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さらさらと読めるエッセイ集。
著者の考えや感性に共感するところが多いのと、私には到底及ばない発想が斬新で心地よい本でした。あとがきも面白い。
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外国に留学経験のある筆者が見た、日本文化と欧米文化の違い、そこから来る日本という国への愛情であるとか現代の教育や文化に対する考え方、提案など、盛り沢山な内容。
小学校時代は「読み書き計算」を軸に教育を行うべきであって、理科や社会は中学・高校からで十分、という提案は驚くと同時に大いに共感できる、革新的な内容でした。
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「国家の品格」と言っていることはあんまり変らない
そのへんにちょっと物足りなさを感じるけれど、読んだ後元気がもらえます
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祖国とは国語の次に読んだ藤原氏の作品。平成の大不況時にこんな本が書かれていて、当時のことをほとんど覚えていない自分にとって状況を理解し、それを批判的展望した一意見が非常に勉強になった。ぜひまたよみなおしたい。くやしいことに、今本を読みすぎていて、読んだ内容がごちゃ混ぜになっている。
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祖国とは国語と似た内容。よみかきそろばんのような『かたち』こそ大切にすべきだと筆者は述べている
この本が書かれた当時、アメリカ型の教育を導入しようとしていることを批判していたがもっともだと思う。
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数学者・藤原正彦氏のつれづれエッセイ。年配の説教気味。
面白かったです。
教育に関する考え方など、概ね賛成。脳の若いかたなのかなー、と感じました。
色々な日常のポリシーに、ご家族の賛同が得られていないところなどが微笑ましかったです。
やっぱり、小学校で一番大事な科目は、国語と算数ですよね!
現状の国語のやり方で、かどうかはさておくとして。
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①武士道精神を愛して卑怯を憎み、②他人の向上に熱心な性向を持ち、③論理的、合理的でないものを尊ぶ情緒の国に生まれたことを誇りとする、情に掉さしてばかりの数学者はいかに誕生したか。論理の美しさとユーモアが見事に和した、珠玉の傑作エッセイ。
ひとつ気付いたことは、藤原正彦のエッセイ集には、たいてい最後にグッと胸に迫る話が収められていることである。
今回もまた、彼の幼少時代の話が収めれており、それを読みながら「正義」とは何か、「善と悪」とは何かについて深く考えさせられた。
数学者のルーツをのぞき見ることができるのは興味深いが、こうして最後に胸を打つストーリーを持ってくるところが、なんとも憎いなぁと思ったりした。
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国語教育の重要性について、この本を読んで築かされました。今さらだけど猛烈に本を読んでます。
読んでいて日本人であることに誇りを持てて来る気がするのと同時に、自身も武士道精神を愛して卑怯を憎む日本人になりたいと思いました。
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相変わらずです。
たまにこの頑固オヤジの言葉を聞きたくなり購入してしまいます。
金八先生をついつい見てしまう感覚か。
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藤原先生は「会津藩は明治維新に官軍と戦い壮絶な最後を遂げる、儀を通した武士道の鏡、日本の誇りであるのだ」と会津出身の祖母を持つ妻をその地の旅行へ誘う。奥さんは「何もない田舎でしょ」などと言っていたのに、旅行を無事に終え、会津について学ぶほど会津武士道を誇るようになる。夫、藤原先生に対して「何よあなたなんて会津の血が流れていないくせに」とまで言うようになる(笑 そんな会津へ機会があれば旅行に行きたいものだ。
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なんとなく手に取って読み始めてみたけどとても面白かった。小さいうちに国語の時間を確保した方がいいという考えには賛成。子供と本読もうかな
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2000年刊。48篇のエッセイを収める。威風堂々と正論を言う。
数学や家族以外の話題では、国語教育、ゆとり教育、国際化、ポリコレ、標語人間……に一家言。しかしそれから25年後経ったいま、憂えた状況はよくなるどころか、さらに悪くなっているかもしれない。とくに、強者の論理とポリコレの関係についてのエッセイ、ダイアナ妃の報道とポリコレの関係についてのエッセイは秀逸。
巻末の解説は内館牧子。軽妙なタッチで、著者のナルシシズムをとりあげている。