投稿元:
レビューを見る
坂村教授が時事ネタについての見解をまとめた本。
それぞれ独特で、それでいて的確な考えなのはさすが。
文中でかなりの書籍が引用されていたので、そのまとめ。
SF小説が多いのが坂村教授らしい。
『二つの文化と科学革命』C・P・スノー (みすず書房 1984.11)
『これからの「正義」の話をしよう』マイケル・サンデル(早川書房 2010.5)
『ダイヤモンド・エイジ』ニール・スティーヴンスン(早川書房 2001.12)
『代替医療のトリック』サイモン・シン(新潮社 2010.1)
『地球幼年期の終わり』アーサー・C・クラーク(東京創元社 1969.4 他)
『2001年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク(早川書房 1993.2)
『宇宙のランデヴー』 アーサー・C・クラーク(早川書房 1985.9)
『楽園の泉』 アーサー・C・クラーク(早川書房 2006.1)
『海底牧場』 アーサー・C・クラーク(早川書房 2006.9)
『渇きの海』 アーサー・C・クラーク(早川書房 2005.7)
『未来のプロフィル』アーサー・C・クラーク(早川書房 1980.2)
『忠誠の誓い』ラリイ・ニーヴン(早川書房 1984)
投稿元:
レビューを見る
坂村教授のフィールドの広さに感動。サマータイムへの指摘など科学者ならではの冷静な視点も今だからこそ押さえておきたい。
投稿元:
レビューを見る
坂村氏といえばトロンプロジェクトというイメージが定着しているが、タイトルからも分かるように科学一辺倒ではない本になっている。意外な感じを持ったが、ICTにかかわりながらもいろいろな社会を見てきただけに一言一言に説得力があるなと関心した。若干自分の価値観と違うところがあるのは当然だが、言い分はとても読み取りやすいと思った。一気に読める本である。
投稿元:
レビューを見る
時代の流れを独自の視点から切り取った本。情報で膨張した、歩けば問題に直面する社会で生きるための示唆が詰まっている。少し偏りを感じる部分もあるが、広く浅く時事ねたをカバーしており、非常に面白く読めた。
投稿元:
レビューを見る
・教育内容を時代に合わせて変えるべき
-科学を理解し自分で判断するための知識を学習する必要あり.
・プロジェクトの進め方の傾向として米国はスピード重視,欧州は哲学重視.日本は中間になっているがそれでよいのか?
・アバターは奥行きで驚かせるためではなく感情移入のために3Dを使った.
・完璧なシステムなどない.責任分界点を決める.
投稿元:
レビューを見る
The author is an inventor of TRON, the most prevalent embedded OS. His points of view for real society is absolutely original and convincing. As the title says, he turns an acute eye to the contradictions in this real society - World is imperfect - , dilemmas between science and emotion.
The points are just "We are in imperfect generation. We should keep our own eye on this world."
My favorite quoted points of view are … Please refer to my booklog.
投稿元:
レビューを見る
「はじまり」と「おわりに」に要素の詰まった本でした。
本編は主題を色々な切り口、テーマから例示した内容って感じです。
これから読む方は是非「はじまり」と「おわりに」を読んで、
この本の主題を掴んで読み始めることをお勧めしますよ。
投稿元:
レビューを見る
トロンで有名な坂村健氏の随筆集のような内容。
数章あるが、内容はそれぞればらばら。
感想を書くとネタばれするので、あまり書きません。
投稿元:
レビューを見る
フランスのあるスーパーマーケットのセルフレジ化による経営の黒字化が興味深かった。日本ではセルフレジは高コストなシステムであるが、フランスのそれは簡素なシステムで実現できてしまう国民性の違い。この点が非常に面白かった。
投稿元:
レビューを見る
前半にある科学リテラシについては完全に同意する内容.ただ,教育において科学的な基礎と文化的な基礎に優先順位をつけるのは難しいそうだ.どちらを押す陣営の言い分も理解できる.
その他,坂村先生なので情報系のネタや世界的な情勢の話が多く,いろいろな話題が面白い.
投稿元:
レビューを見る
新聞のコラムに掲載されていたものをまとめた1冊。震災直後に書かれたこともあり、科学と社会をテーマにした指摘が並ぶ。コラムのまとめだけに、本書では一貫してまとまった提言をされているわけではないが、科学を活かすには社会制度設計が重要など、なるほどと思わせる内容が並んでいる。