栢木先生の初級シスアド教室 イメージ＆クレバー方式でよくわかる 平成２０年度

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第1章 パソコンのハードウェア
第2章 パソコンのソフトウェア
第3章 表計算ソフト
第4章 データベース
第5章 ネットワーク
第6章 シスアドとシステム開発
第7章 システムの運用管理
第8章 業務知識


かやのきあつしは和歌山県生まれ。こんな難しい漢字，だれも初見では読めないよ・・・（泣）。徳島大学（総合科学部総合科学科）卒（1990年）。という事実から引き算をすると，1967年生まれか。ってことは，『高学歴ワーキングプア』の著者と同じ年の生まれ。「システムエンジニア（SE）を経た後，現在，情報リテラシー教育に従事」（著者ホームページ参照）。平成16年の初版以来（著者36歳），同じシリーズで毎年改訂を行っているようだが，章立ては初版以来一貫している。資格試験対策本なので，試験内容が変更ない限り変えようがないということなのだろう。


「イメージ＆クレバー方式」とは，素人でも知っている身近な例でイメージを喚起させ，「仮想記憶装置　と_くれば_[クレバー-BCKT]　メモリ＋ハードディスク―＞見かけ上メモリの容量拡大」（28頁）と，いわゆる数研出版チャート式的な囲みで印象づけようとする方式。いかにあなたがツマラないと言おうと，まぁこれは著者による工夫で，虚仮脅しという酷評も予想されるが，いえいえ，類書には見られない初心者には丁寧な文章作りとなってます。事実，類書に比べ明らかに私のようなPC音痴には親切。少なくとも，とっつき易い。たとえば，『やさしく学ぶ基本情報技術者』の著者は東大(経済)卒だが，“やさしく学ぶ”という意味だけでいえば，徳島大学に軍配が上がる。カヤノキ先生，頑張ってね。応援しているぞ！（652字）