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  3. あふらまさんのレビュー一覧

あふらまさんのレビュー一覧

投稿者:あふらま

12 件中 1 件~ 12 件を表示

紙の本紙婚式

2001/08/22 23:54

男と女のコラボレーション

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 ちょっとした小さな意地が、収拾がつかないくらい大きくなってしまったり。第三者からみて、なかむつまじい夫婦が当事者にとっては息苦しかったり、全て順調にいっているように思えた恋が、一瞬で終ったり。バイタリティにあふれる優しい人が、突然頼りなくなったり。

 この作品は、男と女それぞれの心の中を繊細かつ大胆に描いた短編集である。8つある作品はどれもすばらしいが、中でも、ある意味ミステリーより怖い1話(土下座)、自分が見ている世界はひとりよがりのものじゃないかと考えさせられる5話(ますお)、遠慮して聞けずにいたことを、ある事件をきっかけに聞くことになる7話(秋茄子)がオススメ。

 手をつないでいる相手と、自分が見ている世界は同じだと思っていませんか? 自分だけ幸せで、相手はそれほどでもないってこと考えたことありますか? 自分が楽しいと、相手も楽しいと思っていませんか?

 山本文緒が、男と女が作り出すさまざま世界を好演出。

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紙の本経営組織

2001/06/23 01:56

身構える必要なし

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 なぜ働いているのだろうかと考えたことありませんか? 確固たる反対意見を持ちながら、場の雰囲気で発言できなかったことありませんか? 会社と自分の関わり方について考えたことありませんか?

 このようなことを考えたこと、経験したことがある人は是非本書を手に取ってみてください。「組織」というと、ハコ型で、官僚制というなんとなく重苦しいイメージが沸きがちですが、本書では、さまざまな組織の捉え方が紹介されています。
 組織の中の個人。個人と組織の関わり方。など、個人の視点にたった組織論を展開しています。こういった類の本は多分に実践とかけはなれている事がありますが、本書は実際に働いている人にとってもわかりやすい内容になっています。
 ネットワーク社会の到来。ベンチャー企業の増加。終身雇用制のゆらぎ。などを考えると、組織におけるリーダーシップや、組織変革などは、押さえておくべき事項でしょう。

 変化に直面した時、どのように行動しますか?感じますか? 21世紀も20世紀と同じような組織でいけると思いますか?

 組織がなければ、達し得ない偉業がありますが、その組織を動かしているのは、結局は個人です。本書を手に、組織について、個人と組織について、ネットワーク社会の組織について考えを巡らしてみましょう(出来る方は実践も)、また 常日頃、働きながら考えていた事、感じていた事などを体系的に整理する良い機会です。オススメ!

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起業して問題に直面している方に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

非常に読みやすく、タイトル通り3時間あれば読了できる。

物語は、主人公が起業を思い立つ所からはじまる。
最初は、住居兼事務所で始めたビジネスも
仕事が軌道にのると様々な問題に直面する。

 ●仕事と家庭のバランス
 ●一人で全てをこなすことができなくなる状態
 ●自分なら出来ることを、社員は何故出来ないのか
 ●顧客からのクレーム(=社員のストレス)
 ●社員の造反 など

起業してビジネスとして成り立つかのチェックから
個人商店から企業へシフトする際に起こる問題への
対処方法を物語としてまとめた本である。

特に、社員のモチベーションが低下している企業や
社員の定着率が悪い企業には役立つヒントが多いように思う。

自社特有の問題だと思っていることが
この物語でも起こっているかも…

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紙の本鳩の栖

2001/07/16 00:13

特別じゃない、不幸じゃない、だからといって強くもない

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 病気を持っている、両親がいない。こういうシチュエーションだと、とかく周りが特別扱いしがちになる、少なくともそういう目でみてしまう。

 しかし、当人達はそんなことを望んではいないはずだ。普通に接して欲しい、遠慮のない方がいいと思っているのではないだろうか。

 だからといって、当人達に不安がないかというとそうではない。自分のおかれた環境に押しつぶされそうにもなることもあるだろう。

 この作品は、特別な事情をもった中学・高校生の微妙な心理状態と自分の置かれた立場を受け入れながら成長する姿を描いた短編集である。誰しもが、経験できるまた、想像できるシチュエーションではないが、読み終わった後の余韻は心地良い。中でも、3話「栗樹−カスタネア」は秀逸。

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紙の本スタジアム虹の事件簿

2004/03/08 19:06

野球とミステリーの融合

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

万年最下位で不人気球団の東海レインボーズ。
野球のルールを全く知らないオーナー虹森多佳子。

しかし、多佳子は
奇妙な謎を解き明かしていく能力を持っていた。

多佳子は、ホームスチール、ボークなど
野球観戦する中で覚えたルールを引き合いにだしながら
次々に謎を解明していく。

本書は、シーズン当初からシーズン後半まで
順に5つの短編が収められており、
後半は、万年最下位の東海レインボーズの快進撃という
ミステリー以外の楽しさも味わえる。

野球とミステリーが好きな方にはおすすめの一冊。
特に、弱小球団のファンの方に!

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紙の本ななつのこ

2004/02/23 18:55

なぜ、空は青く、タンポポは黄色いのか

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子供のころは誰もが持っている“好奇心”

 なぜ、空は青いのか
 なぜ、タンポポは黄色いのか

大人を困らせるこの類の質問は、
いつのまにかやめてしまっている。

「いったい、いつから疑問に思うことをやめてしまったのでしょうか?」

主人公の入江駒子が、その表紙に惹かれて購入した『ななつのこ』の
作者に宛てたファンレターの中で書いたこの一文は、
本作の内容を非常によく表している。

 ・いなくなった友達の飼い犬
 ・アルバムからなくなった1枚の写真
 ・保育園の裏庭に突如あらわれた大きな恐竜のおもちゃ
 ・タンポポを真っ白に塗る少女

駒子は、自身の日常に起こった小さな謎を、
『ななつのこ』の作者のファンレターに綴り、
作者は、返事の中でその謎を客観的に解いていく。

また、本書に収められている7つの短編は、駒子が購入した
『ななつのこ』の作品とも絡みながら進んでいくという、
面白い形態をとっている。

最後に収められている表題作「ななつのこ」は、
色々な意味で、それまでの短編のまとめ的作品なので、
本書は、順番通りに読み進めることをお勧めする。

遠い昔に置き忘れた好奇心を思い出し、暖かな気持ちになれる一冊。

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アクセスアップのノウハウ満載

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ホームページのタイトルのつけかた、
オフ会を開くときの注意事項から
サーバの選択方法、独自ドメインまで
ホームページのアクセスアップのノウハウが
13の章にまとめられている。

各章は、テーマに沿った複数のコンテンツで構成されており、
各コンテンツは1〜3ページにわかりやくまとめられている。

目次にはコンテンツの内容
(例:思わずクリックしたくなるリンクの技)が
書かれているので、興味のあるところから読むこともできる。

私自身、会社のホームページを作ったことがあったので

 ●ページ幅は600ピクセルに収める
 ●テーマが違うコンテンツは切り離す
 ●機種依存文字を使わない

など、知っていたこともあったが
参考になった部分も多かった。

個人、企業を問わずホームページのアクセス数を
伸ばしたい方は、一度手に取ってみてはいかがだろうか。

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紙の本掌の中の小鳥

2001/08/22 23:57

ミステリー(推理小説)はちょっと苦手という人に

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 これは、推理小説ではない!
 と、いきなりおだやかじゃない切り出し方だが、むろん誉め言葉である。

 出版社や、著者名などによりわたしたちは、ミステリー、SF、ホラー、純文学、恋愛小説など、自分のイメージした枠の中でとらえがちだ。本書は「創元推理文庫」からの出版であるからどうしても読者層もミステリーファンが多いだろう。しかし、この作品は推理小説という枠には、おさまりきらない作品である。ミステリーファンは勿論だが、それ以上にミステリーはどうも苦手という人にこそ読んで欲しい。今までイメージしていた、ミステリーという枠ががらがらと崩れること請け合いである。

 話は、5つの短編から構成されており、時の経過にしたがって書かれている。基本的なスタンスは、冬城圭介が軽快に数々の謎を解き明かしていくのだが、それにアクセント(以上のもの)を加えているのが、由香(仮名・作品中にかるい謎かけありなので)、エッグスタンドの店主、エッグスタンド常連の老紳士の3人である。

 この4人が複雑に絡み合いながら、ミステリーの枠に留まらない話しが展開していく。勿論、冬城圭介が、いろいろな謎を全てお見通しという感じで解き明かしていくことがメインだが、最終話だけはちょっと違う。さすがの冬城圭介も女性心理だけは解き明かすことが難しいらしい。

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紙の本忘れないからね

2001/06/23 01:42

相手を想うって難しい

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 「良かった。」
 さよならを告げた恋人から発せられた第一声。この言葉を残し、彼はネパールへいってしまう。

 別れを切り出してはみたものの、別れた恋人のことを忘れられない千世子は、彼から届いたエアメールをきっかけに、彼ともう一度会うためにネパールへと向かう。ネパールへと向かう機内。隣には千世子に想いをよせるヤスという大学生が。。。

 相手を想うからこそ、起こした行動が自分よがりのものだったり。相手が起こした行動の本当の部分には気がつかないで、表面だけをとらえて早合点したり。自分が傷つく前に相手を傷つけることで自分を守るつもりが、結局自分がさらに傷つくことになったり。いつも大きな想いに包まれていることにある日突然気がついたり。

 人それぞれ、相手への想いの寄せ方、伝え方は違うし、その伝わり方も違う。
 この小説は、二人の想いがネパールを舞台に、再生する物語。彼がたどり着いた結論は、そして千世子が見つけたものは。

 相手のことを想う気持ちも大事。それと同じ位、自分を想うことも大事。自分の気持ちに素直に生きていたい。出来れば『「嬉しい」や「楽しい」だけじゃなく、「悲しい」も「つらい」も「苦しい」も』(『 』文中)乗り越えられる誰かと一緒に。

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紙の本暗い宿

2004/02/19 13:56

この本を持って旅行でもいかが

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

奈良県の民宿、石垣島のリゾートホテル
兵庫県の温泉旅館、東京の豪華ホテル

これら4つの「宿」を舞台にした
臨床犯罪学者・火村と推理作家・有栖川(以下、アリス)が活躍する短編集。

相変わらず軽妙な火村とアリスの会話をスパイスに
読み始めると、どんどんと読み進められるのはいつもの通り。
1泊2日の温泉などの旅行のお供には最適だろう。

なかでも、ミステリーイベントで活躍するアリスが描かれた
『ホテル・ラフレシア』がお気に入り。

ただ、本格的な謎解きを期待している読者には
物足りない内容かもしれない。

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メルマガ発行がさらに身近になる

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

9つのメルマガの成功事例をとりあげた
メルマガを始めたいと考えている人向けの一冊。

ポイントが、「成功への道」、「成功の極意」として
整理されているため、読みやすい。

具体的には、

 ◆読者を増やすための工夫
 ◆ホームページとメルマガ、それぞれの役割
 ◆読んでもらう(読みやすさ、内容)ためのコツ

などが書かれており、
読み進めるうちに、メルマガを発行したくなってくる。

ただ、メルマガについて試行錯誤をされてきた方や
多くのノウハウを期待する方には物足りないかもしれない。

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紙の本Love songs

2001/06/22 00:57

神様がくれたプレゼント

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 忘れられない想い。つきあっている間に積み重ねた楽しい思い出は、別れの瞬間から重くのしかかる。

忘れよう。でも、忘れられない。

 誰しも少なからずそんな経験をしていることでしょう。別れを励ましてくれる友達の存在が、心強くもある反面、どこかうとましく感じたり。

 「神様が人間にくれた最大のプレゼントは、忘れるってこと」(『消息』文中)

 忘れるために、買物をしたり、お酒を飲んだり、遊んだり、新しい恋を探したり…。

 身に覚え、ありますよね。でも、神様が人間にくれた最大のプレゼントは本当に忘れることなのでしょうか?

 別の解釈が文中にあります。私はこちらの解釈の方が好き。

 『消息』唯川恵を皮切りに、山本文緒、江國香織など人気女性作家8人が、ユーミン、Puffy、SMAP、華原朋美、CHARAなどのラブソングをモチーフにラブストーリーを披露。女性作家が好きな人は是非。

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