ひろまささんのレビュー一覧
投稿者:ひろまさ
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紙の本ジュリーの世界
2021/04/17 19:08
1979年~
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増山さんの作品は忘れかけた史実を大切なこととして、書いてくれます。1979年、世の中がアナログのからデジタルへ変化して行く時間でした。誰が今の時代を予想したことでしょうか?明るくなるからでも闇はなくならない。そうでしたよわね。浮浪者を排除しようと社会は変わったんでしょうか?純真な木戸警官からの目線に心打たれました。読書のあと余韻を残す増山さんの作品ファンです。次の作品も期待してます。
紙の本甘夏とオリオン
2020/01/25 06:18
おもしろい
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さすが増山さんです。落語家の話しをそれぞれの名作はんなり落語に絡ませ、心にぐっとくる場面も身近な出来事であり、感動します。特に甘夏へのセクハラ場面や水俣病とのつながり、わかっていても行動できないそれぞれの立場での心理、日本社会の弱さ、人の弱さがうまくかかれています。いつも忘れかけた出来事、知らなかった歴史や社会の汚点を作品の中に入れて読者に余韻を残します。何気なく登場させる早朝の新聞配達のように見えないものを三夏がオリオン座となって物語を輝やかせます。さすがです。次の作品が待ち遠しくなります。
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