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投稿者:tatenushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中読み飛ばしたが、第7章は読む価値があった。羽生さん自身の経験論
人生の様々な困難な局面で参考にしたい
2017/09/27 18:18
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投稿者:セーヌ右岸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋界始まって以来の七冠達成した棋士であるが、勝負師に必要な直感力の磨き方のみならず、我々一般人が生活、仕事の中で起こりうる様々な局面、難関に直面し、必要な対応、判断、行動が求められる際の指針を提供してくれる言葉である。「実地経験の蓄積」と「経験のものさし」による対応力の習得、「道のりを振り返らず、検証が済んだら前へ進むべき」等々少しでも実行していきたいと前向きにさせてくれる。
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投稿者:はらお - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の世界でもスポーツと同じメンタルという要素が深くかかわっているのがよくわかりました。盤面だけ見ていると無機質で人の感情など何も感じないのですが、見る人が見れば相手との駆け引きや心のブレがわかるんですね。そんな世界の直感力はまた違うものなのかなと思っていましたが、基本は一緒。経験を積む、過去の棋譜を勉強するのはもちろん、将棋以外のことも経験してそれを将棋に生かしていく柔軟な姿勢。そして何よりも将棋を楽しむということ。羽生さんの気さくな人柄もよくわかる一冊でした。
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投稿者:のずち - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の厳しい世界でトップクラスの羽生さんの考え方、きっとトップクラスの人って業界関係なしにやはり常に冷静にものを見ることができるんだと思う。
『直感力の醸成は、自分一人ではなし得ない。
相手の力を活かし、自分の力に変えることが、
自分の創造性、やる気の継続へとつながる』
個の力だけでなく、相手とともに築いていくという考え方こそがこれからの世の中には必要なんだと思う。
将棋を通して、人生哲学を語っている一冊。
ちょっと表現がわかりにくいところがあるけれど、それは作家ではないからご愛嬌かと。
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努力とは直近の目標のためではなく、長期的な目標実現のために行うものだ。それが直感力に昇華するのだと思う。
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直感というと、ぱっと閃くものだと思う人は多いと思う。でも、何故閃くのだろうと考えると、意外に分からないのではないだろうか?本書では、将棋界の第一人者といえる筆者が、自分の経験を通して得た直感とそれが持つ力について述べている。その洞察は驚く程明快で、また有益なものとなっている。
まず、直感とは「やみくもに選んだもの」ではないと指摘する。加えて、直感は無条件に発生するものではなく、常にインプットが必要であること、一方でインプットに対するアウトプットを出すことで創造的な直感力を鍛えることが重要だと説く。
しかし、インプットを維持するのは難しい。創造的なアウトプットを出すことは更に難しい。そこで、筆者が提案するのは、無理をしないこと、囚われないことだ。これは日常生活やビジネスにも当てはまるだろう。創造的なアウトプットを得るためには、興味を維持しなければならないし、偏った考え方は邪魔である。無理をすれば興味は維持できなくなる。いろいろな角度から見ることができなければ、創造的なアウトプットなど出てこない。無理をせず、縛られず、無為自然の中からこそ何かが生み出されるのだと思う。
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・いまは最善だと思われても、それは「いま」という時点の話であって、いまはすでに過去になりつつある
・実は、画期的な新しい戦法とか作戦は、もうないのではないかという気がしている
・アイデアは付け足されていくもの
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「直感とは、もがき、努力したすべての経験を土壌として、論理的思考が瞬時に行われること。」
そうか、もがいて努力してなかったからや、、、。
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読みやすいです。突き詰めて達観すると考え方が分かりやすくシンプルになるのかも。。心の綺麗さ全開の羽生ワールドでした。
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2013年1冊目。
羽生さんにとって、直感とは情報選択の最も洗練されたものなのだと感じた。
持ち物を減らし、余白を持つ。今の自分にかけているものだ。そして直感を身につけ、さらに磨いていくためにも、多様な価値観を持つ事が大切だ。ミラーニューロンの話なども出てきて、羽生さんご自身も色々とご勉強なされてると知って励みになった。
これからも色々な価値観を増やしていきたい。
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羽生さんの本は初めてだが、吸い寄せられるように購入。初の5つ星。グラッドウエルの第1感と合わせて読むと面白いだろう。
直感もそれまでの経験の積み重ねの産物。ただのあてずっぽうの閃きやヤマカンではない。後でロジカルに説明がつくもの。なにもしない時間も大切。歩くこと。あきらめ、見切りも大切だし、運というか天命というか、、というようなものもある。動じず、しかし積み重ねが将来何か(直感)を産み出すと信じている。松井秀喜の不心に通じる、しかしもっと静かだが確かな確信を感じる内容だった。次は大局感を読んでみよう。
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「直感」「読み」「大局観」~棋士はこの三つを使いこなしながら対局に臨んでいるという。経験を積むにつれ、比重が高くなり、成熟していくもののひとつが「直感力」であるという。直感は、一秒にも満たないような短時間でも、なぜそれを選んでいるのか、きちんと説明できるとも語る。直感とは、自分自身が築いたものの中から萌芽するものであると羽生さんはいう。「見切る」「無理はしない」「運・ツキに逆らわない」「ボーットする。」「他力を活かす」「自然体」「不変なもの」等々、トップクラスのプレイヤの思考が垣間見られ、また長期にわたる活躍を支えているものが何かが少しわかる珠玉の一冊です。
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直感力。共感しそうだから手にとって見た。
そういや、中学受験の算数はまさに直感的に解いていた。数多くあるアプローチから2、3のやり方を選び試しにやってみる、という風に。
東大の数学模試もそうやって解いた。
一回読んでもさっぱり解けず、絶望的になるのだが、もう一回取り組んでみると、先は見えないが一歩一歩進んで、いつの間にか解答に辿り着く、ということが多かった。(最初からすらすら解ける同窓生を観て、挫折感いっぱいだったが。天才たちとの差をはっきりと感じ取ったのは今にして思うと意味があった)
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歴代最高の成績を残している棋士が日常で心がけている点を知ることができる。様々な自己啓発本を読んでいる人であれば、各ポイントはおよそ既知の内容である。
しかし、それを具体的に実践し成果を挙げている人が書いたほんであるからこそ、より読み手の心に響くと思う。