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  3. 赤毛の餡さんのレビュー一覧

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先月(2017年2月)

赤毛の餡さんのレビュー一覧

投稿者:赤毛の餡

64 件中 1 件~ 15 件を表示

この手段なら、一人住まいでも、白菜1個、丸々買って使いきれるね。

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 これまで私は、積極的には「ホームフリージング」をしてこなかった。最たる理由は単純で、「面倒くさい」から。だって、そうでしょう。おおかたの野菜だったら、下ゆでをして、1人前に小分けして、ラップに包む、という具合に、3段階を踏まなくてはならない。肉の場合もそう。下ゆでは不要だけど、代わりに下味をつける作業があるね。私みたいな“横着者”には「やってられねえや」。その点、この本で提唱されている「ダイレクトフリージング」はラクチン。野菜は生のままザクザク切って、冷凍用保存袋(ジ○プロ○クなど)に入れ、肉は発泡スチロールのトレイを外して、ラップで包み直すだけ。これなら、私でも出来る。

 一人住まいで悩むのは、キャベツや白菜などの“大物”。それらのダイレクトフリージングの方法が、この本には載っている。キャベツや白菜は、半分に切ったサイズでも、食べきれないけど、冷凍保存ができるのなら、食べきることができるね。
 ダイレクトフリージングで使う道具は、冷凍保存袋(大・中・小)、ラップ、密閉容器、金属製トレイだけで間に合う。キャベツだったら、よく洗い、水気をよく拭き取り、芯を取り除き、4~5cmのざく切りにする。冷凍用保存袋に入れ、空気を抜きながら口を閉じる。できれば、金属製トレイに乗せて(熱伝導率がいい)冷凍する。目安として1カ月ぐらいは保存が効くそうだ。使うときには、原則として解凍は要らない。「キャベツのカレースープ」だったら、沸いた湯にカレールウと冷凍キャベツを入れるだけ。それでは、あんまり寂しいと思し召したら、なにか肉っ気を加えればいいね。
 載っているのは、36食材と、103レシピ。ホウレンソウがなくって、代わりに小松菜がある。これは、なぜかと目次段階では、首を傾げていたら、簡単な理由。つまり、灰汁の問題なんですね。

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紙の本毎日のみそ汁100

2003/09/25 16:40

載っているのは「100」だけど、バリエーションも入れれば、もっと創作は可能

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 単独の食材を扱った本というと、食材に関する“うんちく”の部分が、私の読んだ限りでは少なくなかった。ところが、この本は違うんだ。余計? なことには一切触れず、単刀直入にレシピだけ。辛うじて、最初に「だしのとり方」、巻末に「もっとおいしくしたいときに、ちょっと手をかける方法」があるけど、1ページ半ずつ。後は本題で、それぞれ1ページにつき1点のメニュー(レシピ)が載っている。それだけだ。
 それも、無理はないかな。だって、みそ汁は「身体によいから食べましょう」というレベルを超越しているよね。おいしいから食べるんで、それがたまたま身体にもいいだけ−でしょう。私は、そう。だから、今さらそんな解説は不要だ。それを読者も了解をしている本なんだと思う。

 ● 一つでおいしい、
   組み合わせてもおいしい野菜のみそ汁
 ● みそ汁といえばやっぱりこれ、定番豆腐とその仲間
 ● 体にいいから毎日とりたい、豆&きのこ類
 ● だしが出る、見た目豪華……いろいろ使える海のもの
 ● 具だくさんのおかずみそ汁
 ○ もっとおいしくしたいときに、ちょっと手をかける方法

 「野菜のみそ汁」が60品目、「定番豆腐とその仲間」が8品目、「豆&きのこ類」が12品目、「海のもの」が14品目、「具だくさんのおかず」が6品目で、タイトルにうたわれているようにレシピの総数は100だ。もっとも、「何も今さら」という具もかなり紹介されてるんだけど、そんなことを言ったら、そもそもこの本自体が成り立たない。もう一度、基本に還って復習するつもりでいいと思う。その中で、各自がアレンジすればいい。
 私にとって「コロンブスの卵」的なレシピは、具に西洋野菜を使ったもの。小さい頃、キャベツのみそ汁は食べていたから、レタスは想像の範囲だったけど、焼きパプリカ、焼きズッキーニにはそれこそ「目からウロコ」だ。でも、考えてみればズッキーニはかぼちゃの親戚なんだよね。
 ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガスは、半ば“帰化”した野菜だけど、西洋野菜と同様に、みそ汁にするなんて思いも寄らなかった。で、この本では「ブロッコリーとカリフラワー」、「アスパラガスとバター」と二つのレシピに分かれて載っていたけど、独断で合体。ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、それとにんじんの4種が混ざっている市販の冷凍野菜(ホットサラダミックス)を具に使い、この本をヒントにして、みそ汁に仕立ててみた。成功。いままで私の、くだんの冷凍野菜の食べ方は、ホットサラダしかないようなものだったけど、これでレパートリーが増えた。

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これには載っていないけど、韓国料理の「クッパ」もおかずスープだね

10人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本に書いてあることで、なにがうれしいといって、一度の買い物で3日分が間に合い、それを使い切れるということ。例えば、最初に出てくる<今日のお買い物 pattern01>では、「豚ロース肉薄切り100g、豚ひき肉100g、甘塩鮭1切れ、グリーンアスパラ5本、玉ねぎ1個、にんじん1本、じゃがいも2個」を買ってくる。それで1日目のメニューは「ひき肉カレースープ」、2日目「豚肉とアスパラのごまみそスープ」、3日目「鮭じゃがスープ」を作る。豚肉は100g単位で買うのは、何も支障はない。鮭を魚屋さんで「1切れ」だけだと、もしかすると、気恥ずかしいと感じるかもしれないかな。でも、お店の人は案外なんとも思っていないものだよ。玉ねぎ、じゃがいも、にんじんは、お店によっては、バラで売ってくれないこともあるけど、これは保存がきくから、2、3個でもいいよね。
 結局、<今日のお買い物~>は<~pattern01>から<~pattern10>まで。つまり、合わせて30品のスープレシピが載っているわけ。次いで《2人分作って使いまわす 2度おいしいごろごろスープ》が4パターン。これは2人前作って、1日目で食べたスープを2日目は味(と食材)を加えて、使いまわそうというもの。1日目の「手羽先と里いものスープ」は塩味で和風だったけど、2日目には残ったそれにトマト缶(小)とクレソンとオリーブオイルを加えてイタリア風。それなら、同じ食材でも飽きないでしょ。
 それぞれの<pattern>の間には「野菜ひとつでもう1品」がある。これは、「キャベツ、ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、かぶ、かぼちゃ、大根、白菜、にんじん」の9種類の野菜を、それぞれ単品で、基本的には調味料だけ(場合によっては加熱も)使って、“箸休め”を作るというもの。これが主菜といわれたら、遠慮するけど、おかずスープがあってこれ、というなら、“ガッツリ食えそう”で大歓迎です。

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小分けやら、ひとつごとにラッピングするのは面倒くさいかな?

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この春、冷蔵庫を買い換えた。前の冷蔵庫は、全くの一人暮らし用で、その上、従姉が結婚したときに、残していった中古品。冷凍室などなくて、製氷室があるだけだった。でも、まだ動いている。だから、買い換える踏ん切りがつかなくて、躊躇していたんだ。それが、京都議定書発効と聞いて、この際ノンフロン冷蔵庫に切り替えようと思い立ったわけ。
 で、そうなるとそうなったで、困ったことがひとつ出てきた。これまでまともに保存冷凍に向かい合ってこなかった。もちろん、総論として基本的な知識だったら、おおむねわかっているつもりだったけど、各論となると実地経験をしていないのが弱い。一人暮らしだから、教えてくれる人もいない。この夏は、せっかくの冷凍室が、アイスクリームと市販の冷凍食品に占拠されていたんだね。だから、食欲の秋を迎えて、この本はありがたかった。
 結論を先に言っちゃうね。案ずるより生むがやすしだったんだ。ほぼ、どんな素材でも冷凍できるのだ。できないと考えていた「卵」ですら、生もゆで卵もできるというのだからビックリ−これ、私だけかな。もっとも、できるといっても、さすがにそのままでは辛い。生だったら、黄身と白身を別々にするか、溶き卵にする。それで1〜2週間保存可能。ま、保存のためだけに割る人はいないだろうから、例えば、白身だけメレンゲで使って黄身だけ残ったときに役立つ知識−くどいようだけど、みんなにとっては常識なのかもしれないけどね。
 <Part1 肉>、<Part2 魚貝>、<Part3 野菜、きのこ類>、<Par4 果物>、<Part5 穀類、豆類、大豆製品>、<Part6 卵、乳製品>、<Part7 乾物、その他>−載っている素材の数は240ほど。冷凍保存して解凍した素材を使った料理のレシピが80ほど。「その他」に分類されない“その他”もある。つまり素材じゃあないもの。有名なところではカレー、大福が冷凍可能だというのは、さすがの私でも知っている。前段で「ほぼ、どんな素材…」といったのは、できないものもあるからだ。プリン、ゼリー、チョコレート、これらはオススメできないそうだ。でも、これらは冷凍保存ができなくても、私、すぐに食べちゃうからいいの!

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奥薗流といっても、これは初期の“ズボラ派”はやや薄れている感じ

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 いわゆる「青汁」は「健康にいい」と理解しているけど、健康にいいからといって飲む気はしない。普通の「果実ジュース」を飲みたい。「健康」と「美味しさ」を比べたら、迷わず美味しさ取る、これまでの私の食生活はそうだった。でも、それでは拙いかなという気もしてきた。確かに、現時点で、病気に罹っているわけではないけど、このままでは大病に取りつかれるんじゃあないかしら。それに、体型も若干崩れてきた。そんなときにこの本に出合った。これまで、著者のレシピ本を5、6冊、読んだけれど、どれも“ハズレ”がない。「健康」と「美味」両立を期待できるだろう。

 「ま」は、豆類のま。「ご」は、ごまのご。「わ」は、わかめなどの海藻類。「や」は、野菜。「さ」は、魚をはじめとする魚介類。「し」は、しめじ、しいたけなどのきのこ類。「い」は、いも類。合わせて「ま・ご・わ・や・さ・し・い」健康料理。載っているレシピは113点。ただし、肉を使っているのは〈ごまごまチキン〉1点だけ。かねがね「肉党」を公言している私としては、ちょっぴり寂しい気もするけど、この本の趣旨は、肉だけ食べるのじゃあなくて「まごわやさしい」料理も食べましょうということ。あくまでも「も」です。一汁一菜ではないのだから、肉は“別勘定”で食べればいいよね。
 〈厚揚げともやしの炒め物〉は、主菜になるかもしれない。1)厚揚げは、半分に切ってから1cm幅の小口切り。もやしはラップもふたもしないで電子レンジへ。万能ねぎはざく切り。2)フライパンにごま油を入れ厚揚げを焼き色がつくまで炒める。3)万能ねぎを入れてサッと炒めたら、もやしを入れてサッと混ぜる。4)予め作っておいた合わせ調味料を回しかけ、とろみがついたら出来上がり。裏技というか、このレシピの“きも”は、もやしを電子レンジで加熱すること。ともすれば、もやし炒めを作ろうとすると、炒め足りなくて青臭いか、炒めすぎてくたーっとしがち。その点、電子レンジなら失敗が少ない。火が通ったシャキシャキ感が、美味しい。今回はこの本のレシピ通りに作ったけど、万能ねぎの代わりにニラを使ってもいいかな。
 「さ(魚)」のおすすめ食材として、さば水煮缶があった。ちょうど我が家の在庫にもあったので、さば水煮缶を使ったものを作ってみることに。ここはひとつ、おやつ風の〈さば缶ねぎ焼き〉がいいかな。作り方は、いつもの? ねぎ焼きと変わらない。違うところはさば水煮缶を使うだけ。さば節がうどんの出汁にも使われているように、さば自体に旨味がたくさん含まれている。だから、さば水煮缶を使えば、桜えびや豚バラがなくても、大丈夫なんだって。確かに、食べ比べはしていないけど、さば缶だけでも旨味は十分だった。

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紙の本和食って、意外とかんたん!

2010/09/21 23:02

和食って、ヘルシー

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 中華の調味料のXO醤や八角が家にあるという人は、どのくらいいるのかなあ。あるいは洋のワインビネガー、エスニックのナンプラー、ニョクマムなど。もちろん、料理好きで、かつ、毎日、食べさせようという対象がいる人は、そろえているかもしれないね。でも、私みたいに一人暮らしでは、そろえきれない。だってそうでしょ。頻繁には使わないのだから、1回使って、次に使おうと思ったときは、おそらく消費期限切れだろうね。ところが、レシピ本の大半には、そういった調味料がそこかしこに顔を出す。必然的に作る気が失せる。私の料理のレパートリーが、いつまでたっても貧困なのは、それが原因と自己弁護。その点、和食って家にある調味料だけでほぼ間に合う。「さ、し、す、せ、そ」プラス酒、みりんがあれば十分。例えば<かぼちゃの煮物>だったら、かぼちゃと煮汁(水、みりん、しょうゆ、塩)だけ。

 煮物・蒸し物(23品)
 焼き物・揚げ物(16品)
 和え物(17品)
 常備菜(7品)
 汁物・鍋物(8品)
 ご飯・麺(11品)
 甘味(7品)

 一人暮らしで、まず気になったのが【常備菜】。作り置き出来るのは魅力だ。<オランダこんにゃく>を作ってみた。もっとも、母の作ったのを見ていたから、正式に習ったわけではなく自己流だけど作れることは作れる。それなのに、あえてトライしたのは、電子レンジをを使うの方法が、目新しかったから。下ごしらえでこんにゃくを切るのは同じだけど、次に母のやり方では鍋で乾煎りするけど、この本の調理法だと、耐熱ボウルに入れて、レンジにかける。で、どちらが、美味しかったかというと、調味料の分量が食べなれていない分、ちょっと見劣りするけど、それはこの先、微調整すればいいんだし、それを加味すると、電子レンジを使うほうが、簡単で、水分を飛ばしやすい。【常備菜】は作り置きするものだから、ここの7品だけは、どれも日持ちの目安が載っている。ちなみに、<オランダこんにゃく>は、冷蔵庫で1週間とのこと。
 肉が好き。でも、当たり前の<肉じゃが>では、わざわざ作るまでもない。そう思って読み飛ばそうと思ったら、<肉じゃが>の対向ページに<塩肉じゃが>っていうのがあるじゃないですか。これは食べたことがない。作ってみよう。基本的な手順は同じ。違うのは<肉じゃが>は「牛薄切り肉」と「玉ねぎ」が材料で、サラダ油を使うのに対して、<塩肉じゃが>は「豚バラ肉」と「長ねぎ」が材料で、ごま油を使う。味付けは<肉じゃが>はいうまでもなく砂糖しょう油で、<塩肉じゃが>は塩こしょう、そこが分かれ道。<塩肉じゃが>を、食べた感じは、おかしな表現だけど、「“和風”ジャーマンポテト」の趣。ビールに合うかな。

 

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野菜の美味しさを、フルに引き出す−それが、奥薗式スローごはん

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「おくぞのとしこ」−こう入力すると、私のパソコンは迷わず一発で「奥薗壽子」と変換してくれる。別に「単語登録」をしたわけでもないのにね。調べてみたら、奥薗さんの本で、私がbk1に書評を投稿したのが6冊、投稿しないまでも、読んだのが数冊。私としては熱心な信奉者のつもりだけど、はてさて、他の人にそう評価されるかな。
 奥薗さんの魅力は「ナマクラ流ズボラ派」と自称してはばからないこと。それに加えて作るのは「家庭料理」。レストランの味もいいけれど、毎日食べて飽きないのは断然、家庭料理だね。「この本で紹介する料理は、手はかかってないのだけれど、間違いなくおいしくて、シンプルなんだけれど味わい深くて。簡単にできるんだけれど、じつはおいしさを引き出すためのポイントは絶対はずしてなくて。つまり、そんな料理です」。私のモットーの《シンプル・イズ・ベスト》と合致する。一般に、レシピ本での分量は4人前が常道。でも、この本はどの料理も<2人前>、それもプラスだな。
 Part1野菜、Part2乾物、Part3おやつの3部構成になっている。その中で私が真っ先に作ってみたのが「かぼちゃの蒸し焼き粉チーズかけ」。レシピは単純。熱したオリーブ油の中に、うす切りしたかぼちゃを入れ、ふたをして弱火で蒸し焼き。やわらかくなったら、塩、あらびき黒こしょうで味を調え、でき上がりに粉チーズをかける。塩味が、かぼちゃの甘みを引き立たせて、美味しい。そのうえ簡単。
 我が家にかぶがなかったので、「かぶのバター焼き」は作ってみなかったけど、レシピはほぼ「かぼちゃの−」と同じ。違うところといえば、最初に中火でさっと焼くこと。焼くのはオリーブ油だけ。あれっ、そうなるとどこにも「バター」が出てこないんだけど…(笑)
 「白菜のゆずこしょう漬け」はあと一品というときに、役に立つ。ざく切りにした白菜を、ポリ袋にいれ、そこにゆずこしょうを加える。袋の上からもみもみして出来上がり。
 乾物で扱っている食材は、ひじき、切り干し大根、高野豆腐、麩、わかめ、刻み昆布、干ししいたけ、かんぴょうの8種類。「干ししいたけのバター焼き」が美味しいのは、言わずと知れたこと。「あれば、冬茹(ふゆどんこ)」とあったけど、残念ながら香信(こうしん=かさが開いたもの)しかなかった。それでも十分満足。
「健康のために野菜を食べなくちゃとか、野菜料理はかくあるべきなんていう教科書や、栄養がどうの、安全がどうの、そんなことに神経をすり減らしていたら、せっかくの野菜がつまらなくなってしまう」。そうだよ。スローごはんは、そうあるべきだよね。私、ますます、ファンになっちゃった。

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天日で干します

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 かねてから“肉党”と公言している私だけれど、決して野菜が嫌いというわけじゃあない。肉はもとより、魚も野菜も食べるのはどれも好きなのだ。ただ、自分ちで内食するとなると、肉が一番簡単なのは確か。だから、簡単でさえあれば、野菜も食べる意欲はあるし、ここ数年の自分の体型の変化を考えると、野菜をもっと摂らなくちゃあいけないというのも感じている。その点、干し野菜を使うのは最適のようだ。「干し野菜と聞くと、切干しだいこんや干ししいたけのような保存のきく「乾物」を思い描く人も多いでしょう。だも、本書で紹介する干し野菜はちょっと違います。「生野菜」と「乾物」のちょうど中間ぐらい。「セミドライ」の状態をいいます。(中略)シャキッとして食感と、もちもちとした弾力。きっと初めての味に出会えるはずです」。Let's try!

 水分が予め飛んでいるから、炒め物や、和え物は水っぽくなりにくいし、なんといっても揚げ物の油はねがしにくいのは有難い。
 まず、サブの食材に、大好きな“肉”が入っている<たまねぎと豚肉の炒め物>を作ってみた。干し野菜の「干し方」は、それぞれの野菜ごとに、まとめて記してある。<たまねぎと豚肉の炒め物>の場合は、くし形に切って3時間ほど干したのを使う。つまり、それを作ろうと思い立ってから、最低3時間余が必要ということだけれど、干している間は、煮込み料理と違って、付きっきりというわけではない。台所に立つ延べ時間にすれば、短くなるかもしれないね(今回は、初めてということもあり、おっつかっつ)。
 「1.フライパンにごま油、みじん切りしたにんにくを入れて熱し、香りが出たら細切りにした豚肉を加えて炒める。2.干したまねぎ加えて炒め合わせ、酒、しょう油、塩、こしょうを入れて味をととのえる」、簡単で、なおかつ美味しそうでしょう。実際、美味しいんです。生のたまねぎが入る炒め物だと、十分に炒めると、甘みは出るけど、その半面、水分が出ちゃってベチャベチャになる恐れがある。その点、干したまねぎを使う<たまねぎと豚肉の炒め物>だと、その恐れがない。
 ご飯には味噌汁が食べたい。<しめじとホタテのお味噌汁>も作った。干ししめじは石づきを取り除き、小房に分けて2時間干す。「1.鍋に水、ホタテ(缶汁ごと)、干ししめじを入れて火にかけて煮立たせる。2.火を止め、味噌を溶かし入れる」。
 食後のお茶は<しょうが黒糖紅茶>で〆。干ししょうがは、皮つきのまま薄くスライスして3~4時間。「1ティーポットに紅茶、干ししょうがを入れ、熱湯を注いで蒸らす。2.カップに注いだあと、黒砂糖を溶かす」、「ミルクを加えてジンジャーミルクティーにしても」と付記してあったので、そちらにしました。干ししょうがにすると、香りは引き立ち、とげとげしい辛味が減少されたと感じた。
 

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身体も心も温まる、幸せスープ

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 正直に言っちゃいましょ。「絵本の中」といわれても、私、採り上げられている35冊のうち、1冊も読んでいません。へへっ。でも、いいんです。だって、35種のレシピとして読んでも、簡単で、美味しいんだから。さらに、もう一つ、独り身の私はダメだけど、子どもがいるのなら、子どもがお手伝いできるところには、それ用にマークがついているから、一緒にもできるんだ。

 絵本としては読んでいないけど、本来はストーリーが主である作品もある。『ハイジ』(岩波書店)は、私は『アルプスの少女』という題名のほうが、なじみ深いな。それにちなんだ「ポテトチーズスープ」をさっそく作ってみた。用意したのはたまねぎ、じゃがいも、ベーコン、にんにく、バター、とろけるチーズ(この本のレシピには指定してなかったけど、“ラクレット”を、使いました)、チキンブイヨン、塩、こしょう。まずにんにくはみじん切り、ベーコンは1.5cm角、たまねぎとじゃがいもは2cmに切る。そしたら子どもの出番=じゃがいもを水につけておく、これはonly kidsです。次いで、鍋にバターとにんにく入れて弱火で炒め、香りが立ってきたら、子どもに交代。安全に注意してベーコン、たまねぎ、じゃがいもの順に入れて中火で炒める。しんなりしてきたら、チキンブイヨンを入れ、野菜がやわらくなるまで蓋をして煮る。チーズを入れるのは子どもの仕事。仕上げに塩、こしょうで味を整えるのは、やっぱり大人だね。念のため、断っておくけど、実際には、子どもの分担も私がやっていますよ。これは、あくまでも手順の紹介だということを、承知してもらいたいな。
 それより、気になったのが、こんなレシピが『アルプスの少女』に載っていたかしらという疑問。詳細は覚えていないにしろ、いくらなんでも断片だけでも頭の隅に引っ掛かっていそうなもんだけどな。そんな疑問を抱いたまま、試作品完成して、食べ終わって満足しながら読み返してみたら、P4~P5にある〈登場絵本一覧〉の片隅に、小さい字で「☆本書のレシピは、絵本を読んだ著者がオリジナルで考案したものであり、絵本に出てくるスープそのものではありません。」だってさ。
 つまり、すべてがオリジナル。でも、私自身、1冊も絵本では読んでいないんだから、単なるスープレシピ本とみなせばいいんじゃあない。くどいようだけど、簡単で、美味しいんだから。

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イベリコ豚でなくとも十分美味しい

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 何を隠そう、私は肉が好きだ(隠す必要はないネ)。その中でも、どちらかというと、豚肉を使った料理が好み。というのも、豚は当たり外れが少ないから。確かにブランドの牛肉は美味しい。でも、同じ値段だったら、断然、豚のほうが優れていると思うんだ。
 この本のいいところ(と、私が感じる)は、ほぼ料理のレシピだけに絞ってあること。コラムはあるけれど、それに割いてあるのは全部で6ページだけ。それ以外の150ページは目次と索引とレシピ。普通この手の、中心となる食材がある料理本はというと、その食材に関する栄養学的なうんちくがあっても不思議はないけれど、それがない。って、いまさら豚肉の解説はいらないからかな。そのため、レシピがてんこ盛り。サブタイトルの「食べたいおかずが必ず見つかる」は、看板に偽り無しといっていいね。
 《part.1 知りたい!豚肉定番人気おかず》、《part.2 ご飯に合うボリューム豚肉おかず》、《part.3 豚肉+野菜のヘルシーおかず》、《part.4 豚薄切り肉のお助けおかず》、《part.5 豚ひき肉の便利おかず》、《part.6 豚肉のひと皿ごはん》、目次にあるレシピの数は200前後。巻末には使っている食材別の索引がある。
 調理に要するおおよその時間と、1人前のカロリーも載っている(part.4には“お助け”だから、費用も)。多くて500kcal、ほとんどは300kcalくらい。主菜がこのくらいなのだから、よほどごはんを大盛りにしなければ、カロリー摂取過多にはならないと思う。
 ホイコーローといえば豚肉とキャベツの辛子味噌(豆板醤)炒めだけれど、この本で紹介しているのは、キャベツの代わりに白菜を使ったもの。白菜の軸だけをそぎ切りにして、まず透き通るほどゆでてざるにあげておく。後はキャベツを使うのと、準じた調理法。ゆでた白菜の甘みと豆板醤の辛味が引き立てあい、美味しかった。今の時期だと、「キャベツよりこっちのほうが」という感もあるかな。
 6つあるコラムのうち3つは、やはりレシピといえる。〈つくっておくと便利な常備菜〉と題して、「肉みそ」「豚肉のしぐれ煮」「ゆで豚のみそ漬け」を紹介して、例としてそれを使った料理が載っている。常備菜だから冷蔵庫で3、4日、冷凍庫で2週間ほど保存できると書いてあるから、「豚肉のしぐれ煮」をつくってみようっと。

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字が小さいから、年配者にはむかない

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本を開き「CONTENTS」を見て、盛り沢山なことに、まず驚いた。なにしろ、《クッキングの超基本7箇条をおさえよう!》から始まって、以下《5分でできる朝ごはん》、《簡単お弁当プラン》、《超基本の晩ごはん》、《みんなの簡単! かんたん! アイデア料理》、《驚異の電子レンジメニュー》、《とってもおいしい100円レシピ》、《食材使いきりリレークッキング》、《残りものでもう1品》、《ハッピーデザート&おつまみ》とくる。私の感じでは「100円レシピ」だけで、ほとんど1冊になると思うし、「電子レンジメニュー」もそう。「COOKING column」もある。それでいて定価が千円を切っているのだから、お買い得だろうね。
 もっともそれが見方によると、諸刃の剣になっている面も若干はあるかな。だって総ページ数は98ページ“しか”ないのに、レシピの数は217。最初の《クッキングの超基本7箇条をおさえよう!》と「COOKING column」には当然ながら、レシピは載っていないんだよ。つまり、レシピが1ページあたり2.5件、詰め込まれている計算になるね。そのため、活字が小さいんだ。「何ポイント」かは分からないけど、文庫本よりだいぶ小さい(確かめてみたら、それでも辞書よりは大きい−ホッ!)のだから、目の悪い人は覚悟が必要かな。それが唯一の欠点。
 《5分でできる朝ごはん》のうちで、「きんぴらパンケーキ」を作ってみた。市販のホットケーキミックスのなかに市販のきんぴらを細かく刻み、混ぜて焼く。それだけ。料理に自信がある人なら、どちらも「市販」ではなく「自家製」でもいい。でも、テストケースとして作ったというのと、私は朝ごはんの用意に時間をかけるのはイヤなので、市販を使った。きんぴらゴボウの食感がはっきりしていて、味は甘めで“面白い”。これも「アリ」なんだろう。
 巻末の「index」が親切。「料理名別」と「種類別」があるから、探しやすいね。

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土鍋は、鍋ものをやるときにだけ、引っ張り出すものではない。常時、使えるよ。

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 土鍋の特徴は、なかなか熱くならないけど、いざ熱くなればさめにくいこと。だから、実家では、もっぱらおでんや湯豆腐に利用していた。そのほか、ごはんを炊けるのも知ってはいたけど、一応、電気炊飯器があるから必要性を感じない。でも、それだけでしか使わないっていうのはもったいないというのが、この本のコンセプト。
 「土鍋で作るいつものおかず」はページ数の配分では1/5ほどで、順番も一番最後と虐げられている。でも、私がこの本を手に取った“動機”というのは、タイトルになっている「おかず」という言葉。だから、この本を開いて目次で真っ先にあるのが、いろいろな炊き込みご飯のレシピというのを見たときには、極端に言うと「羊頭狗肉」かなと感じたくらい。でもそうじゃあなかったんだなあ。「初心者版」ともあるように、まず基本から学べ、という姿勢だったんだね。ごはん→鍋もの→(韓国鍋)→いつものおかずという並びは、決して「おかず」を付け足しにしたんじゃあない。「取り(真打)」なんだから、最後に“出演”するのは必然なんだ。
 いちばん気にいったのは「野菜の蒸し煮」。キャベツ、にんじん、しめじ、なす、玉ねぎを水だけで蒸し煮にする。完成時に塩、コショウ、レモン汁、オリーブオイル、一味唐辛子などをかけまわして食べる。鍋ものはというと、主役を務めるのが、肉や魚など動物性たんぱく質。それが「野菜の蒸し煮」には入っていない。野菜のうまみ(甘み)だけで食べる。かさばる肉がない分、ビックリするほど量が食べられた。
 以前とは違って、土鍋が炒め物をできるように進化したらしい(セラミック加工?)。残念ながら、私のは古いタイプの土鍋だから、すき焼き、肉じゃがなど、この本に書いてあるように、肉を炒りつけ調理法でははできないけど、他の鍋(フライパン?)で別途炒めてあわせるといいと付記してある。肉じゃがを土鍋で作ったら、じゃがいもがほくほくして、おいしそうだね。今度、作ってみようっと。

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デトックスを目的にしなくても、簡単でおいしいレシピ

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 先日、コンビニに出かけたら、タイトルに「デトックス」と付いている本が、3点もあった。書店じゃあない。コンビニで3点だ。割とブームのようで、私にも言葉の雰囲気は伝わってくるけど、正確な意味がわからない。それで家に戻ってbk1で「デトックス」をキーワードに検索したら、なんとヒットしたのが25。もっとも大半が今年の刊行なら、「遅れてる〜」とがっかりすることもないか。それらの本の内容紹介から「デトックス」のスペルを推測して辞書で「detox」を見つけた。「解毒、浄化」−たぶんこれでよさそう。
 この本の魅力は、「レシピ」がメーンの売り物になっていること。ともすれば、著者が医者だと専門的なことを前に出したがる傾向があるね。それがこの本は、確かに専門的なことも言ってるけど、立場的には従。あくまでも主役はレシピだ。そのレシピを実践すれば、自動的にデトックスが叶うというのだから、本当だったら(うそと言ってるのではありませんよ。現在のところ真偽を判断する材料がないだけ…)こんなにいいことはない。
 「からだから毒を抜く、食べ物の4つの働きと成分。」、それは「1 血液中の毒をキレートする」、「2 腸内で毒を吸着して排出する」、「3 肝臓の解毒作用を強くする」、「4 体内の活性酸素を除去する」だ。それらに役立つ食材名が挙げてあるけど、どうせレシピに従うのだから覚えることないか。それより、その次のページに書いてある、「デトックスクッキングの、5つの約束ごと。」のほうが、大事そう。素材、水、下ごしらえ、だしと調味料、ごはんの5つについてだ。“5つの約束ごと”が守られているのが前提で、レシピは作られている。だからレシピそのものには特別な調理法は必要がない。
 残念ながらなのか、幸いなのか、実は差し迫って真剣にデトックスをしなければ、ということがない(と思う)。だから、正直にいって、効果があったのかどうかはわからない。でも、これだけは言える。試しに作ってみたレシピは、どれもおいしかったよ!

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乾物は保存もきくし、栄養も十分

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 乾物屋さん-母の話で聞いたことあるけど、私自身は見たことはない。もっとも、八百屋さんや魚屋さんですら、少なくなったんだから、それより“マイナー”な感のある、乾物専門の小売店は、絶滅したのかしら。いまでは、乾物を見つけようと思ったら、デパートやスーパーの動線に外れたところにあるだけじゃないかな。そんなに、ひどい扱いを受けているくらいから、みんな食べないのかと思ったら、さにあらず。箸休めとして、案外、需要があるみたい。コンビニに行くと、1食分の「切干し大根煮」やら、「ひじき煮」が売っているよね。コンビニはシビアだから、一定以上の売れ行きがないものはすぐに打ち切りにしちゃうけど、だいぶ前から売っていて、未だに続いているんだから、売れているんでしょうね。

 乾物とは、保存性や食味の向上を目的として水分を抜き乾燥させた食品のこと。だから、中華のいわゆる俵物三品(ふかひれ、干しアワビ、干しなまこ)もそうだけど、いくらなんでも自分の家でふかひれ料理を作る人がいるとは思えない。この本では、スーパーで売っている《切干し大根・レシピ数25》《ひじき・21》《麩・19》《高野豆腐・16》《大豆・13》《小豆・10》《干ししいたけ・10》《昆布・3》の8種類を取り上げている。
 保存のために水分を抜いたんだから、常識的には“もどす”ための工程が必要のはずだけど、奥薗流は原則的にそれを省く。さすがに「豆」はひと手間必要だけど、一晩水に浸す必要はないし、長時間、調理台にしばりつけられなくてもよい方策が載っている。

 〈豚肉と切干し大根の炒め物〉を作ってみた。豚肉は細切りにして、しょうゆをもみ込んで下味をつける。切干し大根は、サッと水で洗って、キッチンばさみで食べやすい大きさに。フライパンにごま油を入れて、ピーマンの細切りを炒め、取りだす。あいたフライパンに、ごま油を足して豚肉を炒めて、あらかた火が通ったら切干し大根を加えて、さらに炒める。フライパンに水を注いで、蓋をして、弱火で煮る。切干し大根が好みの柔らかさになったら、オイスターソースで味を調え、ピーマンを戻し入れて、混ぜたら出来上がり。
 一見して、中華料理の「青椒肉絲(チンジャオロース)」のよう。あちらの筍の水煮が、切干し大根にとってかわっただけで、豚肉とピーマンと味付け(オイスターソース)は、同じだから“むべなるかな”。ただし、食感はだいぶ違う。サーっと炒めるチンジャオロースに対して、こっちは、煮ちゃうからね。

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「鍋」がおいしい季節になりました。

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 13日に帯広では、初氷、初霜が観測されたんだって。東京の日中温度はまだ20℃前後だけど、しまってある鍋もの用の鍋を出さなきゃ。

 第1章 人気のお楽しみ鍋(10レシピ)
 第2章 和風鍋(20)
 第3章 ふるさと鍋(12)
 第4章 アジアン・洋風鍋(16)
 第5章 シンプル小鍋(12)

 表紙には「たっぷり73レシピ」と書いてあるのだから、数が合わないと思ったら、番外のコラムで〈おでん紀行〉として、3レシピ有る。それを加えれば帳尻が合うんだね。それだけじゃあない。“箸休め”も、10品ほど載っている。もっとも、これは員数外。きっと「鍋」じゃあないからだろうね。おまけと思えば得した気分。
 第1~3章に載っている「鍋」は、おおむね知っているものばかり。食べたことがなくても、名前は聞いたことはあるはず。おおまかなレシピを記せば「1)出汁をとる。2)具を準備する。3)鍋を作る」。出汁をひく必要がないのもあるから、それは2段階で完了。後は食べるだけですね。そこで、問題です。「鍋」の具をたいらげたら、その後はどうしたらいいでしょう。かなりの人が“シメ”のご飯と答えるのかな。安心? してください。ほぼ1/3に当たる23レシピに、《シメはコレ!》という小コラムが付いているんです。
 例えば<山海寄せ鍋>だったら「アツアツの煮汁をかけて焼きおにぎり茶漬けに」、<かきの土手鍋>は「残った煮汁でみそ煮込みうどんに」、はたまた<豚キムチ鍋>では「キムチとたらこの相性バッチリおじや」という具合。唯一の変わり種、《シメはコレ!》でなくて《翌日はコレ!》という<豆乳鍋>、「豆乳鍋がドリアに大変身」もある。

 正直に言っちゃいましょう。第1~4章までの「鍋」は、まだ試作していません。だって、「鍋」にするほど、今のところ人が集まらないから。そうなるとレシピは4人前なので、一人では食べきれないよね~。その点、第5章は“小鍋(2人前)”なので、一人で食べきれる可能性もあるし、残ったとしても翌日には片付く。というわけで<常夜鍋>を最初に試作しました。
 スーパーで買ってきたのは、豚バラ肉薄切り200g(パック入りなので、実際は214g)、ほうれん草1把、もやし1袋、具はそれだけ。作る手順は前記のとおり。“一人鍋”はなんだか虚しい気もするけど、それを上回る美味しさ。「常夜鍋」と名付けられたのは、毎日食べても飽きない美味しさだから、というけど、それも納得だ。でも、この本のタイトルは『具だくさん-』なんだけど、「たくさん」というのは「具」の「量」か「点数」か、どっちかなあ。「点数」だとこの章は「看板に偽り有り」と言われそうだね。そうはしないためにも、大勢で囲む第1~4章の「鍋」を、近いうちに必ず試さなくっちゃ!

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