と共に彼等へ向かう温かなエールが心に響いた。
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まだまだ生々しくてしんどくて、寝る前に1章ずつ読んでった。
あくまで小説だと銘打ってはいるものの、
これを出版できるようになっただけ時は過ぎて世間も様変わりはしてきてる。
ジャニーズ帝国は崩壊し、それ以外の事務所でも独立ニュースはもはや珍しくもない。
それでもSMAPや能年ちゃんがいまだテレビ界に戻ってこられない現実が覆るその日はまだ遠いのか。
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「この本は小説である」と言う一文はあるが、約20年と言う長きに渡り時代を築いたSMAPを鈴木おさむ氏の目線と関係性から描かれた作品。
時代と文化を作った彼らの葛藤と、彼らを支えた多くの人たちの物語。社会的にも色々な事があった時代だっただけに、昔を振り返りながら、時に切なく、涙が出てくるページもあった。
誰よりも眩しい光を浴びる努力をしていた彼らだから、同じくらい濃い影に悩み苦しみながら、同じ人間として悩んで決断をした日々だったのだろう。
同じ時代を生きた者として、時に喝をもらい、自身も彼らに負けない位まっすぐに生きたいと静かにエネルギーを受け取った。
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特段SMAPのファンではないが、これを読んで思ったのはただ1つ。
生きている価値のない3大人間、習近平のクズ、プーチンのクソ野郎、そして藤島ジュリー景子。
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『#もう明日が待っている』
ほぼ日書評 Day781
いっさいフルネームやグループ名の固有名詞は出てこないが、誰が読んでも中居くんや木村くんがいたあのグループを素材にしたノンフィクション小説。
リーダーがいい人すぎる嫌いはあるが、当時をリアルタイムで生きた人間としては、色々とその絵が眼前に思い浮かんできて、一気に読んだ。
にしても、いまだに事務所名も、創業者の名前も表に出せないというのも、大変な世界なのだね。
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スマスマの頃は高校生、大学生の時で、普通に見てたが、番組放送の裏でスタンプ、メンバーがこんな想いで番組作りしていたのですね。懐かしい。
グループ、番組としてはハッピーな終り方ではないと思うが、各々の活躍をこれからも応援したい。
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自分の中でSMAPという存在が特別過ぎて読むのに少し抵抗があった今作。でも読まずにはいられなかったし、読めて良かった。2016年を描いた章からは筆者の自責の念が克明に伝わってきて、奥歯を噛み締めながら読んでしまった。これは確かに筆者にしか書けない。
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特段のファンではないが、自分の10代、20代のアイドルとしての筆頭だったSMAPの軌跡を辿る。
改めて、色んなことがあったし、自分がハマった歌やドラマがあったことを思い出す。そして、メンバー達の人間としての強さや凄さを感じて、改めて国民的スターは伊達じゃないと知る。同時代のテレビの人達という観点でフォローしていたが、この書を読んで改めて、ファンになった。
言葉を大切に、人を大切にして、考えシミュレーションして、伝えていく姿勢は凄いと思う。緊張すらも、それを味わえることのできる自分がレアであるという視点から愉しみに変えてしまう。
そんな彼らですら、あの謝罪会見をせざるを得なかったというところに、事態の悲惨さと、業界の歪さがよくわかる。
そうしたマネジメントの強権性が、あの会見や性的虐待を産んでいたのだろうか。余りにも歪な闇を感じる。
そこから去り、夫々が活躍している今に感謝。
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毎週欠かさず観ていた『SMAP×SMAP』。
立ち上げから携わっていた鈴木おさむ氏だからこそ書けた、その誕生と裏側、終わりを迎えるあの日までを
克明に描いた一冊。
改めて“スマスマ”は、伝説の番組だったと実感。
あの5人を超える国民的グループなんて、それこそ“奇跡”が起きない限り、絶対現れないと思う。
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あの頃、当たり前のようにトップで輝いていた彼らのあの日のことが知りたくて読みました。
特別ファンて訳じゃなかったけど、彼らのバラエティやドラマは当然見てたし、曲もほとんど分かる。
テレビの中の人の名前なんて全然覚えないうちのおばあちゃんがシンゴちゃんを推してた(笑)
それくらいすごい活躍だった。
だからこそ「あの日」のことは鮮明に覚えてる。
公開処刑だったよね。
そのイメージしかない。
そこに至るまでの詳細な流れが知りたかった。
結果、書かれていたのは期待していたものとは違ったかな。
あくまでも美談中心。
「あの日」のことも、少し辛い内容ではあったけどこれまで色々なところから出ている情報で推察できる範囲内のことしか書かれていなかった。
あくまでも「小説」ということらしいので、輝かしい時代を美しく刹那的に残したかったのかなと思いました。