読割 50
電子書籍
瑕疵借り
著者 松岡 圭祐
どの物件にでも起こりうる事件。感動の“賃貸ミステリ”。思わず涙する極上短編集。訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、...
瑕疵借り
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瑕疵借り (講談社文庫)
商品説明
どの物件にでも起こりうる事件。感動の“賃貸ミステリ”。思わず涙する極上短編集。訳あり物件に住み込む藤崎は不動産業者やオーナーたちの最後の頼みの綱。原発関連死、賃借人失踪、謎の自殺、家族の不審死……どうすれば瑕疵を洗い流せるのか。男は類い稀なる嗅覚で賃借人の人生をあぶり出し、瑕疵の原因を突き止める。誰にでも明日起こりうるドラマに思わず涙する”賃貸ミステリ”。
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紙の本
「事件」を人情味ある「瑕疵借り」が解決
2018/08/09 02:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤波雅司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
独り暮らしの会社員が自殺した部屋、白血病になった原発作業員が死亡当時借りていた部屋。
その部屋に住んでいた人と真実を追い求める者と、「瑕疵借り」の交流により全貌が明らかになり、その部屋は「瑕疵物件」ではなくなる。
紙の本
『瑕疵借り』
2018/05/29 20:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「瑕疵借り」──瑕疵の告知義務を軽減・消滅させるためにワケあり物件にあえて住み込む賃借人
業界の違法すれすれの裏ワザを生業とする藤崎達也を軸にした哀しくも明日への一歩を感じさせる連作“賃貸ミステリ”
コンビニ店員の琴美が、ひそかに思いを寄せていてなくなった原発作業員のアパートをたずねると──「土曜日のアパート」
四十代のひきこもり牧島が、義兄として保証人にされていて行方のわからない若い女性の住まいをたずねると──「保証人のスネップ」
など書き下ろし4編収録
『千里眼』『万能鑑定士Q』の松岡圭祐最新作、単行本版と同時発売
紙の本
新たなる救世主!
2018/05/18 11:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すかい - この投稿者のレビュー一覧を見る
瑕疵物件というものが、こんなにわが身にも起こりえることとは
考えてもいなかったので衝撃を受けつつ、だからこそこの作品に
出会えてよかったと。
松岡圭祐さんの作品だからどんな謎解きが待っているのかと
わくわくしながら手に取りましたが、これまたスマートすぎる展開に
「やられたっ!」という気分に駆られつつ、さらにその後は想像
していなかった清々しい気持ちになるストーリーに心が救われた
気持ちになります。
いわゆるヒーローとは異なるけれど、藤崎達也は今の日本に
必要な救世主にちがいないです!
電子書籍
事故物件
2018/10/16 20:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:虫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今はやりの事故物件もの。
瑕疵は心霊だけとは限らずテンポよくサクサク読めました。
主人公が魅力的です。
タイトルで購入しましたが
読んで良かったです。続きがあれば読みたいな。
電子書籍
設定に無理があり、説得力不足
2018/05/23 06:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
瑕疵物件を借りて、物件にまつわる特に心理的な瑕疵の度合いを下げるために、残っている問題を調査し、解決する瑕疵借り専業者・藤崎達也の短編集です。収録作品は、「土曜日のアパート」、「保証人のスネップ」、「百尺竿頭にあり」、「転機のテンキー」の4編です。それぞれの物語の主人公は違いますが、藤崎達也がそれぞれの主人公たちのわだかまりを解決します。
4編のうち後半2編は遺族の行動なので、瑕疵借りの藤崎達也に出会う経緯にそれほど不自然な感じはしませんが、前半2編は赤の他人のことなので、設定に無理があるように思います。主人公たちの「気になって仕方がない」という心情は理解できますが、だからと言って新規入居者にしつこく問い質したりするものでしょうか?
また、業界内では結構名が知られているという藤崎達也の生業もそのようにしつこく疑問を明かそうとする人たちが居なければそもそも成立するものでもないのではないかという違和感がぬぐえません。
原発作業員に対する労災申請権放棄を強要する違法契約や、保証人紹介という詐欺、引きこもり、サブリース契約、ブラック企業、ネットの瑕疵物件情報サイトなどさまざまな現代の社会問題が「てんこ盛り」な感じがするのもマイナス要因のように思います。
読み物としてそれなりに面白いと思いますが、どれもなんだか無理があるようで、説得力がいまいちです。