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紙の本
実に面白かった GW読書の収穫
2024/05/08 02:54
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投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
直感が当たり、充実した読書体験を得ることのできた一書。丹波哲郎という好漢(と云わせて頂きますが)の真の内面がどのようなものであったのかは知る由もありませんが、解像度の高い描写で、(大蔵)貞子夫人や東島邦子さんとの関係性なども含め、その生きざまが手ざわり感をもって体感できました。実に面白かったですね。
「丹波さん・・・・・・、お見事な生涯でございました!」(5頁、西田敏行による弔辞の最後の言葉)
「奇妙なことに、美輪明宏や江原啓之をはじめとする何人もの霊能者が、別々の時間に弔問したのに、まったく同一の光景を見たと証言している。祭壇の中央におかれた棺の上に、丹波が長い足を組んで腰掛け、さも満足げにほほえんでいたというのである。」(14~5頁)
「お前のいない間、当地で僕がどうしていたか、そっと教へてやる。それは大変かわいそうな話だが、風呂の中でお前の寫眞を見ながら・・・・・・してた。」(327頁、江畑絢子さんへの手紙より)
「早くお前の冷い白い裸をだきしめたい。お前の口唇に僕の部厚い胸を押しつけたい。」(332頁)
「壁一面の本棚には内外のアダルト・ビデオも並べてあったが、マスコミが書斎の撮影に来る日は、事前に堀が目につかないところに隠した。」(391頁)
それにしても、丹波哲郎の霊界にまつわる活動が、使えない僧侶(宗教家)への批判を内包していたというのは、なるほどと感じ入りました(178頁および240頁)。
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