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タイトルに「美人」とあり、女性向けの内容ではありますが、その根本にある、人間に共通する印象をよくするための考え方を学べる本です。
相手の反応を計算した言葉遣い、しぐさ、気遣いなどを、教養として身につけておくことが重要であることがわかります。
オンラインでの会話も増える中で、変化するコミュニケーションスキルを知ることもできます。
性別に関係なく、周囲とのコミュニケーションをもっとうまく取りたいと考えている方が読めば、新たな気づきを得られる1冊ではないでしょうか。
【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
「自分の見え方を意識し、ちょっとしたしぐさや振る舞い、言葉遣いや気遣いにも相手の反応をきちんと計算する。それはひとつの教養。教養とは、学問や文化などの幅広い知識や精神などを身につけることにより養われる、心の豊かさや品位である。」
→なぜ教養が大事なのかの、新しい理由を知ることができた気がします。教養が高いと、他人からよく見られる。言われてみると、確かに、教養のある人は印象も良いことが多いかもしれません。
「他人を羨ましいと思い、自分と比較すると一喜一憂になりがち。自分を大切にする時間を増やす。心に余裕を持つ。人を羨むのは悪いことではない。いいなと思ったら、素直に羨む。誰かに憧れ、自分もそうなりたいと思うのはポジティブ。自分が羨まれる存在になりたいと前向きになる。」
「ネガティブな言葉をポジティブに置き換える。人は元気づけられ、行動が変わる。否定形よりも肯定形で話すと、よりよい印象を与えることができる。」
→ネガティブを前向きに捉え、ポジティブに置き換える。特に、今のような、社会情勢が不透明な時ほど、ポジティブに、自分も他人も元気づけることは、大事なことかもしれません。
【もう少し詳しい内容の覚え書き】
・他人を羨ましいと思い、自分と比較すると一喜一憂になりがち。自分を大切にする時間を増やす。心に余裕を持つ。人を羨むのは悪いことではない。いいなと思ったら、素直に羨む。誰かに憧れ、自分もそうなりたいと思うのはポジティブ。自分が羨まれる存在になりたいと前向きになる。
〇計算は、ひとつの教養
・自分の見え方を意識し、ちょっとしたしぐさや振る舞い、言葉遣いや気遣いにも相手の反応をきちんと計算する。それはひとつの教養。教養とは、学問や文化などの幅広い知識や精神などを身につけることにより養われる心の豊かさや品位。
・仕事でも「背中」は重要。見本となることも大事。実際にピンと背筋を伸ばしているだけでも、選ばれる人になる。
〇オンラインでも差がつく
・人にお願い事をするとき、感謝の気持ちを伝えるとき、きちんと目を合わせるのはリアルでもオンラインでも大事。潤った目は人を惹きつける。乾燥には注意する。
・クライアントや取引先の商品、出版物などが手元にあれば、さりげなく見える位置に飾っておくと、「気が利いている」と思ってもらえる。
・相手に「話を聴いている」という意志表示を、オンラインでは特に心掛ける。オンラインではしっかり表情が見える。同意するときは大きくうなずき、話を���き終わったら、胸元で拍手するなど気持ちを形にすると、心が通い合う時間ができる。
・「ジェスチャー」と「間」は、話す側も意識する。身振り手振りを使うと、躍動感や熱意が伝わりやすい。フレームのサイズには注意する。はみ出してしまうと、雑な印象を与えてしまう。自分の話の終わりはわかりやすく伝える。はじめや終わりの挨拶は、きっちり言葉と動作を分ける。
〇小さなおしゃれ
・コンプレックスは実は「伸びしろ」。気づけたらチャンスになることもある。
〇会話術
・挨拶は、相手の存在を認め、ポジティブな気持ちを伝えるためのもの。なければ、存在を無視することになってしまう。相手を思いやる言葉は、自分の耳にも優しく響く。
・小さなワードが大きな変化をもたらす。「ありがとう」のひと言は、場の空気を和ませ、うちとけてくつろいだ雰囲気を作り出す。仕事なら、「この仕事をやってくれますか」より、「あなたにこの仕事をやってもらいたい」とお願いされる方がやる気は出る。
・ネガティブな言葉をポジティブに置き換える。人は元気づけられ、行動が変わる。否定形よりも肯定形で話すと、よりよい印象を与えることができる。
・人をほめたいときは、話し方、佇まい、気遣いの細やかさなど、それぞれの持ち味を的確に言語化していく。より具体的にするのが大事。人をほめると、その人のことがもっと好きになり、ほめられた人は、ほめてくれた人のことを好きになる。
・オンラインの会議では、ストレートに数字やプロセスを伝える報告、ムダのない話し方のみ準備すれば基本的にOK。自分の口ぐせに気づくと、ムダがなくなる。自分が何を話しているかを意識すると、かなり話し方が変わる。何気なく使っている言葉も、はっきり相手にわかりやすく具体的にするだけで、約束を確認する習慣も身につく。
・声の大きさは自分で調整して、高低差やメリハリをつけると魅力的な話し方ができる。重要な箇所は低音でどっしりと話す。一本調子だと、特にオンラインでは長時間になると、聞く側が疲れてくる。
・チャット機能を使って、聞く側が心に響いた言葉やメモしておきたい内容を全員に向けてさりげなく入力して発信してみる。話の内容に反応し、フォローすることで、双方向コミュニケーションが可能になり、参加意識が高まる。相手も自分も気持ちが前向きになり、オンライン上での交流が深まる。
・陰で動く人を労わる言葉を磨くことは大切。真面目にやっている人に、疲れが吹き飛ぶ温かい言葉、御礼や感謝の気持ちを伝える。
・人は、どう振る舞うかを自分で決めることが一番大事。時には失敗しても、失敗するからこそ改善点が見え、さらに成長できる余地=伸びしろが見え、人にも優しくなれる。
〇嫌われない
・自分の立ち位置、相手の立ち位置を、家族構成を意識して想定すると、仕事でもプライベートでもうまくいく。職場なら、その人と自分の関係を親子、兄弟姉妹、どの関係に近いか考えてみると、効率よく相手の強みを引き出し、仕事の成果が出しやすい。
・年代が違う人と話すときは、年上、年下それぞれから自分にない新しい情報を得て、自分の成長につなげる。そのためにうまく会話を誘導する。年上には、自分と同年代の頃は何をされていたか、どんな経緯で今の仕事を選んだのかなど、具体的な質問をして教えていただくと、距離が縮まり親近感が増す。自分を慕ってくれる部下や後輩がいると、情報でも何でも惜しみなく与えたくなるもの。
・たまに愚痴をこぼしてみる。本当の気持ちをしまい込んだままだと、自分も疲れるし、周囲も気疲れしてしまうときがある。弱みもさらけ出す覚悟をしてこそ、強みを発揮できる。痛みを分かち合い、一体感が生まれ、信頼を寄せることもできる。
・言いにくいことをどう伝えるかは、コミュニケーションスキルが求められる。まず、相手に問いかけ、了解を得てから始める。他人のせいにすることはしない。
・仕事の成否は、どれだけきちんと事前準備できるか。相手の負担をできるだけ減らそうという心配りがあれば、お互いに気持ちよく付き合いを続けることができる。例えば、アポを取る際には、開始時間だけでなく終了予定時間まで伝えるなど。
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意識してみようと思ったこと
・指先を揃えると美しいしぐさになる
・胸元に手をあてる
I feel pretty 、観てみよう。
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※気になるところを拾い読みしたので、正しい評価ができるか怪しいため、真ん中の3にしておきます。
美人という言葉から真っ先に顔立ちや体型などを連想しがちだが、容姿だけでなく、気遣いや話しかたなど目に見えない部分の工夫も多く紹介されていて良いなと思った。
目に見える部分は簡単に変えられるので、私自身も早速試してみた。
・アイカラーを春の新色に変えた
・チークとリップをきちんと使い、メリハリを意識した
・良い姿勢をキープ
周りの反応も好評でしたが、何より自分に自信を持って過ごすことが出来た。
難しいことはほとんど無いので、書かれていることで試してみたいことはどんどん実践すべき。
読むだけでなく行動することで、この本の本領が発揮されると思う。