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◆父殺しのパラドックス
◆肉の影
◆仮面の女
◆裏切りの遁走曲
◆顔
◆本番まで
◆街の旅
◆その遺産を捜せ
◆歪んだ蜜月
◆脳味噌の報酬
上記10篇の短編集。
全て最後は”女は恐い”という方向にもっていきたいのだろうけど・・・、ほとんどがまず男の方が不倫やら何やらで女を裏切った故の結果なので、ま、当然じゃないかと(笑)。それぞれ短い割には話もしっかりしていたし、気楽に楽しめた。
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女って、男を狂わす。そこがみりょく。弾力のある肌、肉感的な唇、それに回転の早い頭。これが彼女たちの武器。しめしめ、落ちたぜなんて。思ったら危険ですよ。彼女たちはもう飛び立つ準備をしています。
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表題作の「仮面の女」をはじめ、一貫して一筋縄ではいかない女性が描かれた阿刀田高らしい一冊。
全編にわたりブラックで、結末を見たときニヤリとさせられるものが多いですね。
後半3篇が特にインパクトも面白さもあったと思います。
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実にブラックな作品たち。
男女のそれを書かせたら強烈ですね。
ただし、万人向けではありませんが…
特に爽快に感じたのは
火遊びが過ぎたものたちに
強烈な鉄槌が見舞われる「その遺産を捜せ」です。
まあ、相応の罰ですね。
くれぐれも愚かなまねは考えぬよう。
その他にも強烈な作品があります。
癖はありますが、
一度読んだらやめられなくなります。
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あまり深く考えなくてもすっと入ってくる話が多くてよかった。妖艶な女の人とおバカな男の人の話がたくさん。
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再読。ブラック短編集。
父殺しのパラドックス / 肉の影 / 仮面の女 / 裏切りの遁走曲 / 顔 / 本番まで / 街の旅 / その遺産を捜せ /歪んだ蜜 /脳味噌の報酬
懐かしくて購入。
女は怖いという話で、わりと結末は予想できてしまった。
あと、こんなに性描写が多かったのかと。
まあ男性が甘いということかと。
(電子書籍 BookLive)
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図書館のページが黄色くなった古い文庫の初版年を見ると、昭和62年でした。
ワタシが初めて阿刀田さんの作品を手にしたのが「ナポレオン狂」で、その頃妹に勧めると、彼女もとても面白がっていたのを覚えています。仮面の女は10編の作品集ですが、どの作品にもエロがアクセントで効いていて読み飽きない本でした。村上春樹さんのエロとは違った味のあるエロだと思います。
ワタシの通勤の25分を心地よく満たしてくれる作品でした。